第90回ワンアップ・アド・システム株式会社 取締役社長 山本 正幸 様

第90回ワンアップ・アド・システム株式会社 取締役社長 山本 正幸 様

 

所在地  千葉市中央区神明町13-4 日栄ビル2F
電話  043-241-3001
HP  https://www.oneupad.jp

img_q1何故、幕張に恐竜を持ってこようと思ったのでしょうか?


IMG_4270 そもそもこの恐竜を始めるきっかけになったのが、イベント用品のレンタルをしている、親会社の株式会社イベント・コミュニケーションズが8年位前から恐竜ロボットのレンタルをやっていました。とても人気があったので、使い方の一つとして恐竜を何体か設置してパークにしたらお客様にも喜んで頂きつつ、入場料収入を得ながら運営が出来るのではないかということで始めた事業です。
そして4年位前…丁度コロナになる直前に私も恐竜事業に参加し、2020年8月に市原のこどもの国キッズダムにワンアップ・アド・システムが手掛ける恐竜パークというのを始めさせてもらいました。
その後、2021年に千葉ポートパークで期間限定の大恐竜パークを開催させていただきました。それが大好評のうち終了したので、
次はどこにしようかと考えた時に、ホテルに設置をしてみたいという我々の考えもあり、ホテルと言ったら幕張、幕張のホテルの中でも最初に白羽の矢を立てさせてもらったのがアパホテルさんでした。そして色々なつてを辿り総支配人にご提案させてもらうことが出来ました。そしたら即、賛同を頂きアパホテルさんで恐竜パークがスタートすることとになりました。
あとは、なぜ幕張のホテルかという理由の一つに、幕張メッセで定期的に恐竜博を実施している背景から、恐竜と馴染みが深い場所だからというのもありますね。

img_q2山本社長は普段どんな仕事をされているのですか?


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 本業は広告代理店なんです。元々は自治体のイベントの企画や提案、実際の設営や運営を委託でやらせて頂く様な会社なんです。例えば今までやったイベントでいうと、1月は成人式をやったり、11月に千葉ポートパークで千葉湊大漁まつり~市民産業まつり~をやったりですとか、今は私は離れてしまったのですが、幕張ビーチフェスタの会場設営とかもやらせて頂いたりしました。
また、これは長い間携わらせてもらっているんですが、2020年東京パラリンピック大会が開催されるにあたり、パラ人気を高めていこうという考えの中で始まった、パラアスリートと一緒に学校訪問をするという運営の仕事もしています。車いすバスケットボールや車いすラグビー、座ってバレーボールをするシッティングバレーボールとか。シッティングバレーボールは2020東京パラリンピックでは幕張が会場でしたよね。そういったパラスポーツの普及啓発を学校に訪問して行っていました。これは広告代理店のワンアップ・アド・システムとして行っています。

 

 

img_q3イベントを企画してから形にするまでどの様な流れになるのでしょうか?


IMG_4256 自治体のイベントに関しては、ある程度自治体側がこういったイベントをやりたいというものがあって、それに対して我々の方で出来るサービス、こういうことも出来ます・こうすればこういったことも出来ますというものを盛り込んで、ひとつのイベントを作り上げていくという形ですね。イメージを形にする為に何を手配しなければいけない、どういった人に協力の依頼をしなければいけないとかそういったものを考えて具現化していく仕事です。
このダイナソーのイベントも同じことが言えますが、まずは場所をどこにするかというところからのスタートでした。そしてアパホテルの総支配人にご提案させて頂いて場所が決まり、今まで親会社がやってきたことを参考にして、それにプラスをしてこれも出来る・こういうコンテンツも出来るという様に進化させていくことを心がけ今に至っています。

img_q4今までで一番思い出に残っているイベントを教えてください。またその理由も教えてください。


今、力を入れているのはこのダイナソーの事業なんですけど…花火も想い出に残っているかな…
幕張ビーチフェスタは2017年から2019年まで担当させてもらいましたね。
元々千葉みなとで開催していたのが幕張に移ったのですが、千葉みなとよりも幕張の方が会場が拡大したので、我々が担当した会場設営や会場規制、フェンスを建てたり、誘導看板を設置したりするのですが、会場が広くなる分業務も多くなるんですよね。その中で5日間位かけて設営をするのですが8月の初旬ということもあり、結構ハードな仕事でして(笑)、猛暑で普段よりも作業効率も下がる部分もありますので、開催当日のギリギリまで作業をしてましたね。そして体力も全て使い果たして、花火が打ちあがって皆さんの大歓声が聞こえた時、良かったな~と一番思い出に残っていますかね。そして、幕張ビーチフェスタは幕張に定着しましたよね。今年も開催されますが、昨年からは親会社のイベント・コミュニケーションズが担当しています。昨年は規模を縮小しての開催でしたが、今年からは元の規模戻すみたいですよ。活気が戻ってくるんだなって感じますね。

(マクスタッフ:御社もコロナでは影響を受けましたか?)
メチャクチャ受けましたね。
自治体のイベントが一切なくなりました。去年から徐々に戻ってきて、今年は大分戻ってきましたけどね。コロナ前の8割位ですかね。
コロナになって自治体のイベントがゼロになった時、丁度ダイナソーの準備をしていたところでした。2021年6月に開催した千葉ポートパークでの大恐竜パークは完全に屋外だったので、8月に緊急事態宣言が発令され、屋内のイベントが危ない、屋外のイベントならと言われてた頃だったので沢山の方に来場して頂きました。

img_q5山本社長がイベントを企画する上で大切にしていることを教えてください。



IMG_4474 我々は所詮はイベントの裏方なので、主役となる一般市民の方を常に意識しています。イベント主催者の考えを元に、我々の今までの経験とか、知識とかも含めて提案しながら、イベントに参加される方々に喜んで貰える様な企画であったり、おもてなしだったり、そういったところを基本的に大切に考えていますね。

(マクスタッフ:これからやってみたいイベントや力を入れていきたいイベントとかありましたら教えてください)
今は、メインがこのダイナソーになっていてフランチャイズ展開をしているんですね。少しずつですけど全国に恐竜パークを作っていて、この間も兵庫や熊本に行っていて、茨城県のつくば市にもこの間恐竜パークをオープンしたので、日々動きまわっているのですが、地域のファミリーに喜ばれる施設を増やしていきたいと思っています。
親会社のイベント・コミュニケーションズと、私が在籍しているワンアップ・アド・システムの共同事業としてアドベンチャーファクトリー部という一つの部署があり、そこが恐竜の事業をやっています。

(マクスタッフ:幕張以外の施設はどの様な感じですか?)
兵庫の場合は、県立の公園の雑木林、自然に生えている樹木を利用して、その中に恐竜の世界を作っています。つくばの方も市営の公園の樹木があるところです。どうしてもだだっ広い芝生の中に恐竜を置いてもあまり面白みがないので、木々を上手く利用しながらロケーションがマッチする様な環境で恐竜パークを作っています。

(マクスタッフ:何故、兵庫やつくばなのでしょうか?また、今後ぜひ作りたいと思っている地域はありますか?)
兵庫と熊本はフランチャイズの加盟店様がいらっしゃって、加盟店様と一緒に作ったからですね。つくばの方はイベント・コミュニケーションズ茨城というグループ会社があったからです。
今後は福井県に作ってみたいですね。福井県は恐竜の県なんですよ。恐竜博物館という施設があったり、福井の勝山で発掘された日本の恐竜というものもあるので、ぜひ作ってみたい地域の一つですね。

img_q6山本社長から見た幕張はどんな街でしょうか?また地域活性化に必要なことは何だと思われますか?


 IMG_43051正直、花火が来る前はあまり幕張とは接点がなかったんですよね。ただ、幕張新都心が出来た当時から広告代理業で取引先が新都心にあったりしたので伺うことはあったのですが、そんなに頻繁にということではなかったです。花火があってからよく来るようになりましたね。
幕張は活気がありますね。県外からも多くの人がいらっしゃるじゃないですか。またコロナの話に戻ってしまいますが、コロナが始まった直後に幕張に来る用事があって来てみたら、人が全くいないんですよ。あれは衝撃的でしたね。見慣れている幕張の風景ではなかったです。幕張メッセのイベントもなくなりましたね…もうあの姿には戻したらいけないなと思いました。
最近はベイタウン祭りにも参加させて頂いたりして少しずつ地域との繋がりも出来てきました。
地域活性化に必要なことは、そこに住まわれている方々が自分の街を好きになることですかね。こんな素敵な街だからみんな観にきてよという気持ちが持てることでスタート出来るのかなと思います。そこで我々がお手伝い出来ることがあれば協力していきたいなと思います。先程も言いましたけど、幕張は他県から多くの人が来る街なので、お住まいの方々もウェルカム精神がありますよね。

img_q7 この記事を読まれている方へ一言お願いします。


IMG_0347 アパホテルさんで昨年第一シーズンをやらせてい頂き、今年第二シーズンということでダイナソーアドベンチャーツアーイン東京ベイ幕張をやらせて頂いております。昨年とは雰囲気も異なって新しいコンテンツもあります。恐竜だけではなく、恐竜すくいや恐竜輪投げとか化石発掘体験など遊べるコンテンツも用意しているのでぜひ恐竜好きな方に半日は楽しんで頂けると思いますのでぜひお越しください。11月末まで開催をしています。
夏休みの週末は営業時間を延長して、ナイトツアーをやります!ライトアップして、昼間の恐竜とはまた違う様子が見れます。ファミリーも楽しめますが、カップルの方にもお勧めです!

ダイナソーアドベンチャーツアーin東京ベイ幕張のホームページはこちら>>

img_q8次にご紹介頂く 『ゆめのたね 児玉 様の「ここがすごい!ここが魅力!」を教えてください。


  児玉さんが所属する「ゆめのたね」はインターネットラジオ放送局です。そのラジオ放送局の千葉スタジオの責任者をされています。
その他にも音楽活動やイベント出演、飲食事業も手掛けるなど多方面に活躍されていて非常に魅力ある人物です。色々なネタをお持ちだと思いますので
面白い話を引き出してもらいたいと思います。

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 山本社長は、とても穏やかな口調で優しく話してくださり、こうしてお客様が話しやすい雰囲気を作って、ニーズを聞いて形にしていくんだなと思いました。
マクスタッフ2名も初めて恐竜パークに入らせてもらいましたが、想像以上に引き込まれました笑
幕張にお住まいの方も、幕張に遊びに来られた方もぜひ行ってみて頂きたい場所です!
山本社長、お忙しい中ありがとうございました。

第89回 アパホテル&リゾート東京ベイ幕張 総支配人 藤井力也 様

第89回 アパホテル&リゾート東京ベイ幕張 総支配人 藤井力也 様

 

所在地  千葉市美浜区ひび野2丁目3 
電話  043-296-0739
HP https://www.apahotel.com/resort/makuhari

img_q1パホテル&リゾート東京ベイ幕張へ赴任された当時の幕張のイメージを教えてください。また、実際に勤務されてみて幕張のイメージは変わりましたか?


