アーカイブ | 11月 2010

西岡交渉権獲得のツインズ 入札額は4億2千万円か


西岡交渉権獲得のツインズ 入札額は4億2千万円か
 米大リーグ機構は26日、ポスティングシステム(入札制度)での米大リーグ入りを目指しているプロ野球ロッテの西岡剛内野手(26)の独占交渉権をツインズが獲得したと発表した。
 ロッテは入札額受諾を日本野球機構を通じて大リーグ機構に伝えていたが、球団名は明らかにされていなかった。30日間の独占交渉権を得たツインズは「交渉が終了するまでコメントは差し控える」との声明を発表した。地元紙(電子版)などの米メディアの報道によると、入札金額は500万ドル(約4億2千万円)程度とみられる。
 ミネソタ州ミネアポリスに本拠地を置くツインズはア・リーグ中地区に所属。今季は94勝68敗で地区2連覇を飾るなど、最近9年間で6度の地区優勝を果たしている。ツインズには2003年に巨人のマイケル中村投手が在籍した。
 西岡は今季、首位打者(3割4分6厘)と最多安打(206安打)のタイトルを獲得。ロッテの5年ぶりの日本シリーズ制覇に大きく貢献した。

11/21(日)優勝パレード&報告会開催!!

11/21(日)優勝パレード&報告会開催!!
千葉ロッテマリーンズの日本シリーズ制覇を記念して
ことしのプロ野球の発展に貢献した監督や選手に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が15日、東京都内で開かれ、ロッテをパ・リーグ3位から日本一に導いた西村徳文監督(50)が選ばれた。選手時代を含めて初めての受賞。賞金は500万円。
 ロッテからは前任のバレンタイン監督以来、5年ぶり。座長の王貞治氏は「フルに戦力を生かし、3位から勝ち上がって素晴らしい戦いをした。ファンにもこういうこともあるんだと思わせた」などと選考理由を説明。ロッテの主将を務め、206安打で首位打者になった西岡剛内野手も候補に挙がったが、満場一致で西村監督に決まった。
 王氏のほか、杉下茂、中西太、山本浩二(以上野球解説者)、田口雅雄(野球ジャーナリスト)の4氏が選考委員を務めた。

ロッテ;最終戦勝利

今江選手ホームラン
最終回は満を持して守護神・小林宏が登場! 最後は見逃し三振に切って取るなど危なげない投球で無失点。日本シリーズで大活躍の清田が先制打を放てば、日本シリーズMVPの今江も貴重な追加点となるホームラン。投手陣も3回以降ヒットを許さない完璧な投手リレーを見せる、盤石の試合運びを見せました! 日本一をつかんだ「和」の力はこの試合でも発揮され、今年の最終戦を勝利で飾るとともに、見事日韓王者の座をつかみました!!(優勝パレードは、11月21日の予定です。)

■「和」の力、歓喜の舞い

【プロ野球】日本シリーズ・第7戦 西村ロッテ、新伝説
2010年11月8日(月)08:00

(産経新聞)
 ■「和」の力、歓喜の舞い
 クライマックスシリーズ(CS)に始まった短期決戦を三たび勝ち抜き、「下克上」を完成させた。ロッテの西村監督がゆっくりと歓喜の輪に交じり、3度、宙に舞った。「最高です」。史上初の3位からの日本一。監督就任1年目で頂点へと駆け上がった。ロッテ一筋29年。「誰にも負けない」と自負するチーム愛が、シリーズ制覇に結実した。
 バレンタイン前監督のもとでばらばらだったチームを一つにすることが初仕事だった。「個々の能力はすごいのに。2年連続Bクラスのチームを、自分の手で強くしたい思いがあった」。ヘッドコーチの立場で感じた歯がゆい思いを、スローガンの「和」に込めた。
 原点は宮崎県立福島高時代にある。「すごく田舎の高校でね。個々の力はない。でもチームワークは負けなかった」。赤点を取ると校則で試合出場が許可されない進学校。学業と両立させ、2年時に甲子園の土を踏んだ。「チームワークで甲子園に行けたという思いがずっとあった」
 現役時代は「厳しい人」で知られた。礼儀を知らない選手は怒鳴りつけた。だが、監督就任後は「1軍は大人の集団」と選手を尊重し、対話を重ねた。サブローは「普通は選手が監督に意見すると『文句言うならやめろ』といわれる。でも監督は話を聞いてくれてやりやすかった」と話す。
 スローガンの「和」の通り、自慢のマリンガン打線は今シリーズでもつながった。この日は2死から6点をもぎ取り、最大4点あった差をひっくり返した。強打の根底には「詰まったヒットでも良い」という金森打撃コーチの教えがある。手元でとらえた方が強い打球が打てるからだ。「気持ちにゆとりができる」と今江。引きつけて振り抜く迷いないスイングで、阪神、巨人を封じてきた中日投手陣を粉砕した。
 「いろんなアドバイスをもらった。何かある度に相談できる人」と尊敬するロッテ時代の先輩、落合監督との対決を制した。「全員が一つになっていた。選手だけではなく、スタッフ、コーチ、そしてファンと一つになって戦うことができた」。ぎすぎすしていた1年前とは劇的に変わったチームの雰囲気。信念の「和」で頂点をつかみとった指揮官の胸を、万感の思いが駆け抜けた。(神田さやか)