平田2戦連続サヨナラ弾「違う歓声を感じた」
スポニチアネックス 6月6日(月)7時3分配信
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<中日・ロッテ>9回、平田(右)は連日のサヨナラ本塁打を放ち、荒木とハイタッチ
◇交流戦 中日1-0ロッテ(2011年6月5日 ナゴヤD)
平田のために整えられた舞台だった。0―0の9回2死走者なし。中日の背番号40が打席に向かうと、ナゴヤドームは大歓声に包まれた。前夜の西武戦で延長11回にサヨナラ弾を放った男に、同じエンディングを期待した。
ロッテの金泰均が逆転3ラン「ホームランしか考えていなかった」
産経新聞 6月4日(土)22時7分配信
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横浜-ロッテ 9回、ロッテ・金泰均(キム・テギュン)が逆転の3点本塁打=4日、横浜スタジアム(撮影・財満朝則)(写真:産経新聞)
(交流戦、横浜5-6ロッテ、4回戦、横浜2勝1敗1分、4日、横浜)本塁打を期待する質問の答えはいつも決まっている。「自分はホームランバッターではない。安打でつないでチームに貢献したい」。大砲に見られがちだが「つなぎの打撃」がロッテの金泰均のポリシーでもある。
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だが、この日の最後の打席は違った。2点リードされ迎えた九回2死一、二塁。「ホームランしか考えていなかった」。一発が出れば逆転。あえて狙った。横浜の山口の高めに抜けたフォークボールをとらえた。打球は大きな放物線を描き、右翼席へと消えた。
今季は打撃不振に苦しんだ。5月19日に右手首捻挫で2軍落ち。まだ「9割程度」の回復だが故障者続出のチーム状況もあり、前日に復帰。4番を任された。前日は1安打したが、八回の好機に遊ゴロに倒れた。試合後、西村監督から「中途半端な打撃はやめてくれ」と厳しい言葉を伝えられた。2009年のWBCで4番を務めた韓国の主砲に期するものがあったはずだ。
チームの連敗は4でストップ。「開幕から悔しい思いをしてきた。調子を上げていきたい」。信念を曲げて放った待望の今季1号。最下位の危機も阻んだ起死回生の一発だった。(寅さん~頑張れ)