IMG_4270 私がアパホテルに中途採用で入社したのが、2006年7月なので、今から17年前になります。このホテルがアパホテルとしてオープンしたのが2006年7月1日なので、6月頃からCEOや専務に面接をして頂き内定をもらいました。その時に、CEOや専務から7月1日に大きなホテルがオープンするから見においでと言われ、家族を連れて来ました。オープンの日、社長や当時の千葉ロッテマリーンズのバレンタイン監督などのテープカットを内定者として見ていました。その時にここに来たのが初めてでしたね。当時はこのセントラルタワーのみだったのですが、なんて巨大なホテルなんだろう、すごいホテルだなと思ったのと、テープカットセレモニーに前年の優勝監督が来ていることもすごいなと感激したことを覚えていますね。
これはどちらかと言うと、幕張のイメージというか、アパホテルのイメージですね。
幕張の街のイメージは、賑やかで楽しく煌びやかな街だなと感じました。

(マクスタッフ:実際に幕張で働かれてみて、幕張のイメージは変わりましたか?)
 大きくは変わらないですね。入社後すぐに赤坂の本社に配属になって、総務関係や購買責任者を10年ほどやっていましたが、その時もここのホテルはアパホテルの中でも一番大きなホテルなので、足を運ぶ機会が多かったです。2014年と2016年に両脇にホテルを造ることになり、どんどんどんどん大きくなるホテルと、幕張のイメージはリンクしていましたね。勢いがあって栄えていて活気があるイメージ…それは今でも変わらないですね。

 

 

img_q2藤井総支配人は普段どんなお仕事をされているのか教えてください。


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 ホテルそのものの運営は、宿泊なら宿泊支配人がいますし、レストランにはレストラン支配人、営業には営業支配人、総務には総務支配人がそれぞれいて、副支配人、マネージャーもいたりと頼りになる仲間に支えられているので任せていることが多いですね。それぞれ、しっかりと持ち場を運営してくれているので、安心して見ていられます。日頃は、何かあれば対応するという形を取っています。
 ホテルでは、1日3万歩ほど歩き回っていますね。敷地が広いので、エレベーターを使っても3万歩以上になります。歩いている中でレストランやロビーにいらっしゃるお客様にご挨拶をしたり、ホテル内にテナントが20店舗ほど入っているので、テナントの方々や取引先の方々とコミュニケーションを取らせて頂いております。
地域としては、3月に新駅ができ、エリアマネジメントが始まりましたので、街に関連する仕事のボリュームが増えております。客室数で言うと、全体の6割以上をアパホテルが占めておりますので、地域にお客様を呼び込めば、自然とホテルにお客様をお招きできるので、街の活性化と整備に努めております。

(マクスタッフ:社員の方々は藤井総支配人がいらっしゃると緊張されたりするのでしょうか?)
 最初は怖がっていたと思いますね。何故かというと本社にいた頃、購買・仕入れの仕事の他に検査部という、全国のホテルを回って運営状況をチェックし、不備は改善点を指摘して点数を付けるという仕事をしていたので、そのイメージがあったでしょうね。そのせいか、赴任したての頃は誰も近づいて来なかったですね(笑)今はとにかく、当社従業員はもとより、テナントスタッフや取引先も含めて、働きやすい環境を作ることを最優先しています。

(マクスタッフ:藤井総支配人のお名刺には宅地建物取引士と記載されておりますが、その様なお仕事もされているのですか?)
30年ほど前に取得した免許です。アパグループは、元々は住宅・マンション販売の会社で、私は免許を持っていたのでマンション販売で応募して採用してもらったのですが、何故か今ホテルにいます(笑)本社にいた頃は、専任の取引士として手続きなども行っていました。

 

 

img_q3藤井支配人が総支配人として心がけていることを教えてください。


IMG_4256 やはりお客様にどうやって楽しんで頂けるか、このホテルに来て良かったなと思って帰って頂く為にはどうしたら良いか、宿泊特化のホテルにはない、リゾートならではの喜びとくつろぎ、癒しをしっかりと感じて帰って頂く。それだけに尽くしています。その為にダイナソーアドベンチャーツアーを招致したり、ディスプレイをやってみたり、無料のイベントをやってみたりしています。また、記念日ってあるじゃないですか。誕生日、結婚記念日とか…またクリスマスやバレンタインやハロウィンなどのそういったイベントをしっかり意識する様にしています。

(マクスタッフ:総支配人から社員の方々全員に朝礼などでお話をお伝えする機会はあるのですか?)
 朝礼はあるのですが、コロナの関係で今は責任者だけが集まっています。なので今は私が社員全員と逢って何かを伝えるという機会はないです。ただ、ホテル内に事務所が3か所かあるのですが、それぞれの事務所に私の席を置いているので、いつも回ってそれぞれの席についた時に社員に声を掛ける様にしています。

(マクスタッフ:ちなみにこのホテルでは何名位のスタッフの方々が働いていらっしゃるのでしょうか?)
 社員、パート、派遣含めて200名くらいですね。
それでも今は人が足りていない状況ですね。コロナで観光業・宿泊業へのダメージがとても大きかったのですが、アパホテルは、会長やホテル社長、CEOや専務が、常に時代を先取りし、非接触化や衛生管理強化などを進めていただいていたので、安心して働ける環境が整っております。ぜひ、最先端のサービスが整備されたアパホテルの門を叩いてほしいと思います。

 

img_q4御社で今力を入れていること、今後力を入れていきたいことがありましたら教えてください。


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 アパホテルは常に進化する。今の現状に甘んじない。もう一歩先に行く。今の状態が数字として良かったとしても、それでも変えていく。これはダーウィンの進化論で、生き残れるのは強い者でも賢い者でもない。変化出来る者、進化出来る者だけが生き残れる。これはアパの徹底した考え方です。これは今まで通り力を入れていきたいことですね。

(マクスタッフ:例えば総支配人の部下の方が、総支配人がこれやってみよう!ということに対して、出来ませんという返答が来たらどうされていますか?)
 俺がやる(笑)。俺がやるから見てろと。結果だすからと言います。
だいたい新しいことは自分がまずやる。自分が先駆者、パイオニアになるという思いで今までもそうやってきました。元々このホテルはリゾートホテルでしたけど、イベントとかやっていたかというとそうではなかったんですよね。

(マクスタッフ:ポカリスエットプールとかも総支配人が考えられたのですか?)
 ポカリスエットプールは専務です。専務がこのホテルを買った後にすぐやりました。専務も先進的な方なので。私は元々本社にいた時は専務の部下だったんです。購買ってどれだけ最新の物をどれだけいい条件で持ってくるかが重要なので、いつもアンテナを張ってました。
会長やホテル社長、CEO、専務はアメニティに拘っています。ハイグレードアメニティ戦略といって、ホテルって客室もあるし、ベッドや設備が色々ありますけど、それは結構高額な商品じゃないですか。アメニティってそこまで高額ではないけどお客様の満足度には大きく影響するので、最高の物をという指示の元動いていました。こんなにしっかりした歯ブラシや髭剃りはなかなかないですよね。しっかりした歯ブラシだとお客様に持って帰ってもらえるんですよね。さらに歯磨き粉ですね、普通は1.5g×2回分で3gなんですけど、5gにしています。これも持って帰って頂く為です。袋ごと全て持ち帰っていただけるんです。これも会長の指示です。私はその指示を受けて逐一提案してやりとりをして形にしました。
そして袋には会長の座右の銘を入れています。英訳もして海外の方にも読んで頂きます。色々なアメニティに入っていて、月に1個座右の銘を作ってもらえるのですが、アメニティを作る時にこのアメニティにふさわしい座右の銘はこれだなと選んで入れていました。
元々はスイートルーム用に作っていた歯ブラシを全室に入れる様にしました。お客様の声にも結構な確率で反映されていますね。
拘りを常に持ってやっています。そのノウハウを我々は隠さない。何故なら出したものは公開したもの。我々はもう一つ先に行く。それがアパホテルは常に進化すること、現状にいないということになります。社員もそういう教育を受けていますし、我々幹部もずっとその場にいたら取り残されます。現状維持は衰退だということですね。その分色々やらせて貰えます。新しいものをすぐ取り込める環境です。ダイナソーを呼んできたときも、普通は何十体もの恐竜を招致するなんて難しいと思いますが、すぐやっていいと。支配人の価値は企画書の数だとすると、私は優れた支配人かもしれません(笑)

 

 

img_q5アパホテル&リゾート東京ベイ幕張のお勧めスポットを教えてください。



IMG_4474 まずはこの眺望。天空の絶景と言えます。千葉県で最も高い建物で、ここ(取材場所)は49階170mで、ここで既に千葉県一の高さです。最上階だと180mまであります。
あとは大浴場です。3箇所に48の浴槽と6つのサウナがあります。これは日本最大級です。基本は宿泊者のみの利用になりますが、風呂の日(2月6日や毎月26日)などは宿泊者以外でも入れる日があります。イーストウィングは女性専用で、セントラルタワーとウエストウィングは男女両方のお風呂があり、公衆浴場法の免許を取得しているのがウエストウィングなので、イベントなどで宿泊者以外の方が入れるのはウエストウィングになります。ここに泊まって頂くお客様が喜ばれるのは大浴場ですね。
 もう一つは、ロビーです。600㎡ありますので、ただ遊ばせておくのも勿体ないのでロビーイベントもやっています。3階吹き抜けで解放感もあるのでチアを呼んで踊ってもらったりしています。チアは高く飛ぶのですが吹き抜けなので大丈夫。ここのホテルの環境を活かしたイベントですよね。
そしてダイナソー。3月18日からまた始まっています。街の観光資源にしたいと思っていますので、近隣ホテルや幕張メッセ、三井アウトレットパーク、幕張ベイタウン、私が副代表を務めるNPO法人Aqua Dream Projectなどとも連携しながら運営しております。
これからインバウンドが戻ってくると思いますが、海外の方が安心して楽しめるホテルになるよう努めてまいります。

 

