コラム 09 パリの芸術は底が深い

画を描いている関係上、芸術といえば絵画を思い浮かべます。以前、多くの有名美術館内の名画の前で子供たちが、画の勉強をしている風景を紹介しましたが、彫刻、建造物、ダンス、音楽、等々多方面にわたり芸術をリードしているパリは、今でも、観光客が多く集まる場所では、沢山のパフォーマンスに出会います。日本では、パフォーマンスといえば、コスプレが主流になり、一部都会の駅前や、広場で、将来を夢見て、演奏しているのを、たまに見かける程度ですよね。また、底辺の広いといえば、高校野球やサッカーの球児くらいでしょうか。以前は、飲食街にギターを持った流しと呼ばれる歌手が修行を兼ねて歌っていましたが、今では出会うことはありません。
サクレクール寺院で出会ったバイオリン奏者の叔父さんは、ポールモーリアが大ヒットさせ、日本でもお馴染みの、「恋は水色」を弾いて喝采を受けました。ハープを奏でる人は、デカプリオの映画タイタニックで有名な、「タイタニックのテーマ」を演奏。二人とも、なかなか上手い演奏を披露していました。どちらも日本でお馴染みの曲で、私も好きな曲でしたのでコインを奮発しました。 翌日は地下鉄の電車内で、アコーディオンを抱えた若者が「聖者の行進」を聞かせてくれました。こちらの若者も相当レベルのものでした。
目の前で、生演奏を聞くのは、やはりいいですね。

reiko

生涯の友として、絵を描いています。 絵の中に入れるひと時が、時間を忘れさせてくれます。

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