実は私も…。

「鼻がムズムズする。」
「目が痒くなる。」
「くしゃみが出る。」
こんな症状がネコちゃんを触った後に出る方いませんか?
実は私も大学生時代の最初の頃はそうでした。
でも、動物を扱いまくる研究室に入室後、日々30頭近いネコちゃんたちの世話(ちなみに他にも牛10頭、犬50匹、馬、山羊、ロバ各1頭も)をしているうちに慣れました。
他にもそういう学生は多かった?ように感じます。
症状の軽い人は特定の個体に対しては大丈夫になることが多いようですね。減感作療法ということなんでしょうね。ただ最後まで全くダメな人もいるのも事実です。
そんなことはさておき、私はずっとネコアレルギーは被毛が痒くなる原因だと思っていましたが、どうもムズムズの犯人は被毛ではないようです。
もう数カ月前の記事になりますが、こんなのがありました。
「ネコアレルギーでもネコを飼うのをあきらめる必要はない。」
要は原因は唾液と鱗屑(フケですね)のタンパクだということですね。このタンパクは皮脂にも含まれているようです。被毛は唾液やフケがくっついているために原因となるんですね。
対策も書いてあるので少し読んでみてください。
体を洗うはなかなか難しいとしても、拭くなんてのは手軽に効果が出るかもしれませんね。
ちなみにここに書いてある薬剤は日本では販売されてません。そして「この薬を使用することで…」ということに対しては個人的には「?」です。

ふかふかの洗濯したてのタオルのカゴなんかにニャンコさんを入れてはいけませんね( TдT)
当院にかかられているネコちゃんたちの飼い主の方でも奥さんは大丈夫だけど、旦那さんがダメという方がいらっしゃったので、少しでもネコちゃんたちとの生活が楽しく快適なものになってもらえればと思い、今回の内容を載せてみました。
「エイや!」と頑張って一緒に過ごしてみるのも手ですが、一度飼い始めたら後戻りはできませんからね。最後まで責任もって飼ってもらいたいので一助となれば嬉しいです(u_u )
引き続きHeat Stroke(熱中症)にご注意ください。

個人的にはこちらは今から来季が楽しみでなりません(*´艸`*)
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続々・熱中症

熱中症特集の最後は車内です。
車内にて、「窓も開けてるし、少しだけだから…」とワンちゃんを待たせていたことはありませんか?
これは一例ですが、お昼12時、外気温28℃、湿度61%…。車内の温度はどの位になると思いますか?
なんと!!42℃位まで上がってしまうといわれています!(ボンネットは約50℃)
車内で待たせることは、5分・10分でも負担になります。やむを得ない場合は、クーラーを入れてあげたり、とにかく涼しく、できれば目を離さないようにしてあげてください。
↓↓↓ こんな実験もありますのでご覧ください。↓↓↓
カーライフマガジン 『くるまの理科・社会 Vol.067 車内熱中症にご注意!』
あっ!ワンちゃんのお話ばかりでしたが、ネコちゃんも熱中症になりますからご注意を。
我が家のネコ(♂3頭)のうち1頭もバテ始めました…。
冷たい床の上で、のし餅の如くへばっております…(ノ=Д=)ノ

子供たちはもちろん!!!!!!
動物たちもお願いしますね。

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続・熱中症

引き続きトリマーの大坂です(^-^)
前回は熱中症についてでしたが、今回は熱中症になり易い犬種についてです。
まず、どんなワンちゃんが熱中症を起こし易いのか…。
『注意度No.1はご存じ断然短頭種』
これはもう飼い主さんたちがご存じのことが多いです。
鼻の短い犬種ですのでパグ、フレンチブルドッグ、シーズー、ペキニーズ等になります。「短頭種症候群」という病気に陥る子がいるぐらいで、生まれつき呼吸をするのがちょっと苦手です。寝てる時、いびきかいたりする子が多いですよね(^-^)

左:正常な鼻の穴   右:やや狭い鼻の穴(鼻孔狭窄)
*写真はフリー素材より転用
『よく考えたら…の大型、長毛、寒冷地方原産犬種』
ピレニーズ、ハスキー等、毛量が多く、密に生えているワンちゃん達は見てて暑そうですよね。
『人的作出…肥満』
これは人と同じくといった感じですが、犬は体表に汗腺が少ない(ゼロではないです)ため、体温を下げるということを呼吸に頼っています。
太っている子は胸にお肉がついているので換気をすること自体がちょっと苦手です。肥満は先天的なものではありません。減量しましょう。おやつをあげてるなら、それをまず半分にしてみてください。
上記に挙げたワンちゃん達に限らず、条件がマッチすれば、どのワンちゃんも熱中症を起こす可能性は充分にあります。∑(=o=)!!

*短頭種の肥満…(T0T)
“Before”と”After”が逆なら良かったですね(^-^;
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熱中症

初めまして、トリマーの大坂と申しますm(^▼^)m
湿気が多く、暑い日々が続きますね…。
こんな日はワンちゃん達も人間同様に「熱中症」になります。
お散歩時、飼主さんよりも低位置で歩くワンちゃん。
アスファルトの照り返しがダイレクトに体に伝わります。
そのため人間の体感温度よりもワンちゃん達は約5℃程高く感じているといわれています。
お散歩前にアスファルトが熱過ぎないか、ペタペタ触ってみてください(怪しくない程度に…。)
できれば熱くない時間のお散歩をオススメします★
熱中症は命も落としかねません!!侮るなかれでございます!