 

img_q6地域活性化に大切なことは何だと思われますか。


 IMG_43051やはりSDGsの流れをしっかり取り組むこと。今は世界各国SDGsの意識が強く、インバウンドを誘致するにしても、この街はどんな取り組みをしているのか聞かれ、それで評価するそうです。SDGsをやっているところでないと行かない。コンベンションなどの扱いだとSDGsをどれだけやっているかによって街が評価される。そんな時代がやってきています。Aqua Dream Projectで行っている様なビーチクリーン等小さなことではあるけれでも、そういったことをしっかり取り組んでいくことが大切だと思います。
水族館誘致もSDGsを常に意識して取り組んで行かなければいけないと思っています。種の保存、教育・研究、そして幕張の浜はいまだに放置され、人もない…これ自体海辺のアーバンリゾートとは言いにくい状況になっています。これは街の最大の弱点・欠点でもあるので、しっかりと整備して活性化する、しっかりとSDGsに繋げていくことが、
街づくりにはとても重要なことだと思います。そして街自体を維持していくことを常に念頭に置いて動いていくことが大切だと思っております。

 

img_q7 この記事を読まれている方へ一言お願いします。


 

IMG_4486 幕張新都心はこれからまだまだもっと楽しく進化していくと思うので、今まで来られた方も、まだ来たことがない方もぜひ来足を運んでいただきたいです。この街自体が有機的に繋がっている住民様と我々企業、そして行政が手を取り合って街づくりをしようとしているので、ぜひそこにも目を向けて声を上げて頂きたいですし、出来れば参加して頂きたいと思っております。街としても40年も経たないまだまだ新しく、他の街と比べれば子供の様な街なので可愛がって頂きたいと思っております。

 


 

 

 

img_q8次にご紹介頂く 『株式会社イベント・コミュニケーションズ 部長 山本正幸 様の「ここがすごい!ここが魅力!」を教えてください。


  山本さんは、ダイナソーアドベンチャーツアーをやっている方ですが、千葉市の大きなイベントを数多く手掛けています。日頃はとても穏やかで仏様のような雰囲気さえ感じさせますが、いざイベントとなると、現場最前線に立ち、適格で力強い指示を即座に出せるリーダーシップの塊のような人です。一緒にイベントをやったり、ボランティアをやったり、企画を立ち上げたりすることも多いですが、本当に頼りになりますし、その発想の豊かさに驚かされることもしばしばです。彼の走り回るイベントは、必ず成功するので、ぜひ、イベント会場で山本さんの姿を探してみてください。

 

 

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 藤井総支配人とお話していると、もっと色々とお話を聞きたくなり、気付けば取材時間1時間になってしまいました。
そして「人を癒すのは人でしかない」という言葉や、「常に進化し、現状に甘んじない」という言葉が印象的でした。
なぜいつもアパホテル&リゾート東京ベイ幕張の沢山のお部屋に電気が付いているのか分かった気がします。
あまりにも近いのでなかなか泊まる機会はありませんが、総支配人お勧めのお風呂に入り、高級アメニティを使い、癒しを感じに伺いたいと強く思いました。
住民・企業・行政との街づくりにマクスタも参加できると嬉しいなと思います。
藤井総支配人、お忙しい中ありがとうございました。

第88回 FMF胎児クリニック 院長 林伸彦 様

第88回 FMF胎児クリニック 院長 林伸彦 様

 

所在地  千葉市美浜区ひび野2丁目3 アパホテル&リゾート東京ベイ幕張セントラルタワー47F
電話  050-3200-0647
 HP  https://taiji.clinic/
診療科目  胎児診療

img_q1胎児クリニック という言葉をあまりに耳にしたことがありませんが、どの様なクリニックでしょうか。


IMG_4131 簡単にいうと、胎児を診るクリニックですね。
僕らが診る患者さんはだいたいこの位の大きさの赤ちゃんです。(右写真:先生の手のひらに乗っている赤ちゃんの人形です)
だいたい4cmから5cmくらいの赤ちゃんで、この赤ちゃんに心臓の病気がないかとか、指の本数が5本あるか、指がくっついていなか、唇が割れていないか、無脳症などの病気がないかを診るクリニックです。
4cmから5cmくらいの赤ちゃんというのは、妊娠が分かって2ヶ月くらいですね。
この時期でないと分からない病気や症候群も多くあります。例えばダウン症は、妊娠14週以降のエコー検査ではほとんど気付けないので、心配な方は妊娠12-13週の時期に来て頂いています。

(マクスタッフ質問:お腹の赤ちゃんがダウン症かどうか知る方法として羊水検査が思い浮かぶのですが、羊水検査とは違うのですか?)
 羊水検査は100%分かる確実な検査ですが、お腹に針を刺す必要があり、流産のリスクを伴います。僕らが提供する「コンバインドテスト」は、エコーと母体血液を使うので流産リスクはありません。約97%見つけられる検査なので100%ではないのですが、羊水検査をする必要があるかどうかの判断に使えます。羊水検査をしなくてはいけない人というのはほんの一握りですね。

img_q2胎児クリニックには、何か心配なことがある方だけが来院されるのでしょうか。


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 実態としては、心配と感じた人が調べて来院することが多いです。ただ、それはまだ啓発が進んでいないのだと思います。
例えば、この位の大きさの赤ちゃん(4cm~5cm)に病気が見つかる確率ってどの位だと思いますか?

(マクスタッフ:1%あるかどうかという位でしょうか…?)

実は10人に1人位なんです。そのほとんどは普通の妊婦健診では見つからなくて、こういうクリニックに来て初めて分かります。日本では聞き馴染みのない胎児診療ですが、こういうクリニックは海外には普通に沢山あるんですね。なので、ここに来る方は一人目は海外で出産したとか、外国人の方が多いです。その方達はそもそもこういったクリニックの存在を知っているので、日本で妊婦健診を受けた後に海外との違いを感じてこちらに来ますね。

質問に戻ると、妊婦健診で異常を指摘された方や、知識があって自ら来るというのが実態ですが、それ自体が本来あるべき姿ではなく、本当は全ての赤ちゃんが検査を受けられる様になった方が良いと思っています。他の先進国は実際にそうなっています。

(マクスタッフ質問:お腹にいる時に見つかった病気とかは、出産するまでの間に実際に治療とか出来るのでしょうか?)
そうですね、海外には胎児診療科があり、赤ちゃんの健康診断だけでなく、治療も保険適用です。日本だと赤ちゃんは保険証を持つことができず、病気があるかどうかの検査も自費、治療も自費です。自分がいたイギリスは、胎児健診は無料ですし、胎児治療をする場合でも、全額国が払ってくれます。日本ではそういった仕組みがないので、費用が高いんですよね。他の国ならタダとかせいぜい1万円ー15万円程度ですが、日本では数万円~百万円程度かかることもあります。不妊治療のように保険適応されたらいいなと思いますが、保険に出来なくてももう少し安くなるといいですよね。今は胎児診療のための医療機器や人材が不足していて難しいのですが、充実してくれば価格は下がると思います。

 

 

img_q3林院長が胎児医療に携わろうと思ったきっかけを教えてください。


IMG_4167 医療の進歩でこれだけ赤ちゃんが診れるようになると、妊娠中の10カ月で病気になる子や、病気が進む子を見ることがあります。腫瘍があればどんどん大きくなってしまいます。また、麻痺などで足が動かない場合もどんどん動かなくなってしまいます。胎児貧血も輸血をしなければ死産してしまいます。日本では病気が見つかっても、生まれるまでただ様子を見ているだけなのはどうしてだろう?という想いから胎児治療という分野に入ってみようと思いました。
そもそも日本では、赤ちゃんの病気を見つけることがタブーなので、胎児治療の機会を持てる赤ちゃんばかりではありません。胎児クリニックに来られる方の中には、検査を受けることをかかりつけの先生には相談出来なかったり、相談したら「病気を見つけてどうするの」と怒られたという方も沢山いらっしゃいます。全ての産婦人科医が、どういう病気だったら胎児治療が出来るのかとか、その胎児治療をする為には妊娠何週までに見つけなければいけないとかを理解しているわけではないため、妊婦さん個々人の知識と意識が必要です。

(マクスタッフ質問:胎児科と産婦人科というのは全く別なのでしょうか?)
その通りです。全く別です。新生児科(NICU)って聞いたことありますか?未熟児で生まれた赤ちゃんや生まれつき病気のある赤ちゃんを専門で診る診療科があるのですが、新生児科がない時代は産婦人科医が未熟児も診ていたんですよね。でも新生児科ができて、診療レベルは全く変わりました。それと同じように胎児科がある海外では、胎児を見る技術が発展しています。妊婦さんは産婦人科に受診しながら、胎児科にも3回ほど受診します。

(マクスタッフ質問:胎児クリニックを受診されるのはどんな方でしょうか?)
こちらに来る方の中には、それまでの妊娠で辛い経験をした方が多いです。赤ちゃんの病気がこんなにたくさんあるというのは、普通に過ごしていたら知らないことで、妊娠したからといって知ることでもない。例え診断されても周りに言うことは少ないですし、大半の方は何事もなく出産されるので、実際に辛い想いを経験された方が多く来られるのでしょうね。

(マクスタッフ質問:胎児クリニックは日本にどれくらいあるのでしょうか?)
胎児クリニック専門は片手で数えられるくらいだと思います。また、FMFの診療内容は世界的にも評価されており、海外から受診される方もいます。この場所でクリニックを開いた理由も空港から直行のバスがあることと、宿泊施設があるということからです。

 

 

 

img_q4林院長が患者様と接する時に心がけていることを教えてください。


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 価値観を理解することです。僕らの分野だと答えがないことが多いです。例えば赤ちゃんの心配をどこまでするかとか、どこまでの検査をしたら安心するか、というのは人によって異なります。赤ちゃんの将来について全てがわかるものではないですし、検査にはきりがありません。ダウン症を調べるかどうかというのは社会でも問題になっていますけど、ダウン症の他にも心臓病や手足の病気など、無数に心配事はあります。そんな細かいこと調べてどうするのと言って突き放してしまう医療者も多いですが、知りたい背景には理由があると思っています。…例えば家族がこういった病気を持っているとか、前の子をこういった理由で亡くしているとか、小学校の同級生に手の形が特徴的な人がいていじめられていたから心配とか、ですね。背景をしっかり聞けば、不安の本質を理解して話が出来ますよね。親族のその病気は遺伝するものではないので、それによってリスクが上がることでないよと説明すると、検査を辞めるとおっしゃる方もいます。そもそも正確な知識がない中で漠然と不安になる方が多いので、相手の不安を読み解いて、相手の価値観を尊重し、必要な正しい医療知識を伝えて一緒に考えるということを大切にしています。

 

 

img_q5クリニック名・ロゴに込めた思いを教えてください。



IMG_4095 ロゴは僕らが作ったものではなくて、FMFのものを使用しています。FMFはイギリス発祥のチャリティー組織で、妊婦さんと赤ちゃんの健康向上を目指しています。世界中にある組織ですが、僕が日本のFMFの代表をしており、当院は日本で唯一FMFのゴロを掲げているクリニックです。
ロゴは妊婦のおなかの膨らみをイメージしたものです。

