三井さんの絵と言葉

額入りの絵を、三重から送っていただきました。
いよいよ展示が近くなってきました。

三井さんの絵は、不思議な魅力にあふれています。
私のかってな私見ですが、
パワーのある、大らかな大胆な面と、
繊細で傷つきやすい多少神経症な面と、
両面がせめぎあって、微妙なバランスで保たれているように感じます。
自分でも言っていました。
「絵が細長い時期と、丸っこくなる時期とあるのよねえ」、、、と。
初期の頃は、細長めの絵で、
後半にかけては、仕事で子供の絵本をかいていたのも
あるでしょうが、丸っこい絵に、、
若いころの版画
でも、どれを見ても、三井さん以外の何ものでもないところが
スゴイ、と思います。
それは日常、暮らしでもそうです。
ほわん、、とおだやかでやさしい面と、
繊細で、鋭い面とあり、好き嫌いもはっきりしていました。
部屋の中も、三井さんの世界、そのものでした。
色んな気に入ったものを集めて、
自分流にアレンジして、
全てを三井さんの世界に変えてしまうのです。
ちょっと不思議な、繊細で、おおらかな、
三井さんの世界です。

彼女がよく言っていたのは、
「アーティストではなく、職人が好き」、、ということです。
これは、ものを描くことへの謙虚さの現れだと思います。
そういう気持ちがあるところが、
三井さんの魅力でもあるなあ、、と。
皆様も、それぞれ色んな思い出があることと思います。
じっくり絵をみて、彼女と対話していただけたら、、、と思います。

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