ロンドン五輪閉幕、日本のメダル総数過去最多
IOCのジャック・ロゲ会長(左)から渡された五輪旗を振る次回開催地・リオデジャネイロのパエス市長
サンバの踊りとともに登場したリオ五輪のロゴマーク(12日午後11時37分、五輪スタジアムで)
第30回夏季五輪ロンドン大会は12日、ロンドン市内の五輪スタジアムで閉会式が行われ、17日間にわたる熱戦の幕を下ろした。
史上最多となる3度目の開催となったロンドン大会には、204の国・地域の代表と、個人資格で参加した選手が26競技、302種目で熱戦を繰り広げた。参加した国・地域すべてが女子選手を派遣し、26競技すべてで女子種目が実施される画期的な大会だった。
日本は金7、銀14、銅17個、合計38個のメダルを獲得し、メダル総数では2004年アテネ大会の37個を上回り、過去最多を記録した。金メダル数では前回北京大会の9個を下回り、金メダル獲得数の国別順位は11位で、目標とした5位以内に届かなかった。
大会中、柔道、ボクシングなどで「誤審」騒ぎが発生。バドミントン競技では、わざと負ける行為をしたとして、3か国の8選手が失格となる問題も起きたが、心配されたテロなどの影響はなく、大会は滞りなく進行した。
閉会式では、レスリング女子55キロ級で五輪3連覇を果たした吉田沙保里(ALSOK)を旗手に、日本選手団が入場。英国を代表する歌手らが登場して盛り上げた。
次回の16年はブラジルのリオデジャネイロで開催され、ラグビー(7人制)とゴルフを加えた28競技が行われる。