 

 

img_q6クリニックの内装でこだわったところを教えてください。


 コンセプトとしては病院っぽくない空間を作りたかったです。どちらかというと美術館の様な…
あとは極力「角」を作らない。構造上どうしても角が出来ちゃう所もありますが、カーブを多くしています。尖ったものは無意識に不安になったりとかするので、壁もカーブをにしているし、観葉植物の葉っぱも全て丸い物にしていて、クリニック滞在中に安心感が増すようなデザインにしています。

 

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写真:待合スペース

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写真:待合スペースからの景色

 

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写真:お部屋の標識

 

img_q7 この記事を読まれている方へ一言お願いします。


 IMG_4171妊娠中は不安なことが尽きないと思いますが、それを相談できる場所って意外と限られています。何でもいいから相談出来る場所でありたいと思っております。相談の結果、検査を受けないことになっても構いません。そもそも検査を受けるかの判断は知識がないと出来ないと思っています。どういう生まれつきの病気があるかも知らないでしょうし、胎児期に治せる病気があることも知らないからです。「どんな病気があっても産むから出生前検査は受けないと決めてます」と言う方に度々出会いますが、生まれる前に知ることで赤ちゃんを安全に迎え入れることができることを知っているのか不安に思います。通常の妊婦健診だけを受けて出産し、赤ちゃんを亡くした親御さんが、次の妊娠時に受診をしてくれますが、本当は1回目の妊娠からそんな辛い思いをしなくていい世の中になればいいなと思っています。
胎児クリニックは生まれる前にいくクリニックですが、胎児が自ら歩いていくことはできないので、ぜひ連れてきて頂きたいと思っています。

 

 

 

img_q8次にご紹介頂く 『アパホテル&リゾート東京ベイ幕張 総支配人 藤井 力也 様の「ここがすごい!ここが魅力!」を教えてください。


  藤井さんは、アパホテル&リゾート東京ベイ幕張総支配人をされているだけあって、人望と行動力がピカイチだと思います。ホテルでのおもてなしはもちろんのこと、海を安全に、浜を綺麗に、街を活発にと、幕張という街を盛り上げるためのプロジェクトリーダーという感じです。藤井さんの周りにいると楽しいことがたくさん起きるので、ぜひ皆さんにもっと知ってもらいたいです。

 

 

 

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とても優しい口調で話してくださる林院長でした。
率直に、10数年前の自分が妊婦だった時にこの様なクリニックがあったらよかったのに!と思いました。
妊婦さんは赤ちゃんに対して期待と不安でいっぱいで10カ月過ごします…海外で胎児診療が当たり前ということに驚き、日本も早く希望者全員が当たり前に胎児診療が受けられる様になればいいと強く感じました。アパホテル&リゾートの47階にあるクリニックとは思えないとっても綺麗な施設です。
その一つ一つに林院長の優しさや気配りが行き渡っていました。林院長、どうもありがとうございました。

 

 

第87回 Aqua Dream Project 代表 小亀さおり 様

第87回 Aqua Dream Project 代表 小亀さおり 様

 

団体名  Aqua Dream Project
連絡先  aquadream.project@gmail.com
 HP  https://profile.ameba.jp/ameba/aquadream-project/
活動  幕張への水族館誘致、幕張の浜ビーチクリーン 他
略歴 大学卒業後、シンガポール航空会社に客室乗務員として勤務
2014年2015年     千葉シティ5BEACHエンジェルス・幕張の浜(千葉市観光大使)
2016年1月~2020年3月 千葉市観光プロモーション課海外集客班
2020年4月~10月    (公財)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
2020年11月~現在     都内物流会社勤務
2022年4月                     Aqua Dream Projectを発足
 

 

 

img_q1小亀代表が幕張に係ることになったきっかけを教えてください。


img_9199  2014年に千葉シティ5BEACHエンジェルスという、千葉市の5つのビーチエリア(幕張の浜・検見川の浜・いなげの浜・千葉みなと・蘇我)の観光PR大使になったことがきっかけです。
当時、帰国後、幕張で子育てをしながら、子供たちに英語を教えたりして過ごしておりましたが、心のどこかで、もっと働きたいなぁと思っていたのですよね、きっと。
そんな時に、千葉シティ5BEACHエンジェルスの応募要項を見た主人が
「人前で話すのも物怖じしないし、やってみたらいいんじゃないの?」と背中を押してくれたんです。
そして軽いノリ(笑)で、応募したら通ってしまい、イオンモール幕張新都心の野外ステージで最終審査のスピーチをすることになったのですが、他の応募者を見たら学生ばかりで、息子と娘は「何やってるのママ?」みたいな感じですし、私自身すごく恥ずかしかったです。
でもステージに立ったらやるしかないという思いと、当時既にTOKYO2020開催が決まっていたので、自分に出来ることって何かなと考えてみた時に、海外在住経験のある自分だからこそ見える千葉市のいい面を、日本語と英語で訪れる方々に伝えることだと思い、その想いをコンテストで話しました。結果、幕張の浜の観光大使になることが出来て…そこからですね、幕張と係ることになったのは。
2年間、幕張の浜の観光大使として活動させてもらいました。
当時、千葉市もインバウンドの受け入れが盛んになっていて、観光大使をしていた当初から、千葉市の通訳や翻訳の仕事にも携わる機会があり、観光大使として 1年が過ぎた頃、千葉市観光プロモーション課で海外集客班の職員を募集。受けさせて頂き、2年目の観光大使時代は、千葉市の職員としても働かせて頂いておりました。

 

img_q2千葉市観光プロモーション課で主に担当されていたことは何ですか、また大変だったことなど教えてください。


logo

 ムスリムインバウンドを担当していました。
あの時は何をやっても楽しかったです。子育てをしながらも、もっと世の中と接点を持ちたい!と願っていた自分もいたので、実際に仕事をしてみて、自分が動くことで輪が広がるということに充実感を見出し、チャレンジでき、千葉市の魅力的な方々に出会い、気付いたら千葉市ムスリムインバウンドが拡大し、結果、日本ムスリムフレンドリーランキング4位に千葉県がなることが出来たんです。
(※1位:東京/2位:大阪/3位:北海道/4位:千葉 
Mastercard-CrescenRating Global Muslim Travel Index 2017 (GMTI 2017))

 

 

 

img_q3Aqua Dream Projectを立ち上げたきっかけを教えてください。


IMG_3706 千葉市観光プロモーション課で働いていた時のご縁で、幕張の浜の問題について考える様になり、ビーチクリーンに参加するようになりました。
海洋ゴミによる環境問題だけでなく、離岸流により突堤で何人もの方が亡くなってしまうという悲しい事故が続いた2021年には、千葉県港湾課と協議の場を設け改善に向け話し合いました。
千葉市の海辺は、検見川の浜までは整備され充実しているのに、幕張の浜だけ置いてけぼりになっているのが現状で、一つの原因として千葉市内に千葉県が管理する土地があるという難しさにあると感じていたので、行政だけでなく市民や企業が共に幕張の浜の未来を考え、協働していくスタイルがあってもいいのではないかと考える様になりました。
そんな時、新型コロナウィルスの影響を受け、千葉市
コンベンションエリア(幕張新都心)は、ハイブリット型への急速な転換期にある中、更なる魅力発掘として水族館誘致が幕張新都心ホテル協議会で決議されたのです。そして、私にも住民代表として携わってみないかとお声掛けを頂きました。
私は、幕張の海辺にSDGsのシンボルとした水族館を誘致することに魅力を感じましたし、ビーチクリーンを通じ皆さんと共に自慢の幕張の浜を創出できたらという想いも沸き、このことをきっかけに、意思疎通を図る組織としてAqua Dream Projectという市民ボランティア団体を立ち上げました。

(※以下マクスタッフからの質問:何故幕張で水族館という話が出たのでしょうか?
ここが海辺の街で、神奈川県を見ても分かる様に、八景島・江の島などの水族館を中心に町がつくられていますよね。
千葉県は鴨川にしか水族館がないので、この幕張に水族館を誘致したいと考えました。水族館は天候にも左右されず、コロナ禍でも人が集まれる場所なので、街のシンボルとしても最高です。)

 

img_q4実際に水族館が出来たら幕張の街はどの様に変わると予想していますか。


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 SDGsのシンボルとして水族館が誘致されるだけでは、幕張新都心を大きく変える事は出来ないように思っています。
幕張の海辺一帯を面として捉え、例えば、zozoマリンスタジアムの老朽化や新駅完成も加味して進めていくべきです。
また、リカバリー・コロナの方策として、今後、観光客が一度の訪問で千葉の多くのスポットを訪問できるよう、観光DX推進が幕張新都心においては重要となってきます。全体のスムーズな移動による回遊性向上と、非接触で安心・安全な観光の両立が実現でき、また、蓄積されたデータを活用した、新たな千葉市観光モデルの構築も期待できます。

 

 

img_q5小亀代表が2014年から8年もの間、幕張をメインに色々な活動をされている原動力は何ですか。



幕張の魅力は人にあると前々から思っており、最近は、ビーチクリーンで学生の皆さんが活き活きと積極的に活動する姿を見ていると、今後の時代を担う若者の活躍の場の土台を作っていきたいという想いに駆られるんです。そんな未来への想いが力になっている気もします。
今の時代、人との付き合いがどこか希薄になっている感じがしますが、一歩踏み出して何かにチャレンジしてみると、同じ志を持った仲間が集まりませんか?そこで出会えた笑顔を原動力に次のステップに共に前進してみる。そんな歩みをやめないことが今のライフスタイルを作りだしているのかもしれません。

 

img_q6これから幕張でやってみたいことがあったら教えてください。


 水族館誘致については、水族館が出来たら終わりではなく、その後もAqua Dream Projectは、街の為になにかやってみようと思える仲間が集う組織にしたいですね。熱い想いがぶつかると化学反応が起きるじゃないですか。それが地域活性化に繋がるのであれば…ワクワクしませんか?
海洋プラスチック問題は、幕張の浜でのビーチクリーンを継続していくことで課題や緩和策も見出していけると思うので、どう続けていくのかを熟考し行動していくことが重要だと感じています。

 

 

img_q7 小亀代表にとって幕張とは?そしてこの記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。


IMG_3943  幕張は幼いことから大好きで憧れの場所でした。今は、そんな幕張に住み、そして幕張でAqua Dream Projectを立ち上げる事が出来ました。
千葉市で出会った皆さんに成長の機会を頂き、今があります。
今後も、地域の皆さんと共に歩んでいきたいです。

もし機会があれば、ビーチクリーンにお越しください。毎月第2土曜日に幕張の浜で開催しています。
一緒に、幕張について一緒に語り合いましょう!

