静かな貯木場

新木場をちょっと歩いてきました。
京葉線と有楽町線、りんかい線の3線が交差する主要地であり、今後のさらなる発展も期待されるウォーターフロントです。
もともとは、深川から移転した木材業の町だったのですが、いまは大型トラックが行き交う流通の基地になっています。この変化の象徴が、閑散とした広大な貯木場の存在です。

【写真5】新木場の貯木場
手前は運河で、少しなかに入ると柵が見えます。その先が貯木場で、南北2面あります。しかしいま、ここに停留されるはずの原木の姿はありません。
新木場が製材業の拠点として栄えたころの話です。東南アジアや北米などから、たくさんの原木が運び込まれ、この水面はその原木でびっしりと埋まっていたといいます。しかし、その後、原産国の原木輸出の禁止や問屋を仲介しない流通が広まると、新木場の製材業は急速に勢いを失くしていきます。
きょうは、この変化の象徴、新木場の貯木場を横目に見ながら、ちょっと感傷にひたり、数えた歩数は10000歩を超えました。

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