今年も日本赤十字社<水上安全法救助員Ⅱ>の講習会に参加させていただきました!
場所は千葉県富津岬
県のキャラクター:チーバくんでは隠蔽された(?)秘所。
2泊3日の泊まり込み。
1日目は指導員が集まっての練習会&翌日からの講習内容の確認
2〜3日目は受講者の方々を迎えての講習会です。
気温が37℃が続いたり、台風がポコポコ発生したりと天候不安ではありましたが好天に恵まれ天候も海の様子もグッドコンディション!!
良い環境での講習会になったのではないかと思います。
講習内容としては『事故の予防』&『事故が発生してしまった時に何ができるのか』『要救助者の救助方法』等々を海や川沼などの自然水域に特化して座学と実技を行います。
最終日には筆記&実技の検定を行い合格すると『水上安全法救助員Ⅱ』という資格を得ることができます。
普段触れることが少ないであろう『レスキューチューブ』や『レスキューボード』『スノーケル・マスク・フィン』を使用しての救助法を学び習得します。
※これを受講するには事前に一次救命処置を学ぶ『救急法基礎講習:1日』とプール等での救助を学ぶ『水上安全法救助員Ⅰ:3日』を受講し合格しないとなりません。
講習日の前日から同宿に宿泊している指導員数名。早朝5時からの義務ではない朝RUNもサラッと集まるところが素晴らしい。
富津岬先端で折り返し〜会場の状況を確認(約7km)
旅先での旅RUNはその土地散策が面白いものです
中の島展望台(富津元洲堡塁砲台跡)は元々敵国から東京湾を守る為の砲台が鎮座した場所であり日本守護の要の場所だったそうです。
途中見つけた貴布禰神社。周辺には小規模ながらたくさんの神社が密集していまして、漁港街らしく魚の供養塔があったり
砲弾を模した?(本物??)の塔があったり
なかなか興味深い神社であります。
朝から軽く体を動かしてスタートした講習2日間。
みなさん大きな怪我もなく真剣に取り組んでいただけました。
今回は幕張の仲間”クボちゃん”も参加してくれましたよ!
春からの特訓&講習お疲れ様でした。
さて合否はいかに(笑)
これからの日常生活でも様々な視点でノアソビを楽しんでいただけたらと思います♪
そして『もしも!』に遭遇した際には是非安全に留意して陣頭指揮をとって頂けたら幸いです。
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こんなことを書いているうちにジブンの始まりは何処だったかなあ〜なんて思って調べてみた。
記録を辿れば自然水域で『野生のイルカと泳げる日』としてイルカと泳いだりノアソビしたりする企画を始めたのが2006年の春。
それまでのアウトドア経験と小学校から続けていた水泳の泳力を頼りに同行した皆さんに楽しんでもらうことに努めていた頃。
数シーズンが経ち、同行メンバーも多様化。
それまで直接のお店のお客さんだけだった参加者もリピーターの方々がお友達を連れて来てくださるようになってきました。
ありがたいことです。
と同時に、初めてお会いする方も増えたことでお互いを深く知り合う前に旅が始まり進んでいくこともしばしば。
どのような性格で、どのくらい泳力があって、どのようなクセがあるか。。。
その頃には旅の回数も10数回と経験を重ね『楽しい!』と『少し危険なところもあるな。。。』『もし。。。』なんてことが脳裏を過る。
2009年。『もし事故が起こった時に自分がやらなければならないこと!』を考えて<日本赤十字社:救急法救助員>の講習を4日間で受講したのが赤十字との出会いでした。
その後『水上安全法』も受講。救助員資格を取得後も何度か繰り返し再受講して学びを深くしていく一方で事故のコト、水のコト知れば知るほど自分の知らないコトがあ多すぎて『もし。もし。もし。。。』が増えていく。
イルカ企画の回数も行けば行くほど、泳げば泳ぐほど『もし。もし。もし。。。』色々なことに気付いてくる。
幸いに同行者に大きな事故や怪我はありません。
しかし経験した13シーズンの間に同水域におけるイルカスイムで2名の方がお亡くなりになりました。
内1回は同日程、見えるほどの距離で起こった事故。
もし近くに自分にもう少し知識と経験と技術があったなら。。。
そんなことを今考えても仕方のないし何もできなかったかもしれないのだけれど、それをきっかけにより高い技術と知識を得るために目指した指導員資格。
幸運にも同僚指導員には自衛隊・消防署・警察の方や医者・看護師の方々や様々な現場で働く猛者も多く、赤十字以外の教本では学べない知識&技術、経験をも共有してくださいます。
これからも多くの方に『水の楽しさ』『イルカと泳ぐことの楽しさ』を安全に、安心感を持っていただけるように日々勉強であり鍛錬したいと再確認いたしました!
< Safe & Enjoy!! >
追伸:日焼けで頭の皮が剥けてきました。坊主の方は夏場の太陽の下では帽子をお忘れなく。