 

 

 

img_q8次にご紹介頂く 『FMF胎児クリニック 院長 林 伸彦 様の「ここがすごい!ここが魅力!」を教えてください。


 林先生は、幕張に病院を構えたというだけあって、すごくこの幕張の街を愛していると思います。人のこと、未来のことをとても大切に考えてくれる先生です。
お腹の中に赤ちゃんがいる時に寄り添える病院で、胎児クリニック自体が日本に3院程しかないらしいのでとても貴重な病院だそうです。
そして勿論先生も魅力ですが、施設も綺麗でぜひ地域の皆さんにもご紹介したいです。HPVワクチンも接種してくださる先生です。

 

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幕張で「小亀さおり」さんという名前見たり、聞いたりしたことのある方は多いのではないでしょうか?
マクスタッフもそんな中の一人です。小亀さおりさんという人は、どんな人なんだろう?
何をやっている人なんだろう?司会者?歌手?千葉市の職員??どんな思いで地域の活動に参加しているのだろう?そんな疑問を持ったことがきっかけで取材をさせて頂きました。お声掛け頂いたお仕事は極力断らない、コミュニケーションを大切にするという、そんな小亀さおりさんに惹かれた方が多かったので幕張での活躍の場がどんどん広がっているということが分かりました。これからも幕張で輝き続ける方だと思いました。

第86回 特定非営利活動法人 幕総クラブ 藤木健次 様

第86回 特定非営利活動法人 幕総クラブ 藤木健次 様

 

所属 特定非営利活動法人 幕総クラブ サッカー担当
  MAKUHARI NEIGHBORHOOD POD アルバイト
高校 幕張総合高校 卒業
大学
武蔵野大学 工学部 建築デザイン学科 4年生 在学
活動内容 2018年11月4日開催 「100人ウンドウカイ」企画

 

img_q1NPO法人幕総クラブではどんな活動をしていますか?


IMG_6529幕総クラブは、地域に根ざしたコミュニティーを形成することを目的に、様々な活動を通して市民の方と関わっています。 私はサッカーを担当させて頂いて、月に一度若葉3丁目公園を利用して、異世代サッカー教室という活動を行っています。
異世代サッカー教室では「年齢を問わず大人も子供も一緒になってサッカーを楽しめる環境づくり」を目標に活動をしています。

 

 

img_q2活動の中で大切にしていることはありますか?


自分はコーチや指導する立場の人間ではなくて、一緒になってサッカーを楽しむ人間だと思っています。
スキルや技術はいろんなところで学べると思うので、自分は子供達と同じ立ち位置で、同じ目線で一緒にスポーツを楽しみたいです。
現在、小学校のサッカー教室は体験して頂く学生の数が少しずつ増えています。
体験しに来て下さるというのは自分にとってとても嬉しいことで、少しずつそういった気持が伝わっているのかなと感じています。

 

img_q3やりがいを感じるのはどんなときですか?


IMG_6582自分は子供達を相手に活動させて頂くことが多いんですけれど、子供達の笑顔を見ているとすごいいいなと思います。 なんでこんなに無垢で純粋なんだろうという感じはありますね。

 

 

 

img_q4「100人ウンドウカイ」の概要を教えて下さい。


正式名称は「若葉ウンドウカイ」というタイトルです。100人でサッカーとダンスをしようという企画のものになります。
若葉3丁目公園というのは、幕張ベイパークが完成する前に先行して隣のMAKUHARI NEIGHBORHOOD PODと一緒に建てられているんですけれども、 活動を民間が主体となって、よりどう盛り上げていこうかというのが重要だなと思っています。
そのために若葉3丁目公園を使った100人規模のイベントということで、自分が活動してきたサッカーと、 それにすごい興味を持って下さった真砂コミュニティーのDANCE ASOBU CREWの長瀬さんが協力して下さって、 サッカーとダンスをメインに運動会形式で公園を盛り上げていこうという内容になりました。

 

img_q5100人という数字に理由はありますか?


100という数字がすごい魅力的だなと思っていて、テストにしても満点が100点だったり、100という数字は一つの壁でもあると思うんです。
やはり100という壁を乗り越えられるかどうかで、集客のイメージも変わってくると思いますし…。
この公園で100人でサッカーができたらおもしろいなと思っていたので、その数字の100です!!

 

img_q6幕張を中心に活動を行う理由はありますか?


IMG_6548自分はここで何かをやりたいというのが先ではなくて、 高校を卒業した時に、サッカー部の顧問でクラスの担任でもある島田さんから「NPO法人幕総クラブでお手伝いをしないか」とお声掛けをして頂いて、その活動を通して、幕張であれもやってみようかなこれもやってみようかなと見えてきた部分があります。
幕張で活動されている方は本当に現実味を帯びていて、イベントをやると言ったら人を集めて行動して、内容もすごい幅が広くて…。 活動の意志というか、どういうエネルギーを持って活動をしているのか、ここに来てすごい勉強になったなと思います。

 

何が幕張の人を動かすのでしょうか…?


幕張の外側から幕張に集まってきて下さって、幕張で活動される方たちは、やはり何か幕張に魅力を感じているのかなと思います。
それが何かは自分も具体的にはまだ分かっていないですけど、そういったエネルギッシュな人たちが集まる環境っていうのも魅力の一つなのかなと思います。

 

幕張のおすすめスポットは?


最近カメラが好きで、写真を撮っているんですけれど、海沿いの道路がすごい綺麗で、大さん橋の通りの道路の舗装加減がほんとにキレイだと思います。地震の影響で海が少し汚れてしまって、海岸沿い、浜辺沿いがまだきれいになっていない状態にも関わらず、あれだけの道路があって橋があって海が見えてっていう、あのワンシーンがすごい良いスポットだなと思います。

 

今後、幕張地域をどんな街にしたいですか?


IMG_6557公園だとか地域スポットで、子供達が自分で主体的になって遊べる環境があればいいなとは強く思います。 子供達が自主的にあそこで何しようここで何しようと自分たちで考えて遊べる環境であったり…。
あとは可能性が広がる街になってくれれば、すごいいいなと思っています。

 

 

地域の方へメッセージをお願いします。


幕総クラブで活動させて頂いて、いろんな方とお話をさせて頂いて、とてもいい経験ができているなとすごい思うんですね。
だからこそ、ここで成長できたことを街に還元していきたいなという気持ちがすごいあります。
今後とも幕総クラブでご協力をお願いすることがあれば、ぜひとも一緒になって活動して頂きたいなと思います。

 

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武蔵野大学で、まちづくりや公園の使い方の勉強をされている藤木さん。
高校時代は幕張総合高校に通われ、当時の先生でもあり、幕総クラブの代表でもある島田様のご紹介で現在のNPO法人幕総クラブでご活躍されています。藤木さんは幼少期からサッカーをされていたこともあり、幕張地域でスポーツを通した活動をされています。
11月4日に若葉3丁目公園で、ご自身が企画された「100人ウンドウカイ」を開催するとのことで、イベント前にお話を伺いました。とても
穏やかに話をされ、子供達と同じ目線でスポーツを楽しみたいという思いを語られるなど、終始優しい雰囲気でインタビューをさせて頂きました。

第85回 株式会社千葉共立 武井幸也 様

第85回 株式会社千葉共立 武井幸也 様

 

会社名 株式会社千葉共立
電話番号  043-276-9170
所在地  千葉市花見川区幕張本郷1-3-33
ホームページ  http://www.chibakyo.co.jp/index.html
事業内容  イベントの企画・制作、照明、音響、美術、映像、空間演出

 

 

img_q1武井社長が社長として心がけている事を教えてください。


IMG_4939先ずは健康第一ですね。体調を崩すと、肉体的にも精神的にも不安定になりますしそのことに気を取られて前に進むことができません。私自身5年前に病気になり、その時に「やっぱり健康じゃなきゃダメだな」と改めて意識するようになりました。
それから「歩く」ことを習慣としています。毎朝幕張駅から幕張本郷駅まで1駅歩き、帰りも時間によっては歩くこともあります。休日は家の周りや公園に行って1時間から2時間は歩くようにしています。通勤時に歩くのと歩かないとでは仕事の時のスタートが全く違いますね。
歩くことで、いい考えが浮かんできたり、悩み事の解消方法が浮かんで仕事に活かせることもよくあります。なので、考え事は歩きながらするのが1番です!

もうひとつは、普段からできるだけ多くの社員とコミュニケーションをとるようにしています。
社員が何を考え、どう行動しているかを知り、その中から良い考え方や方法を整理し、出来るだけ早く実現できるようにまずやってみる事を心掛けています。
また、コミュニケーションを通じて個人の適正や能力、性格を知り、その個性を伸ばすことによって一人ひとりの力が大きな力となり、会社の推進力を高めてもらえればと考えています。

 

img_q2御社のロゴや社名の由来を教えてください


kyouritsu

現在の共立は、昭和34年に「株式会社東京共立」として設立いたしました。そして、昭和41年に「株式会社共立」に商号変更しました。

その後共立は全国に共立グループ会社を展開していき、昭和62年に千葉共立を設立いたしました。当時は社員35名でのスタートでした。
今では12社の共立グループ会社が全国に存在します。
各地域名が共立の頭についており、それぞれがその地域に根ざした活動を続け、独自のビジネスモデルを持った企業として順調に業績をあげております。千葉共立は幕張メッセを基盤として業務を拡大し、今では社員54名に増え、順調に業績を上げてきました。

共立のシンボルマークですが、これは企業体としてグループ各社一つ一つが「つどう」形の集合体を表現しています。その集合体により、「X」という文字を形成し、その「X」は数字の未知数を表すことから、「未知の可能性」「限りない広がり」を意味しています。
また「X」は共立の「共」の字を含めた象形となっています。
我々の仕事ではデザインや演出が非常に重要です。その表現方法は無限であり、私たちは絶えず奇抜でカッコイイ物を探求しています。
「X」は我々のそんなコンセプトを象徴している文字と言えます。

 

img_q3今までで一番心に残っているイベントはありますか。


IMG_4998 2011年に東京体育館で行われた、世界体操東京大会です。
この大会は、世界83の国と地域から500人以上の選手が参加した世界的な大会でした。
注目はなんと言っても、当時世界NO,1選手の世界体操個人総合3連覇の達成でした。

弊社は、この大会の照明業務・音響業務・電源供給管理業務を請け負っていました。
私はこの大会期間中はずっと会場にいたのですが、個人総合のあった日の会場は異常な雰囲気に包まれていて、多くの観衆が3連覇の瞬間を期待していました。
そんな中、個人総合最後の種目である鉄棒の演技が始まり、観客は皆固唾を飲んで見守っていました。
そして最後の着地が決まった瞬間、ものすごい拍手と歓声でした。私もその偉業の達成を確信し、初めて鳥肌が立った事を覚えています。あの瞬間に立ち会えた事は今までの私の経験の中で一番の記憶に残る想い出です。