実際に今朝9時に病院の前で実験してみました(^-^)/
温湿計の上が私たちの高さの温度、下がアスファルト付近の温度です。
温度差は2℃でしたが、これが昼になればもっと差が開くでしょうね。
やっぱり望ましいのは、早朝・夜遅めの時間のお散歩ですね。(∪・ω・∪)≡З
次回は熱中症を起こし易いといわれているワンちゃんをピックアップしていきます!

今だから

先月、先々月と女の子のわんちゃんたちの子宮に膿が溜まる病気、
「子宮蓄膿症」に多く遭遇しましたので、注意を喚起させてもらいますね。
そもそもこれはわんちゃんたちの発情期、「陰部からの出血」が丁度、3月末頃から5月初旬にかけて開始することに起因します。
では何故、5月、6月そして今警告?かというと、
わんちゃんたちの発情期は出血が終わったら、終わりではなく、その後に黄体期という妊娠を維持しようとするホルモンが分泌される時期に突入してます。見た目ではわからないことが多いですが,お乳が張ったり、偽妊娠(ぬいぐるみを抱え込む、タオルなどで巣作りをする)という行動が出る子もいます。
黄体期とは黄体ホルモンが分泌される時期で、丁度、体内にいる赤ちゃんを「外敵だ!」「異物だ!」と攻撃しないように免疫を抑える時期とも言われています。すなわちこの時期は免疫が低下しているため、感染症が起こり易い時期だとも言えます。
ようするにこの時期は子宮からの細菌感染が起こりやすく、それにより子宮に膿が溜まりやすくなるのです。そして子宮感染が起こり、膿が溜まり、症状が出てくるの出血が終わってから1〜2ヶ月後というわけです。
特徴的な症状は外陰部からの排膿ですが、典型的な例が多いとも限りません。元気消失、食欲不振、お水をたくさん飲み、たくさんオシッコをするなどが診察理由になることが多いです。また発症年齢は様々ですが比較的中高齢の子で多い気がします。
特にその経過が長い子ほど生命に関わる危険なケースが多いので、早めに動物病院を受診してください。

小型犬のわんちゃんの子宮は発情していない状態でこの指の1/3程度のサイズです。逆に子宮蓄膿症になると1〜1.5倍ぐらいになります。つまりは正常子宮の3〜5倍ぐらいになります。
もちろん避妊手術が済んでいる子は基本的に大丈夫ですので、ご安心ください(^-^)
千葉市在住の方で、今年度の狂犬病の予防接種済みのわんちゃんは、千葉市と千葉市獣医師会の助成事業から不妊手術の助成金が受けれます。詳しくはコチラ
ネコちゃんの助成事業もありますのでお問い合わせください。
ちょっと真面目に「今だから」の注意でした。
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本物です。

フィラリア予防してますか?
もう7月ですけど今からでも始めてくださいね。

フィラリアは簡単に予防できますが、感染すると簡単には治せません。
きちんと予防してあげてくださいね。
『お腹の中』なら虫下しで便とともに出てくるんですけどね。
『心臓の中』ですからね。
下の方にフィラリアの実物の写真を掲載してあります。
苦手な人は見ないでくださいね。
当院でフィラリア検査をされている方は既にご覧になっていると思います。
結構、たくさんいます。
細くてニョロニョロしたのが苦手な人は見ないでくださいよ。
それでも見たい方はどうぞ。

これがフィラリアの成虫です。本物です。(この容器に56匹入ってます。)
定規のイラストは怪しいですが、寸法は本物です。
これが鶏卵程度の小型犬の心臓の中に一匹でもいたら…その恐ろしさも本物です。
これは東金市の沢村獣医科病院の沢村院長よりいただきました。感謝。
「幕張にはいないよ。」は、大間違いです。実際、当院でも幕張町でずっと暮らしていたわんちゃんにフィラリアが感染しており、その治療を続けている子がいます。
何度もいいますが『心臓の中』に寄生する虫ですからね。
今回はこれを見て「意外と大きい!」という飼い主さんの声を多数耳にしましたので、ちょっと気持ち悪いかもしれませんが敢えて載せてみました。気分を悪くされた方、誠に申し訳ありませんでした。
病気はその恐ろしさを理解してきちんと予防しましょう。
最後にサッカーW杯は応援していたスペインが優勝しました(^-^)v
いやあ美しいサッカーをありがとう!これぞ本物でしたね。感動しました!
そして、書きそびれましたが、もちろん日本代表にも感謝です。
4年後も楽しみです。
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まずは1ヶ月

6月から始めたこのBlogもまずまずのペースで更新できました。
そして、すいません
マクスタなめてました。
こんなにアクセスカウンタが伸びるなんて…。
ほんとありがたいです。
病気はなめてかかりませんのでご安心を。
なめちゃいけない病気は続々更新予定。
Blogはまずはの1ヶ月。
我が子もまずはの3ヶ月。
副院長も徐々に仕事に復帰しております。
お世話になった方々へ元気な姿を。

早くも寝返りうってます。
嬉しいけどゆっくりでいいぞぉ。
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