新たなトラブルPC

セキュリティソフトのインストール時に起きたトラブル――。
朝10時ごろ突然、ネットPCをもった女性が訪ねてきました。
「パソコンが動かなくなって困っています」
と。この女性は以前にも訪ねてこられたことのある方で、今回は新しいPCでのトラブルということでした。
午前中は、ほかの仕事で動けなかったので、昼過ぎに先方の家で対応させていただきました。
たしかに動かない――ハングアップ(フリーズ)の状態。
お話を聞くと、セキュリティソフトのインストール時に動かなくなり、強制的に電源オフにしたら、こうなった――といいます。もうひとつ確認すると、そのセキュリティソフトを入れる前に別のセキュリティソフトが動いていて、そのソフトはアンインストールしてない――と。原因はこれだな・・・。
通常モードではアプリケーションが使えないので、Windowsをセーフモードで起動。これが機能すれば問題解決の糸口が見えます。強制終了で傷んだレジストリファイルも修復できるか・・・うまく起動。
そこでまず、あとから入れたセキュリティソフトを外し、ついで通常モードでWindowsを再起動。幸いにPCは、この段階でトラブル前の状態に戻っていました。アプリケーションが動けば、あとは簡単。さっそく、前のセキュリティソフトをアンインストール。つづいて、新しいセキュリティソフトのインストール――とつづけ、対応はスムーズに進みました。
セキュリティソフトではよくあるトラブルなんですね。最近は、PCに別のセキュリティソフトが入っていると、それをアンインストールするまで、あとから入れるセキュリティソフトはインストールできないものもあります。でも、きょうのセキュリティソフトは警告は発していたようなのですが、フリーズするまでインストールと設定を進めさせてしまうつくりになっていたのです。
これでは、一般ユーザーには不親切だなという印象のソフトでした。
30年前、わたしもほんの少しプログラムづくりにかかわった経験があります。そのとき教えられたのは、本来の処理だけでなく、マン・マシン・インタフェース部分にも同じぐらい気を遣えということでした。先に行って困ることは、トラブルを起こす前に止める仕組みにしておくというのは基本だったと思います。今回のソフトがフリーズするような状態にあまり頓着しなかったのは、どういうことだったのでしょうか。ちょっと首をかしげてしまいます。使うのは一般ユーザーで、たとえシステム管理者権限でのインストール許可であっても、実際にはシステム管理者ではありませんからね。
でもまぁ、後遺症なくトラブルが解決しましたので、万々歳でしょうか。

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