 

img_q4イベントを企画・制作する上で大切にしている事はなんですか


IMG_5021そのイベントに関わっているすべての人、それはイベントを見に来ている観客であり、イベントに出演している出演者であり、イベントを裏で支えている我々のようなスタッフであります。
この三者が、事故なく安全にそして楽しく満足して終われることが最も大切なことだと私は考えます。
さらに望むならば終わったのちも観客の記憶に残るようなイベントになってくれると、創っている側としては最高ですね。

 

 

img_q5今力を入れていること、今後力を入れていきたいことを教えて下さい


一番は若い人材の育成です。この事は今後継続していくべき重要なミッションです。
会社は若い人材が成長していかないと明るい未来は期待できません。なぜなら、我々の業界というのは先進的で斬新なアイデアを求められます。
経験も大事な要因ではありますが、過信やマンネリを生みます。
多少荒削りなところはあっても若者の感性や活力は将来を占う重要な要因です。
もう一つは設備投資です。先程申し上げましたが、我々は先進的で斬新なアイデアを求められる業界です。最先端の機材はその実現に重要なアイテムとなります。
そのため、定期的な設備投資をして、機材力も手に入れなければなりません。
ソフトとハードの両面を充実していくことが、当たり前ですが大変重要なことです。

 
img_q6幕張のお薦めスポットはありますか


私がよく行くお店は、「桂林餃子」という中華料理店です。
主に幕張本郷店に行きますが、京成大久保やJR新検見川にもあり、餃子や点心など何でもおいしいです。

 

武井社長にとって幕張はどんな町ですか?


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平成元年に幕張メッセが開業し、その年に縁あって千葉共立に入社しました。あれから30年余りの間に、幕張はめざましい発展を遂げてきました。
弊社もその発展の恩恵を受け順調に成長してこれました。
そんな幕張は私の出発点であり、これからも成長していくうえで指針となる町です。

 

 

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毎年8月に開催される、幕張本郷ふれあい祭りのステージなども担当してくださっている千葉共立さん。普段知ることの出来ない舞台の裏側のお話しや、若い人材に対する想いなど色々な事をお話ししてくださいました。常に新しいものを取り入れ、それを生かしていくのは人材も機材も同じというように話される武井社長は常に先を見据えていました。貴重なお話しをありがとうございました!!

第84回  株式会社かねたや家具店 代表取締役社長  萩原 優  様

第84回 株式会社かねたや家具店 代表取締役社長 萩原 優 様

 

会社名 株式会社かねたや家具店
電話番号 043-296-1211
所在地 千葉県千葉市美浜区ひび野1-7
ホームページ https://www.kanetaya.com/
事業内容 家具・インテリア・ホームファッション・生活雑貨などの販売、法人向けオフィス家具・設計・施工

 

 

img_q1萩原社長が社長として心がけている事を教えてください。


IMG_0234   まず第一にお客様ですね。お客様に向いているかどうかを大切にしています。次に、お客様に直接関わるのは社員ですので社員が働きやすい環境づくり。そして、お取引り先き様です。商品を仕入れて販売しているのでお取り引き先様にとっても、よい貢献ができているか。最後は会社として利益を上げることです。利益を上げて千葉県に貢献すること。以上の4つを常に心掛けています。

 

 

 

img_q2御社のロゴや社名の由来を教えてください


logo

 昭和29年の11月に新小岩にかねたやをオープンしました。そこから千葉の都賀に移り千葉を中心に展開し、最近は、茨城・埼玉・西東京にも店舗を増やしています。千葉のみでなく今後は関東一円にも店舗を増やしていきたいと思っています。
ルームデコという名前は2000年の市川店のオープンより、かねたや家具からルームデコという名前に切り替えました。ルームは部屋、デコはデコレーション。家具は部屋に置くだけのものではなくお部屋をコーディネートした自由空間を提供したいという先代の社長の思いからルームデコという名前をずっと使っています。

 

img_q3お客様をおもてなしする上で大切にしていることを教えてください。




IMG_0277 お客様の要望をよく聞くことですね。家具を買う方は、イメージを持って買いに来る方と、イメージがぼんやりした状態で買いに来る方がいらっしゃいます。後者のぼんやりしているイメージを明確にしていくようなお手伝いができるように、弊社では3Dシュミレーションサービスや図面を見ながらお手伝いしています。
お客様の要望を引き出すことによって信頼関係を築くことが大事ですね。ただ家具を勧めるのではなく、家族構成によってもライフスタイルが変わるのでそれに合った家具をお勧めしています。

 

 

img_q4御社で今、力を入れていることを教えてください。又、今後力を入れていきたいことがあれば教えてください。


 

IMG_0141最近は、幕張メッセの催事を強化しています。2017年4月には東京ドームのプリズムホールでも催事を開催します。幕張メッセに限らず今後は色々な地域で展開していきたいです。
あと、商品は国内の一流ブランドもそうですがそれだけでなく我々がデザイナーと組んでオリジナルデザインの物を海外で作って、いいものをお安くお買い得な形でお届けできるような商品開発に力を入れていきたいです。
国内なら1つ作って1つ仕入れて1つお届けすればいいのですが海外から仕入れをすると、海を渡ってくるので、船の容積ごと買わなくてはいけないんです。そうなると、会社としては在庫のリスクが高まりますが、リスクを負うことによっていいものがお安く、我々も開発できてそれに適正なお値段をお付けすることによって、国内で作るよりも半分の値段で提供できます。輸入は20年位前から取り組んでいますが、ここ3年くらいはメーカーさんがデザインしたもので我々に合うものを仕入れしています。我々が欲しいもの、お客様が望むもの、トレンドのデザインを我々から発信して海外の工場とタッグを組んで制作して、我々がリスクを負って仕入れることによっていいデザインでいい品質の物が良い価格でお届けできるというところに力を入れています。
そして、家具だけでなく自由空間をお勧めできるように、内装のリフォームを含めてご提案できるようにしたいです。今後戸建てが減りリフォーム・リノベーションの時代になっていくと言われています。その時にただ気に入った家具を買うだけでなくその家具に見合った壁や天井などのデザインといった、空間をまとめて提供できるようにしていきたいですね。

 

img_q5家具屋さんで家具を購入するメリットはなんですか。



近年の家具業界というのはファストファッション的でコーディネート型と言われています。その中でも家具屋で家具を直接購入する際のメリットとしては家具の知識が違います。対面で対応することで購入後のアフターケアなどができ、人が関わることで生まれる付加価値が大切だと思っています。我々が催事に力を入れている理由は、販売員やメーカーさんとお客様が直接関わることでなぜこういう家具を作ったのかという作り手の思いが伝えられるという点があります。

 

 

img_q6地域活性化に大切なことは何だと思われますか。


 

地域のイベントなどにみんなが関われるような、地域のお祭りなどを続けていくことですね。私は生まれが浦安なのですが、今でもお祭りに行くと幼馴染と再会したりします。昔と違って人や地域の関わりが減っているなかで、そういった地域の人たちが楽しめるイベントに我々企業がお手伝いすることで盛り上げていけたらと思います。

 

img_q7幕張のお勧めスポットを教えてください。


IMG_0238私が家族でよく行くのは、ベイタウンにあるLa Cuisine de KAZU(ラキュイジーヌドゥカズ)さんです。他には幕張のちむさんに行きます。ここはとにかく日本酒のレパートリーがすごいですし、お魚も安くておいしいですね。あとは、スペインバルCalaMontjoi(カラモンジョイ)さんもたまに顔を出します。
お酒を飲むのが趣味なので、幕張で飲むことも多いです。

 

 

 

img_q8萩原社長にとって幕張はどんな街ですか。また今後どんな街にしたいですか。


 

元々が銀行員だったのですが、25歳の時に家具業界に入りました。かねたやで働き始めたこの時に幕張店の初代店長をしていました。2005年4月にオープンした時から幕張に関わっています。幕張は商売を教えてもらった自分の原点です。

 

 

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2017年2月から、かねたやルームデコの新社長になられた萩原社長。家具の主な仕入先であるベトナム・中国・タイ・イタリア・ドイツなどの国の家具の展示会にご自身が毎年足を運ばれています。ネットでも簡単に家具が買える昨今、家具屋さんで家具を買うということがいかにメリットがたくさんあり、今後の生活に役に立つか。ぜひとも店員さんやメーカーさんの思いを聞いて家具を選ぶきっかけになっていただきたいと思いました。
萩原社長ありがとうございました。

第83回 株式会社グリーンタワー 代表取締役社長 林 威樹 様

第83回 株式会社グリーンタワー 代表取締役社長 林 威樹 様

 

会社名 株式会社グリーンタワー
電話番号 043-296-1122
所在地 千葉県千葉市美浜区ひび野2-10-3
ホームページ http://www.greentower.co.jp
事業内容 幕張ホテル事業部(ホテルグリーンタワー幕張)
みどり事業部(鮨 割烹みどり)
ケータリング事業部(幕張ケータリングセンター)

 

 

img_q1林社長が社長として心がけている事を教えてください。


img_9199   仕事上では、何事にも誠心誠意に取り組みたいと思っています。
私は「誠心誠意」という言葉が好きですね。

 

 

 

 

 

 

img_q2御社のロゴや社名の由来を教えてください


logo

 私の父が昭和28年に西千葉で「みどり」という5坪の寿司店を開いたのが創業なのですが、その後色々な飲食業や結婚式場をグループでやっていく中で、いつかはホテルを作りたいという思いを持ち、幕張新都心の開発に応募し、平成3年の6月に開業して、今年が丁度25周年になりました。
この株式会社グリーンタワーという会社は、当初は株式会社みどりという名前でした。「みどり」というのはみどり寿司からとった名前ですが、大元のみどり寿司のみどりは、父の妹の名前みどりからつけました。
そしてホテルの名前を決める時に、みどりをグリーンにし、高層ホテルなのでタワーを付け、そこから「グリーンタワー」というホテル名にし、会社の名前も変更しました。
マークはホテルの建築の時に、小さな葉っぱが段々と大きくなり、薄い緑が段々と濃い緑になっているのはホテルの成長を表しています。グリーンの葉っぱの爽やかなイメージと企業が成長していく思いを込めたマークになってます。

