楽天、マー君の120球熱投実らず引き分け
サンケイスポーツ 5月13日(金)22時10分配信
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7回を終え、悔しそうな表情で引き上げる楽天・田中=QVCマリン(写真:サンケイスポーツ)
(パ・リーグ、ロッテ1-1楽天=延長12回規定により引き分け、4回戦、楽天2勝1敗1分、13日、QVCマリン)楽天とロッテの投手戦は引き分けに終わった。楽天の先発・田中は10回4安打1失点と好投したが勝敗はつかず。ロッテ・成瀬は完封目前の九回一死に山崎に同点弾を浴びた。
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マウンドの立ち姿には鬼気迫る闘争オーラが漂っていた。140キロ後半のツーシームで内角をえぐり、143キロの高速フォークでロッテ打線をほんろうした。六回まで無安打、7奪三振。史上85人目のノーヒッターの大記録も見えていた。しかし七回、楽天・田中に落とし穴がポッカリ口をあけて待っていた。
一死後、荻野貴の中前打で偉業を破られ、二盗も決められた直後の一死二塁で井口にも右前打を浴びた。本塁を突いた二走の荻野貴を右翼・鉄平がレーザービームで刺したが、続く二死二塁で金泰均に右中間適時二塁打を被弾。先制点を奪われた田中がマウンドでうつむいた。
九回に山崎のソロが飛び出し、同点に追いつくと、田中は10回を120球、11奪三振と粘りの投球を見せた。しかし、打線にあと一本が出ない。十一回にも2安打を放ったが得点できなかった。