アーカイブ | 10月 2016

「都立でもプロになれることを証明できた」 ロッテ1位 桜美林大・佐々木千

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ロッテ1位指名の佐々木
色紙に「新人王」と書き込んだロッテ1位指名の佐々木
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 東京・日野高出身の佐々木千(桜美林大)がロッテから1位指名を受けた。「都立(高校)でもプロ野球選手になれるんだということを証明できた」と晴れやかな表情で言った。

 最初の1位指名では名前が挙がらなかった。手の汗を拭いたり、腰を浮かしたりし「このまま呼ばれなかったら、どうしようという気持ちになった」と振り返った。

 その後、外れ1位で5球団が競合しても、ロッテが交渉権を獲得しても、口を真一文字に結んだままだった。直後の記者会見で「1位で指名してもらって本当に光栄」と話すと、ようやく頬が緩んだ。

 ロッテの印象は「涌井投手、石川投手をはじめ、投手力がすごく高いイメージ」と言う。特に涌井は小さい頃からの憧れで「すごい威力のある球を投げられる。吸収できれば」と胸を躍らせた。

 同学年には大谷(日本ハム)藤浪(阪神)らがいる。「1軍に入ってローテに入り、優勝に貢献できるようになりたい」と高い目標を掲げた。

ロッテ、ドラ1に「創価大・田中指名」の不気味な“明言” 過去にも競争相手減らす仕掛け

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 ロッテは他球団に先駆け、17日に創価大・田中を1位指名すると公表。しかし、「本当に1位で指名するの? 怪しいよな」(セ・リーグ某球団スカウト)と他球団には疑心暗鬼のスカウトが多いのが実情だ。

 ドラフト戦線は田中を軸に桜美林大・佐々木、明大・柳ら逸材がズラリ。主役の1人である156キロ右腕が右肩に不安があることから1位候補の絞り込みが難しい状況にあり、各球団から「当日に決める」という声が多い。そんな中でロッテだけが「1位・田中」を明言したことで不穏な空気が漂っている。

ロッテ、ドラフトは指揮官の“ゴッドハンド”で勝負

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 ロッテの逸材獲得の切り札は指揮官の“ゴッドハンド”だ。1位指名を決めている創価大・田中が複数競合となった場合、くじ引き役を伊東監督に託す方針を18日、固めた。

 13年には石川を引き当て、昨年も平沢の交渉権を得た指揮官。球団首脳は「ぜひ、監督に引いてもらいたい」と期待を寄せた。

ロッテ 伊東監督、来季も続投 補強は「全力でやるという話聞けた」

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ロッテ 伊東監督、来季も続投 補強は「全力でやるという話聞けた」

ロッテの伊東監督

 ロッテの伊東勤監督(54)が17日、5年目となる来季の続投要請を受諾したことを明かした。13日に球団と話し合い、1年契約で合意したという。「2年連続Aクラスに入ったことで納得はしていない。優勝を狙えるチームづくりをしたい」と話した。今季はケガ人が続出し、日本ハム、ソフトバンクの「2強」との戦力差を痛感。「球団からは“補強を含めて全力でやる”という話は聞けた。(優勝が)手が届きそうなところにあるだけに頑張ってほしい」と、あらためて補強を要望した。

ロッテ ドラフトは投手中心 1位候補は創価大・正義ら即戦力

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 ロッテは20日のドラフト会議で投手を重点的に指名することになった。

 今季チーム防御率は日本ハム、ソフトバンクに次ぐリーグ3位の3.66。CSファーストS敗退後には伊東監督も「野手はそろってきた」と話しており、上位2チームに対抗できる投手陣の整備がオフの課題となる。1位候補には創価大・田中や東京ガス・山岡らの即戦力投手が挙がっているとみられ、17日に行われるスカウト会議で指名選手を絞り込む。