 

img_q3お客様をおもてなしする上で大切にしていることを教えてください。



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 会社のモットーが「心からのおもてなし」ですので、会社全体で、お客様へのご挨拶を常に心がけております。また、私自身も可能な限りご宴会、ご宿泊のお客様に直接ご挨拶をさせて頂いております。
しかし、どうしてもかなわない時はメッセージを託したりと、きめ細かくお客様に接する様に心がけております。
この様なことを「心からのおもてなし」という言葉で表しています。これは25周年前から変わらずに大切にしていることです。

 

 

img_q4御社で今、力を入れていることを教えてください。又、今後力を入れていきたいことがあれば教えてください。



img_9247毎日ルーティングワークで決めていることではないのですが、
接客のプロとしてプロ意識を持つということを社員に伝えています。私達はお客様からお金を頂いておりますし、お客様もそのつもりで社員に接してこられますから、しっかりした対応、ご案内が出来る様に、常にプロ意識を持って行動出来る様、日夜研鑽をする様に伝えています。
毎月1回、マンスリーミーティングを開いております。24時間のシフト制ですので全員が出席する事は難しいですが、可能な限り社員もパートも出ています。その時に優良社員の表彰や、その月の情報等を話したり、私の思いを伝えています。

 

img_q5地域活性化に大切なことは何だと思われますか。



地域の活性化に大切なこと、具体的なことでは、オリンピックの誘致が一つの大きな目標として、オリンピックに向けてこの街が益々発展し賑わいをみせるのではないかと思います。
PR、集客、イメージアップ…この機会を活用して、3年後に魅力的な街として全世界に発信できたらと思います。
まだ具体的に動いているわけではないのですが、今後幕張メッセさん、
まちづくり協議会、ホテル6社、国際コンベンションビューローさんなどと連携を取りながら動いて行きたいですね。

 

img_q6幕張のお勧めスポットを教えてください。


 幕張のお勧めスポットとしてご紹介したいのは見浜園だと思います。
海外の方にもぜひ行って頂きたいですね。庭園や茶室は完成度が高くて素晴らしいのになかなか皆さん知らないですよね。
確か、入場料が100円で、65才以上の方は無料ですのでもっと皆さんに行って頂きたいです。私自身もお客様と一緒に伺うことがあります。
あとは海浜幕張のWBGのラウンジは眺めが良くて好きですね。あとは、寒竹さんもおっしゃっていたかもしれませんが、幕張、美浜大橋から見える夕日の富士山ですね。特に冬の日。これは神奈川県とか他の場所からは見えませんからね。海と夕日…本当にお勧めです。残念ながらホテルからは見えないのですが(笑)
あとは幕張の隣になりますが、検見川のシタールさんにはプライベートで食事に行ったりします。

 

img_q7 林社長にとって幕張はどんな街ですか。また今後どんな街にしたいですか。



img_9256 成長していることを実感出来る街じゃないかと思います。埋め立ての時、ホテルの周りがなにもなく、野原だった状態から知っていますから、現在進行形の街で日々成長を感じています。
今後どの様な街にしていきたいかというと、幕張の海、海辺を活用したまちづくりを進めて行って欲しいと思います。これは吉田さん達もおっしゃっていますよね。折角海があるのに道路で分断され、向こう側(海側)の公園もあまり利用されていないし、浜辺を歩くこともできない。バンクーバーみたいにホテルがありそこからクルーズ船が出て、レストランもある…そこまでは出来ないにしても、今の様に、高い所に上がらないと海が見れない街ではなく、もう少し海を活用して、気軽に海辺散歩出来たり、そこにはカフェがあったりとそんな街になって欲しいですね。それには県や市が絡んでくるのだろうと思いますが、そこにホテルとして例えば店を出すとか、チャンスがあれば積極的に関わっていきたいと思っています。

 

img_q8次にご紹介頂く社長 『株式会社かねたや家具店 代表取締役副社長 萩原 優  の「ここがすごい!ここが魅力!」を教えてください。


競争激しい家具業界にあって地元資本として益々業績を伸ばしているかねたや家具店を率いる
萩原新社長はバイタリティ溢れるとても優秀な若き経営者です。先代社長の時から当社も親しくお取引を頂いております。
新社長に大いに期待しております。

 

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穏やかな口調でゆっくり丁寧に質問に応えてくださった林社長。会社のモットーである「心からのおもてなし」は
ホテルのエントランスを入った時から感じることができました。
林社長がおっしゃる様に、幕張の企業や施設が協力しあいながら幕張をもっと素敵な街にしていきたという思いにとても
共感し、マクスタもぜひ参加したいと強く思いました。
今回の取材場所は、ホテルグリーンタワー幕張のロイヤルスイートルームでした!
グリーンタワーならではのグリーンを基調としたお部屋で、綺麗で広くミニキッチンまで付いていました。
林社長、貴重な体験をありがとうございました。

 

第82回 株式会社フォルム 代表取締役社長 松本 有 様

第82回 株式会社フォルム 代表取締役社長 松本 有 様

 

会社名 株式会社フォルム
電話番号 043-306-1511
所在地 千葉県千葉市美浜区中瀬2-6-1WBGマリブイースト20階
ホームページ http://www.form.co.jp/
事業内容 プロダクトデザイン、また、それに関連したモノやコトの研究開発・設計・試作・商品企画
先行開発デザイン上のコンサルタント業務、金型、成形、生産、販売に関するコンサルタント業務

 

 

img_q1松本社長が社長として心がけている事を教えてください。


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全てにおいてトップを目指すということです。トップを目指さない者は2位にも3位にもなれないという思いを持っています。オリンピック選手もそうですが、2位で良いと思っている人は2位にもなれませんし、代表にもなれませんよね。また、生命は皆しのぎを削って生きていき、2番目で良いということで生き残った者はおりません。
常に最善を尽くす、トップを目指すということを大切にしています。

 

 

 

 

 

img_q2御社のロゴの色、ロゴをシンプルに“FORM”にした理由や由来を教えてください


form

ロゴの色はレッドに近い、ちょっとオレンジかかった色。私が、大学時代から心を震わせるこの色が非常に好きで、アメリカにアートセンター・カレッジ・オブ・デザイン(英語: Art Center College of Design, Art Center)という、世界的に有名な私立美術大学があり、そこの学長室のドアがオレンジだったということが大きく影響しています。
そして市川にあるオフィスのドアもこのビビットな赤に近いオレンジで、当然、自宅の自分の部屋のドアもオレンジです。(笑)40数年、ずっとこの色に思い入れがあり、この色にしました。
ロゴの文字はアルファベットですが、英語読みではなく、ドイツ語読みをします。英語読みだと「フォーム」ですが、ドイツ語だと「フォルム」と読みます。また、フォルムというのは、「カタチ」という意味なのですが、私達の仕事の「デザイン」は「カタチ」や「色」だけでないということをいつも言っていて、カタチというのは、内側から形成されるものであって、外側からかぶせるものではないと思っています。コンセプトを固め、しっかりとしたカタチを作り上げながら造形が出来る。人間もそうですが、骨格があるからカタチができるのと一緒ですね。カタチはカタチでも、『内なるカタチ』、そんな思いから、FORMという社名にしました。

 

 

img_q3松本社長がアイディアを生み出す時など、決まった場所やシチュエーションはありますか。


img_8597アイディアや考えは、時や場所を選ばず、人と会って話したり、打合せをしている時にビビッと繋がり、生まれてきます。アイディアは、パッと閃いたりするものではなく、日々の積み重ねから生まれてくるものです。日頃より、新聞や雑誌、ニュース等アンテナを張り巡らせ、頭の中の引き出しに沢山ストックしておき、必要なものを複数取り出して活用しています。
私たちの考えるデザインは、市場をどう作るのか、事業としてどのようにしていくのかということを常に考えています。そして、実現させるために、行動することや問題を解決することがデザインだと思っております。

 

 

img_q4地域活性化に大切な事は何だと思われますか。


img_8616子供達の教育ですね。
地域開発は、長期的に取り組むことが重要です。そのためには、今だけでなく将来この地域活性化に携わる人(現在の子供達)を育てていくことが必要です。
私は、5つの大学で教えていますが、大学からでは間に合わないと感じ、もっと小さな子供達の教育に取り組んでいます。今の子供達は物や情報が豊かであるが、出来上がったものでしか遊んでいない。手を動かしてモノを作るということが少なくなっていると思います。しかし、モノづくりを体験させると、素晴らしい発想力を発揮するのです。私は、千葉市教育委員会と子供たちのワークショップを企画・開催していますが、小学3年生でも大学生以上の発想力で素晴らしい作品に驚かされることがあります。そのような経験をした子供達が15年後に社会に出て、地域活性化に貢献してくれることを期待しています。
また、千葉市の図書館と共同開催し、より本に親しんでもらおうと、絵本の読み聞かせも企画・運営しています。絵本の朗読だけではなく、工作やゲーム、楽器とのコラボ等、子供から大人まで楽しめる企画で、多くの方が参加し、毎年好評を頂いております。このような子供たちの成長が地域活性化の原動力になると思います。

 

 

img_q5幕張のお勧めスポットを教えてください。


img_8614お勧めスポットは当然『海』ですね。幕張の浜は、日本一長い人口海岸で、富士山と夕陽を同時に楽しむことが出来る素晴らしい場所です。

 

 

 

 

 

img_q6松本社長にとって幕張はどんな街ですか。また今後どの様な街にしたいですか?


