芋洗坂

芋洗坂よりパンチが好き♪
ちょっと、「芋洗坂」についてbookclovercamera
六本木の芋洗坂六本木交差点から麻布十番方面へと下る坂で今も多くの人が利用している、というより東京で最もにぎやかな場所のひとつと言っていい。しかし尾張屋版の切絵図、すなわち江戸も終わり近くなっても、江戸の境を表す朱引のすぐ近くに位置している。かろうじて「江戸のうち」といったところである。いまに残る狸穴(まみあな)の地名を見てもわかるように草深い所で、ひっそりと稲荷神社が建つにはふさわしい場所ではある。だが、文政年間(19世紀前半)に幕府が江戸市内各町の名主に提出させた「町方書上」を見る限りでは一口とも稲荷とも関係がない。麻布編の記述を要約すると「大久保加賀守の屋敷と北日下窪町とに挟まれた往還坂を俗に芋洗坂と読んでおります。これはここに前栽問屋(青物問屋)が多くあるためと伝えられております」。

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