会社名 | 株式会社フォルム | |
電話番号 | 043-306-1511 | |
所在地 | 千葉県千葉市美浜区中瀬2-6-1WBGマリブイースト20階 | |
ホームページ | http://www.form.co.jp/ | |
事業内容 | プロダクトデザイン、また、それに関連したモノやコトの研究開発・設計・試作・商品企画 先行開発デザイン上のコンサルタント業務、金型、成形、生産、販売に関するコンサルタント業務 |
松本社長が社長として心がけている事を教えてください。
全てにおいてトップを目指すということです。トップを目指さない者は2位にも3位にもなれないという思いを持っています。オリンピック選手もそうですが、2位で良いと思っている人は2位にもなれませんし、代表にもなれませんよね。また、生命は皆しのぎを削って生きていき、2番目で良いということで生き残った者はおりません。
常に最善を尽くす、トップを目指すということを大切にしています。
御社のロゴの色、ロゴをシンプルに“FORM”にした理由や由来を教えてください。
ロゴの色はレッドに近い、ちょっとオレンジかかった色。私が、大学時代から心を震わせるこの色が非常に好きで、アメリカにアートセンター・カレッジ・オブ・デザイン(英語: Art Center College of Design, Art Center)という、世界的に有名な私立美術大学があり、そこの学長室のドアがオレンジだったということが大きく影響しています。
そして市川にあるオフィスのドアもこのビビットな赤に近いオレンジで、当然、自宅の自分の部屋のドアもオレンジです。(笑)40数年、ずっとこの色に思い入れがあり、この色にしました。
ロゴの文字はアルファベットですが、英語読みではなく、ドイツ語読みをします。英語読みだと「フォーム」ですが、ドイツ語だと「フォルム」と読みます。また、フォルムというのは、「カタチ」という意味なのですが、私達の仕事の「デザイン」は「カタチ」や「色」だけでないということをいつも言っていて、カタチというのは、内側から形成されるものであって、外側からかぶせるものではないと思っています。コンセプトを固め、しっかりとしたカタチを作り上げながら造形が出来る。人間もそうですが、骨格があるからカタチができるのと一緒ですね。カタチはカタチでも、『内なるカタチ』、そんな思いから、FORMという社名にしました。
松本社長がアイディアを生み出す時など、決まった場所やシチュエーションはありますか。
アイディアや考えは、時や場所を選ばず、人と会って話したり、打合せをしている時にビビッと繋がり、生まれてきます。アイディアは、パッと閃いたりするものではなく、日々の積み重ねから生まれてくるものです。日頃より、新聞や雑誌、ニュース等アンテナを張り巡らせ、頭の中の引き出しに沢山ストックしておき、必要なものを複数取り出して活用しています。
私たちの考えるデザインは、市場をどう作るのか、事業としてどのようにしていくのかということを常に考えています。そして、実現させるために、行動することや問題を解決することがデザインだと思っております。
子供達の教育ですね。
地域開発は、長期的に取り組むことが重要です。そのためには、今だけでなく将来この地域活性化に携わる人(現在の子供達)を育てていくことが必要です。
私は、5つの大学で教えていますが、大学からでは間に合わないと感じ、もっと小さな子供達の教育に取り組んでいます。今の子供達は物や情報が豊かであるが、出来上がったものでしか遊んでいない。手を動かしてモノを作るということが少なくなっていると思います。しかし、モノづくりを体験させると、素晴らしい発想力を発揮するのです。私は、千葉市教育委員会と子供たちのワークショップを企画・開催していますが、小学3年生でも大学生以上の発想力で素晴らしい作品に驚かされることがあります。そのような経験をした子供達が15年後に社会に出て、地域活性化に貢献してくれることを期待しています。
また、千葉市の図書館と共同開催し、より本に親しんでもらおうと、絵本の読み聞かせも企画・運営しています。絵本の朗読だけではなく、工作やゲーム、楽器とのコラボ等、子供から大人まで楽しめる企画で、多くの方が参加し、毎年好評を頂いております。このような子供たちの成長が地域活性化の原動力になると思います。
幕張のお勧めスポットを教えてください。
お勧めスポットは当然『海』ですね。幕張の浜は、日本一長い人口海岸で、富士山と夕陽を同時に楽しむことが出来る素晴らしい場所です。
松本社長にとって幕張はどんな街ですか。また今後どの様な街にしたいですか?
景観資源に恵まれ、可能性に満ちた街です。
幕張は日本の中では比較的新しい街で、住民・自治体・企業の立場の違う3者が、協力し合いながら長期的に街を作りあげていく必要があると思います。
また、幕張は、海辺の街でありながら海を感じることができていません。働く人も、住んでいる人も、そして幕張に遊びに来た人もみんなで海を楽しめるような街にしていきたいです。
駅からウッドデッキが続き、のんびり歩いていくと海と共に夕日の富士山が見える、海辺には音楽が流れ、おしゃれなレストランで食事ができる。大人も子供も浜辺で遊ぶことができれば、最高ではないでしょうか?持てる景観資源を最大限活用し、子供達が誇れる街にするにはどうしたらいいのかを考えていくことが大切だと思います。
ビィー・トランセホールディングス株式会社 吉田社長とのつながりを教えてください。
弊社が海浜幕張のWBGに引っ越してきたのが、今から8年前。それからしばらくして、美浜の倫理法人会で吉田さん(第81回インタビ
ュー)とお会いしました。その後、WBGビルの35階のラウンジで吉田さん、寒竹さん(第80回インタビュー)と3人で食事をしながら、幕張の真っ暗で誰もいない海辺を見て、「これはもったいない!」「何とかしなくては!」と話をしたのが始まりです。
また、弊社が企画運営している「絵本の音楽会」に毎回協賛していただいたり、弊社の社員研修ではビィー・トランセホールディングス株式会社のあすか交通さんのバスを利用させていただいたりしています。
次にご紹介頂く社長 『株式会社グリーンタワー 代表取締役社長 林 威樹 様』の「ここがすごい!ここが魅力!」を教えてください。
林社長の「ホテルグリーンタワー幕張」は海浜幕張にあるホテルで、今年の6月に創業25周年を迎えます。観光施設のキーとなる宿泊施設として、幕張のおもてなしの一角を担っています。真面目で誠実なお人柄、そして様々な活動に参加する行動力を兼ね備えている方です。
幕張の地域活性化に向けて一緒に活動している仲間で、観光やおもてなしに関して面白い話が聞けると思います。
優しい笑顔に穏やかな口調の松本社長。そんな松本社長からの「全てにおいてトップを目指す」という言葉はとても印象的でした。また、株式会社フォルムという会社の強さも感じました。
前々回ご紹介させて頂いたDSヘルスケアグループ寒竹代表、前回ご紹介させて頂いたビィー・トランセホールディングス株式会社吉田社長の描いている将来の幕張の中には、松本社長が大きく関わっており、取材を重ねる度に将来の幕張が鮮明になってきます。取材の日の午前中は長野でお仕事だったのにも関わらず、私達に色々と話してくださり、気付けば1時間半の取材時間!お話しはどんどん広がり、ここに書ききれず残念です…
まだまだお話しを聞いていたかったです。
オフィスにはフォルムさんが生み出した商品の数々が並べられており、マクスタッフ愛用の品もありました。
松本社長、お忙しい中お時間を頂きありがとうございました。
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