アーカイブ | 2010年4月26日

横浜 氷川丸


横浜山下公園岸壁に係留されている「氷川丸」は昭和5年(1930)に竣工し、同年シアトルに向けての処女航海に向かいました。チャップリンや秩父宮御夫妻が乗船されるなど、日本の代表的豪華客船として活躍しました。戦時中は病院船として徴用され、そのためもあって戦争を生き延び、終戦後は復員・引揚者の輸送に使われました。その後昭和28年にシアトル航路に復帰し、昭和35年(1960)に引退しました。昭和36年に生まれ故郷の横浜港にに係留され現在に至ります。その後、船内は一般見学できるようになり、横浜のシンボルとなりましたが、観客の減少もあって、平成18年(2006)12月25日を最終日としてその内覧は終了されました。総トン数12,000t、全長163.3m、全幅20.1m、最高速力18.2ノット、船客定員ファーストクラス76人、ツーリストクラス69人、サードクラス186人(計331人)、乗船員126名。以下の撮影は、最終公開日とされた平成18年12月25日のものです。