こんにちは、トリマーの本舩坂です
今週に入り、やっと少し秋らしく過ごしやすい時間が増えましたね
さて先月より、トリミングにお越しに下さった際に、ノミをつけて来られるワンちゃんが複数頭いらっしゃいました
今回はノミ・マダニ等の寄生虫についてお話したいと思います
****************************************
ノミ・マダニとも目視で確認できる、
哺乳類の体表に寄生し吸血する寄生虫です。
13℃以上の暖かい時期に活動すると言われており、
目安としては春ごろから秋口まで、幕張周辺ですと
4月~10月頃が予防のシーズンです。
(山へ行ったり、草むら大好きであれば、この期間には限りません)
動物の発する二酸化炭素や体温・振動等を頼りに、草むらなどで待ち構え、寄ってきた動物に寄生します
***************
ノミ
※都合によりイラストでお送り致します
成虫は黒~薄茶色で大きめのゴマ粒程度。
主に成虫が産卵時の栄養をつけるために寄生。
足が6本、とてもすばしっこく、ジャンプもします。
動物の体表でも動き回り、あちこちで吸血、排泄、産卵します。
痒みを強く伴うのが特徴です。
***************
足が8本でクモの仲間。大きさは幼虫は~成虫まで幅があります。
動きは遅いですが、一度寄生したらダニの口から出すセメント状の接着剤のようなものでがっちり固定し、吸血します。
寄生しやすい場所としては、顔の周り、耳の先、お尻や尻尾。
『黒いイボができた』と言って診察へいらして、イボではなくダニが寄生していた!なんてこともあります。
***************
お願い
ノミダニ共に、人も感染する病原体を体内にもっているので、見つけたら素手でつぶさないでください。
特にマダニは、寄生しているところから無理に引き離そうとすると、先述したように固定されているダニの口が動物の体に残り、炎症を起こしてしまう可能性があります。
***************
見つけたら
動物病院にて取り扱っている駆虫剤を使用し、体から離れることを待ちます。
また環境中にまだ寄生虫や卵が発生している可能性もありますので、生活環境のお掃除を一緒にお願いします。
毎月予防をしていれば、大事なワンちゃんネコちゃん・共に生活する家族も寄生虫の心配なく安心して暮らすことができますね。
是非定期的な予防をお勧めします
****************************************
さて、9月のお写真の更新です
今月は『夜空の下でキャンプ』です
空の星もきれいに見え始めるころですね