(第23作)翔んでる寅次郎

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(桃井かおり); 桃井かおりほど、マドンナが似合わない女優もいないだろう。 このキャスティングの時点で負けであるが、
「男はつらいよ」の並々ならぬ底力は、 それを様々なエピソードと作劇術を駆使して補強し、作品のレベルをかつがつ及第点にまで上げてしまったことでも分かる。
序盤と結尾で顔を出す湯原昌幸がかわいい。

(第22作)噂の寅次郎

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大原麗子); 志村喬演じる博の父は、寅さんシリーズに登場する度に印象的なシーンを見せてくれますが、
今回の、旅の途中の宿で人生の無常を「今昔物語」の一話で語るシーンもとても良かったです。
泉ピン子は出番が3回しか無かったものの、とらやを訪ねて来るシーンには爆笑!一方、大原麗子は引越しのとき、
鞄に入っていた下着をひっくり返して恥ずかしがるシーンがかわいかったです

(第21作)わが道をゆく

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(木の実ナナ); レビューに失恋三連発男に、寅の発作的な改心、寅の恋愛話と盛りだくさんの内容で、楽しい。
シリーズ中でも指折りの大作といえるのではないか。 茶の間でとらやのみんながそれぞれの抱いていた夢を語るところや、
レビューが終わって誰もいない観客席で放心して座っている寅と武田鉄矢など、印象に残るシーンも多い。
しかし、木の実ナナに迫られると怖いと思うのは私だけだろうか?人気シリーズ「男はつらいよ」の第21弾。
さくらの幼馴染みである踊子・奈々子に夢中になった寅次郎は、浅草国際劇場へ通い詰める。
そんな折、九州で知り合った青年が寅を頼って上京してくる。

(第20作)寅次郎頑張れ

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(藤村志保);今年はマジメにやるぜ、なあ、さくら!寅さん20作目の大奮闘! 中村雅俊と大竹しのぶが出演していますが、若くて初々しいのに好感が持てます。 二人を結びつけようと寅さんが指南するが矢張り裏目に! 奥手の中村雅俊が昭和50年台初頭の純朴青年をよく体現しています。 二人が動物園でデートするシーンは実に微笑ましいです。 もう一つ目立たない作品ですが、私は好きです。 そして中村さん、大竹さんともに現在も活躍しているので、やはり山田監督は 見る目がありますね。

(第19作)寅次郎と殿様

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(真野饗子); ボケ老人と紙一重の殿様を大真面目に演じる嵐寛寿郎のおかしさ(亡くなる3年前の作品です!)と、
表向きは従順だが、裏では要領良く立ち回っているであろうと思われる執事吉田の三木のり平の怪演で、
マドンナの真野響子がすっかり霞んでしまった作品ですが、楽しめます。 夢のシーンは、嵐寛に因んで鞍馬天狗!吉田義夫の新撰組との対決です。