会社名 | 株式会社千葉共立 | |
電話番号 | 043-276-9170 | |
所在地 | 千葉市花見川区幕張本郷1-3-33 | |
ホームページ | http://www.chibakyo.co.jp/index.html | |
事業内容 | イベントの企画・制作、照明、音響、美術、映像、空間演出 |
武井社長が社長として心がけている事を教えてください。
先ずは健康第一ですね。体調を崩すと、肉体的にも精神的にも不安定になりますしそのことに気を取られて前に進むことができません。私自身5年前に病気になり、その時に「やっぱり健康じゃなきゃダメだな」と改めて意識するようになりました。
それから「歩く」ことを習慣としています。毎朝幕張駅から幕張本郷駅まで1駅歩き、帰りも時間によっては歩くこともあります。休日は家の周りや公園に行って1時間から2時間は歩くようにしています。通勤時に歩くのと歩かないとでは仕事の時のスタートが全く違いますね。
歩くことで、いい考えが浮かんできたり、悩み事の解消方法が浮かんで仕事に活かせることもよくあります。なので、考え事は歩きながらするのが1番です!
もうひとつは、普段からできるだけ多くの社員とコミュニケーションをとるようにしています。
社員が何を考え、どう行動しているかを知り、その中から良い考え方や方法を整理し、出来るだけ早く実現できるようにまずやってみる事を心掛けています。
また、コミュニケーションを通じて個人の適正や能力、性格を知り、その個性を伸ばすことによって一人ひとりの力が大きな力となり、会社の推進力を高めてもらえればと考えています。
御社のロゴや社名の由来を教えてください。
現在の共立は、昭和34年に「株式会社東京共立」として設立いたしました。そして、昭和41年に「株式会社共立」に商号変更しました。
その後共立は全国に共立グループ会社を展開していき、昭和62年に千葉共立を設立いたしました。当時は社員35名でのスタートでした。
今では12社の共立グループ会社が全国に存在します。
各地域名が共立の頭についており、それぞれがその地域に根ざした活動を続け、独自のビジネスモデルを持った企業として順調に業績をあげております。千葉共立は幕張メッセを基盤として業務を拡大し、今では社員54名に増え、順調に業績を上げてきました。
共立のシンボルマークですが、これは企業体としてグループ各社一つ一つが「つどう」形の集合体を表現しています。その集合体により、「X」という文字を形成し、その「X」は数字の未知数を表すことから、「未知の可能性」「限りない広がり」を意味しています。
また「X」は共立の「共」の字を含めた象形となっています。
我々の仕事ではデザインや演出が非常に重要です。その表現方法は無限であり、私たちは絶えず奇抜でカッコイイ物を探求しています。
「X」は我々のそんなコンセプトを象徴している文字と言えます。
今までで一番心に残っているイベントはありますか。
2011年に東京体育館で行われた、世界体操東京大会です。
この大会は、世界83の国と地域から500人以上の選手が参加した世界的な大会でした。
注目はなんと言っても、当時世界NO,1選手の世界体操個人総合3連覇の達成でした。
弊社は、この大会の照明業務・音響業務・電源供給管理業務を請け負っていました。
私はこの大会期間中はずっと会場にいたのですが、個人総合のあった日の会場は異常な雰囲気に包まれていて、多くの観衆が3連覇の瞬間を期待していました。
そんな中、個人総合最後の種目である鉄棒の演技が始まり、観客は皆固唾を飲んで見守っていました。
そして最後の着地が決まった瞬間、ものすごい拍手と歓声でした。私もその偉業の達成を確信し、初めて鳥肌が立った事を覚えています。あの瞬間に立ち会えた事は今までの私の経験の中で一番の記憶に残る想い出です。
そのイベントに関わっているすべての人、それはイベントを見に来ている観客であり、イベントに出演している出演者であり、イベントを裏で支えている我々のようなスタッフであります。
この三者が、事故なく安全にそして楽しく満足して終われることが最も大切なことだと私は考えます。
さらに望むならば終わったのちも観客の記憶に残るようなイベントになってくれると、創っている側としては最高ですね。
今力を入れていること、今後力を入れていきたいことを教えて下さい
一番は若い人材の育成です。この事は今後継続していくべき重要なミッションです。
会社は若い人材が成長していかないと明るい未来は期待できません。なぜなら、我々の業界というのは先進的で斬新なアイデアを求められます。
経験も大事な要因ではありますが、過信やマンネリを生みます。
多少荒削りなところはあっても若者の感性や活力は将来を占う重要な要因です。
もう一つは設備投資です。先程申し上げましたが、我々は先進的で斬新なアイデアを求められる業界です。最先端の機材はその実現に重要なアイテムとなります。
そのため、定期的な設備投資をして、機材力も手に入れなければなりません。
ソフトとハードの両面を充実していくことが、当たり前ですが大変重要なことです。
私がよく行くお店は、「桂林餃子」という中華料理店です。
主に幕張本郷店に行きますが、京成大久保やJR新検見川にもあり、餃子や点心など何でもおいしいです。
平成元年に幕張メッセが開業し、その年に縁あって千葉共立に入社しました。あれから30年余りの間に、幕張はめざましい発展を遂げてきました。
弊社もその発展の恩恵を受け順調に成長してこれました。
そんな幕張は私の出発点であり、これからも成長していくうえで指針となる町です。
毎年8月に開催される、幕張本郷ふれあい祭りのステージなども担当してくださっている千葉共立さん。普段知ることの出来ない舞台の裏側のお話しや、若い人材に対する想いなど色々な事をお話ししてくださいました。常に新しいものを取り入れ、それを生かしていくのは人材も機材も同じというように話される武井社長は常に先を見据えていました。貴重なお話しをありがとうございました!!