ロッテのデスパイネに当たりが戻ってきた。四回に中堅右へ特大の17号2ラン。本拠地のQVCマリンでは6月12日以来となる一発に、「本塁打を打つのが難しい球場。久しぶりに打てて良かった」とにっこり。
梅雨時に調子を落としたが、8月は8試合で打率3割6分7厘、2本塁打、8打点と復調気配。「自分でも調子がいいと思っている。打点を挙げれば、勝利にもつながる」と威勢が良かった。
5年連続50試合登板のロッテ益田を支える「負けん気」
持ち前の負けん気が、どんな重圧も、度重なる激戦での疲れをも消し去ってしまう。8月6日、京セラドーム大阪でのオリックス・バファローズ戦。千葉ロッテマリーンズの益田直也投手は2点リードで迎えた9回から登板をすると最後をキッチリと締めた。リリーフのスペシャリストは心と体を研ぎ澄まし、出番を待っていた。だからこそ、いつ何時に訪れるか分からないスクランブル登板にも動じない。魂のボールは、気持ちで打者を上回る。それがこの男の真骨頂。勝利が決まるとグラブをポンと叩いて喜んだ。この試合で、史上4人目となるプロ1年目から5年連続となる50試合を達成。タフネス右腕は充実した表情を見せた。