アーカイブ | 9月 2011

ロッテ “ポスト西岡”東洋大・鈴木を上位指名候補に

<駒大・東洋大>4回無死、東洋大・鈴木は中飛に倒れる
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<駒大・東洋大>4回無死、東洋大・鈴木は中飛に倒れる
 
ロッテが今秋ドラフトの上位候補として東洋大・鈴木大地内野手(22)をリストアップしたことが5日、分かった。
 桐蔭学園(神奈川)出身の鈴木は東洋大1年秋から定位置をつかみ、3年春は4番として打率・340でベストナインを獲得。内野ならどこでもこなせる器用さも魅力だ。
 ロッテでは西岡(ツインズ)の穴埋めで荻野貴が遊撃手へコンバートされたが、ケガで離脱。現在も正遊撃手不在で内野強化はオフの補強ポイントとなっている。7月の日米大学野球選手権では日本代表の主将に任命されるなどリーダーシップもあり、山下徳人スカウトは「練習に取り組む姿勢もいいし、内野手ではNo・1の評価。何年かすればプロでも3割を打てる。(1位指名を決めている)藤岡に続く2位指名もある」とポスト西岡として高評価しており、今後も密着マークを続けていく。
 ◆鈴木 大地(すずき・だいち)1989年(平元)8月18日、静岡県生まれの22歳。桐蔭学園で甲子園出場経験はなく東洋大1年秋に三塁手の定位置を獲得。3年春秋にベストナインを獲得し、5度のリーグ優勝と2度の全日本大学選手権優勝を経験。昨年世界大学選手権でも銅メダル獲得に貢献。1メートル76、74キロ。右投げ左打ち。

マー君、今季14勝目で通算60勝達成!

危なげなく14勝目を挙げた田中。
待ってろ佑ちゃん! 危なげなく14勝目を挙げた田中。次はいよいよ斎藤の挑戦を受けて立つ (撮影・戸加里真司)(写真:サンケイスポーツ)
 (パ・リーグ、ロッテ1-10楽天、17回戦、楽天11勝5敗1分、3日、QVCマリン)楽天・田中将大投手(22)は3日、ロッテ17回戦(QVCマリン)で7回7安打無失点。10-1大勝に導き今季14勝目、通算60勝を達成した。いよいよ次回登板(10日、Kスタ宮城)で日本ハムのドラフト1位・斎藤佑樹投手(23)とプロ初対決のときを迎える。 
勝利の瞬間、ベンチにいた田中は真っ先にグラウンドへダッシュ。ハイタッチの列の先頭に立ってナインを出迎えた。

伊志嶺4タコ「本調子じゃない」復帰後16打数1安打…ロッテ

5回2死、三振に倒れた伊志嶺



◆ロッテ3―6楽天(2日・QVCマリン) 伊志嶺の顔は悔しさでこわばっていた。2三振を含む4打数無安打で、新人王を争う塩見に完敗だ。「相手ピッチャーがどうこうじゃなくて、自分が崩れている。勝ってるピッチャーなので、ボール自体はいいと思う」と声を落とした。

●急性へんとう炎にかかってから、調子を取り戻せない。復帰後の4試合は16打数1安打で、3割あった打率も2割8分7厘まで落ちた。「打てなかったのは、自分(の実戦感覚)が本調子じゃないというのもある」ともどかしさを口にした。
3連敗借金10 同い年のルーキー左腕にライバル心を抱いている。伊志嶺が8月19日に入院してから、復帰するまで約2週間かかった。その間に塩見は2勝をマーク。新聞やテレビで活躍を知るたびに「刺激になりますね」と静かに闘志を燃やしていた。

●チームは3連敗を喫して、今季最多の借金10。「(自分の)やることをやらないと、タイトルだって取れない」。リードオフマンの一日も早い復調が待たれる。

なでしこジャパンはタイに初戦を白星で飾った。

先制点を挙げた川澄(右)とアシストの上尾野辺(左)

●1日にロンドン五輪アジア最終予選の初戦が行われ、なでしこジャパンはタイに3-0で勝利し、見事初戦を白星で飾った。

●なでしこジャパンは、ドイツ・ワールドカップで主力だったMF澤穂希や宮間あやなどを温存し試合に臨んだが、前半は引いて守るタイの守備を崩すことができず、ミスからカウンターを食らうなど、決して褒められる内容ではなかった。

●しかし、後半から宮間を投入すると、試合のリズムが一転。宮間は正確なパスでタイ守備陣を混乱に陥れると、61分にDFラインの裏に飛び出した川澄奈穂美が先制点を挙げる。その後も、宮間は75分にCKで田中明日菜の2点目をアシストすると、途中投入された大野忍も鋭いクロスで相手のオウンゴールを誘発し、ダメ押しの3点目を奪った。