こんにちは、勤務医の蔵野です
昨日、第12回日本腎泌尿器学会 学術集会に参加してきました。
今年のテーマは『ヒトと動物の共通する難治性腎疾患ーCKDとしての多発性嚢胞腎』
昨今、医療費の削減が課題となっております。
医療の進歩と生活レベルの向上に伴い、長寿高齢化が進む日本。その結果、CKD(慢性腎臓病)患者数が増大し、人工透析の医療費は増大する一方です。
CKDの中でも多発性嚢胞腎は、ヒト・動物で類似した発症機序を持ち、研究が進められつつある分野です。
特にヒトでは研究が盛んに行われているそうで、病態の進行を遅らせるような薬が承認されています。
今回は、その多発性嚢胞腎の病態と近年の研究、そして展望がディスカッションテーマとなっていました。
今年で3回目の参加になりますが、毎年新しい知見を多く得られるいい機会となっています。来年も参加する予定です。