景観資源に恵まれ、可能性に満ちた街です。
幕張は日本の中では比較的新しい街で、住民・自治体・企業の立場の違う3者が、協力し合いながら長期的に街を作りあげていく必要があると思います。
また、幕張は、海辺の街でありながら海を感じることができていません。働く人も、住んでいる人も、そして幕張に遊びに来た人もみんなで海を楽しめるような街にしていきたいです。
駅からウッドデッキが続き、のんびり歩いていくと海と共に夕日の富士山が見える、海辺には音楽が流れ、おしゃれなレストランで食事ができる。大人も子供も浜辺で遊ぶことができれば、最高ではないでしょうか?持てる景観資源を最大限活用し、子供達が誇れる街にするにはどうしたらいいのかを考えていくことが大切だと思います。


 

img_q7 ビィー・トランセホールディングス株式会社 吉田社長とのつながりを教えてください。


img_8502弊社が海浜幕張のWBGに引っ越してきたのが、今から8年前。それからしばらくして、美浜の倫理法人会で吉田さん(第81回インタビ
ュー)とお会いしました。その後、WBGビルの35階のラウンジで吉田さん、寒竹さん(第80回インタビュー)と3人で食事をしながら、幕張の真っ暗で誰もいない海辺を見て、「これはもったいない!」「何とかしなくては!」と話をしたのが始まりです。
また、弊社が企画運営している「絵本の音楽会」に毎回協賛していただいたり、弊社の社員研修ではビィー・トランセホールディングス株式会社のあすか交通さんのバスを利用させていただいたりしています。

 

 

img_q8次にご紹介頂く社長 『株式会社グリーンタワー 代表取締役社長 林 威樹 様の「ここがすごい!ここが魅力!」を教えてください。


林社長の「ホテルグリーンタワー幕張」は海浜幕張にあるホテルで、今年の6月に創業25周年を迎えます。観光施設のキーとなる宿泊施設として、幕張のおもてなしの一角を担っています。真面目で誠実なお人柄、そして様々な活動に参加する行動力を兼ね備えている方です。
幕張の地域活性化に向けて一緒に活動している仲間で、観光やおもてなしに関して面白い話が聞けると思います。

 

 

 

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img_8619 優しい笑顔に穏やかな口調の松本社長。そんな松本社長からの「全てにおいてトップを目指す」という言葉はとても印象的でした。また、株式会社フォルムという会社の強さも感じました。
 前々回ご紹介させて頂いたDSヘルスケアグループ寒竹代表、前回ご紹介させて頂いたビィー・トランセホールディングス株式会社吉田社長の描いている将来の幕張の中には、松本社長が大きく関わっており、取材を重ねる度に将来の幕張が鮮明になってきます。取材の日の午前中は長野でお仕事だったのにも関わらず、私達に色々と話してくださり、気付けば1時間半の取材時間!お話しはどんどん広がり、ここに書ききれず残念です…
まだまだお話しを聞いていたかったです。
オフィスにはフォルムさんが生み出した商品の数々が並べられており、マクスタッフ愛用の品もありました。
松本社長、お忙しい中お時間を頂きありがとうございました。

第81回 ビィー・トランセホールディングス株式会社 代表取締役 吉田 平様

第81回 ビィー・トランセホールディングス株式会社 代表取締役 吉田 平様

 

会社名 ビィー・トランセホールディングス株式会社
電話番号 043-445-7111
所在地 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3 幕張テクノガーデンD 棟10階
ホームページ http://www.be-transse.com/
事業内容 西岬観光株式会社、あすか交通株式会社、平和交通株式会社3社を通じ、乗合タクシー・ハイヤー・貸切バス事業・
運行管理業・路線バス・契約送迎バス・観光貸切バス事業・旅行業・平路高速バス・貸切契約送迎バス事業の統括会社

 

 

 

img_q1吉田代表が代表として心がけている事を教えてください。


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「すべては”志”から」という言葉が大好きで、お客様にお礼状を出す時の葉書にもその言葉を入れているのですが、
常に夢や志を持っていたいという思いはいつも持っています。
人間誰にもいい時もあれば、悪いときもある。心が折れそうになる時ほど”夢”や”志”を!と思っております。
また、心がけていることは出来るだけ人を信じて行こうということです。これは私の父が人を信じていくという経営をしておりましたので、
それを引き継いでいくという意味でも大事にしています。

 

 

img_q2御社のロゴの由来と、それに込めた思いを教えてください。


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父が創業し、2代目の私に受け継ぐ途中の段階で、経営理念を作る事になりました。
「お客様」の満足、「働く人々」の満足、「企業」の満足という現在の経営理念の中で、「人の移動」を徹底的にやっていこうと決めました。
それは、当時のタクシー会社やバス会社は、本業だけでなく空いている土地を利用して付帯の事業に力を入れている会社が多く見受けられたので、もう一度「人の移動」を徹底的にやっていこうと思ったのです。
また、西岬観光株式会社、あすか交通株式会社、平和交通株式会社3つの会社を統括するグループ会社のビジョンとして、父が大切にしてきた「挨拶」というものを取り入れ、人を信じ「挨拶」を大切にする日本の心を、働く人々の幸せとともに広げ、地域に、そして社会に貢献することとしました。
ロゴの3つの丸は、お客様、働く人々、会社が大きく成長していくイメージで作りました。
また、ロゴの色はシアン色(やや緑味の明るい青)にマゼンダ(赤)を含んでいます。
青は志の色、赤は太陽を表しています。日本一挨拶を大切にする会社を目指そうという思いからこのロゴを作りました。
ビー・トランセという名前はBEはBoys be ambitious 少年よ、大志を抱けで使われている「物事を成してゆく」、「~を志を持って実行してゆく」という意味のBEです。
TRANSSE はTransportation (輸送・輸送機関)という英語をフランス語風にアレンジした造語です。
人が移動したいというニーズを捉え、そのことを志を持って徹底的にサポートしてゆくという意味です。同時にBE-TRANSSEをグループ共通の概念・ブランドに据えることにより、グループ一丸となって目標にむかっていくという意思も表しています。
挨拶を大切にすると繰り返していますが、挨拶というのは、運転手さんがお客様に挨拶をするだけでお客様が喜んでくださったり、その場の雰囲気が良くなっていくので、1日170台位の車を動かしていますが、運転手さん全員がお客様に挨拶が出来る様にしたいですね。

 

 

img_q3地域活性化に大切な事は何だと思われますか?


img_7504私は、寒竹さんと次にご紹介させて頂く松本さんと一緒に幕張にIRを誘致していきたいと思っているのですが、以前、3人でWBGの最上階にあるラウンジから海の方を観ていた時に、野球の試合が無い時は真っ暗で、富士山が見えるこんなに素晴らしい場所なのに、もったいないよねという話になったのです。もっと活性化しなきゃいけないよねって。
そこでIRという切り口で活性化をしていきたいと。
地域活性化を大きな視点で言えば夢や志を持つことが大切だと思います。
小さなことでは言っているだけではなく、実際にやるということでしょうか。
事業でも地域活性でも何でもそうですが、「実際にやる」ということだと思います。
うちの事業で言えば、今から10数年前に無料の買い物バスを提案して、今それがきっかけとなり、かなりの場所で無料買い物バスが走っていますが、人は選んで買いたいという気持もありますし、外に出るということは足を使うので健康にもいいですよね。
街の活性化の一つにお年寄りが外に出ることもあると思うので、今までなかった買い物バスという新しい事業で地域の活性化をする、自分の事業とリンクして地域の活性化をすることは大切だと思っています。

 

 

img_q4買い物バスの始まりについて詳しく教えてください。


最初は、10数年前に今はイオン系になりますが、稲毛海岸駅の前にあるマリンピアが始まりでした。
当時、幸町の住宅団地の方々がマリンピアに来るのは少し不便でしたので、イオンさんに買い物バスの提案をさせて頂きました。私達はバス会社ですので、貸切バス料金を頂き、お客様は無料でマリンピアさんまでお連れする。毎日ではなく、マリンピアさんの集客したい日に限定して実施したところ、とても喜んで頂きました。もちろん、イオンさんにとってバスの貸切代はかかりますが、駐車場にもメンテナンス代や警備員の経費など色々かかりますので、貸切バスのご提案をさせて頂いたのが始まりでしたね。
そこから色々積み重ねていくうちに一昨年に地域的に全社導入しようとなり、皆さんにもご利用頂いている様に、今広がってきております。(稲毛駅の元サティさんだった店舗は2ルート、マリンピアさんは3ルート、元カルフールのイオンさんも3ルート、イオンモールさんが2ルート走っているそうです)
きっかけは地域の活性化の為にお年寄りにもっと外に出てもらいたいという思いからですね。

 

 

img_q5幕張のお勧めスポットを教えてください。


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お勧めスポットは、美浜大橋です。ベイタウンの海側にある橋ですね。
あの場所から見える夕日の富士山が幕張の一番のスポットだと思います。

 

 

 

 

 

img_q6吉田社長にとって幕張はどんな街ですか。また今後どの様な街にしたいですか?


幕張に路面電車(LRT: Light Rail  Transit)を走らせたいと思っております。軌道レールの事業は単なるレールではなく、地域の文化を運ぶものだと思っています。
そして、千葉県、千葉市の中の幕張ではなく、ローマやミラノの様に「世界の幕張」にしたいと思っています。
今は、海岸線をつなぐルートが全くないので、海辺の活性化といっても行く手段がないので、海岸線全てをつなぐ路面電車を走らせたいですね。モノレールや地下鉄は上ったり下りたししなくてはいけないですが、路面電車は路面上で乗り降り出来ますし、バス等と違い時間も読めるし、バス停も短い間隔で作る事もできとても便利です。
路面電車で幕張本郷駅、海浜幕張駅を結び、ベイタウン美浜大橋を通り、稲毛海岸から京葉線の脇の緑地帯を通して最後は千葉港でモノレールと結ぶ。モノレールのレールを下げて、道路面と一緒にする。そうすれば、現在モノレールを利用している若葉区の方々が海浜病院や海浜公園、美術館など今より楽に来れる様になると。そんな街になるといいですね。
IRの中でカジノを持ってきたいという事が主ではなく、この様な街にして、世界の幕張にしたいですね。こうなったらお洒落だと思いませんか(笑)
羽田空港、成田空港からのアクセスも良く、富士山が見える砂浜…こんな立地は滅多にありません。砂浜ももっと手入れをして良くし、もっともっとこの立地を生かしていけば世界の幕張に出来ると思います。

 

 

img_q7次にご紹介頂く社長『株式会社フォルム 代表取締役社長 松本有様』の「ここがすごい!ここが魅力!」を教えてください。


WBGに会社を構えていらっしゃいますが、デザイン会社であれだけの人数を抱えて会社経営をされている事がまずすごいと思います。
会社に行くと分かると思いますが、会社としてデザインしている商品も色々あります。
そしてIRの中でメガフロート構想というのがあり、日本の造船技術を復活させて、世界の温暖化によって沈んでしまう国に役立つ様な日本の技術にしていこうという考えもある方で、そういった知識もあり、発想出来るという事もすごいと思います。

 

 

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201609241005_0001吉田社長のお好きな言葉「すべては ”志” から」
吉田社長がお礼状を書く時などに使う葉書には、ご友人に書いて頂いたという吉田社長の似顔絵(たーくんと呼ばれているキャラクターだそうです)と、すべては “志” からの文字。
吉田社長のお話しひとつひとつから、先代のお父様の大切にしてきた「人を信じる」という事を受け継ぎながらも、新しく進化し続けるー。という思いが伝わってきました。
また、今では当たり前に利用している、無料買い物バスの始まりについてもお話ししてくださいました。
 前回ご紹介させて頂いたDSデンタルサポートグループ寒竹代表代の描いている将来の幕張の中には、吉田社長も大きく関わっており、おふたりの強い繋がりを実感しました。また、幕張に会社を構える社長同志が繋がり、同じ夢も持っている事に、幕張の強さを感じました。そしてこの夢には次にご紹介頂く、株式会社フォルムの松本社長も大きく関わっている…次回の松本社長の取材も
楽しみになりました!
吉田社長、お忙しい中お時間を頂きありがとうございました。