自問自答
2008年4月18日
仕事柄、電車に乗る機会があまりないのだが、ある日の出来事をお話しよう。
電車の席の話
私が、席に座ろうとしたら、私を飛ばして実年の紳士が、なんと、持参の紙袋を、すばやく置いた。
目を瞠る私に、
「連れがくるんだ」と、睨む。
唖然とする私を無視して、
「早く!!、早く!!」と、奥さんらしき婦人を手招く。
人のよさそうな婦人が、掻き分けやって来た。
手柄顔に袋を取って、席に招き寄せる。
ところが、思いがけぬことがおこった。
席の前まで来た、その婦人は、席を確保してくれたその紳士に、目をむいて、
「そんなこと、しなくていいの!!」
と、強くたしなめた。瞬間、当の紳士は、鳩が豆鉄砲を喰らったような表情になって、口をポカンと開けた。
二人のコントラスさが、あまりにも、ユーモラスに感じたので、私は、すっかり、不愉快さが吹っ飛ばされた。
が、その後がまた傑作なので…
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