(木の実ナナ); レビューに失恋三連発男に、寅の発作的な改心、寅の恋愛話と盛りだくさんの内容で、楽しい。
シリーズ中でも指折りの大作といえるのではないか。 茶の間でとらやのみんながそれぞれの抱いていた夢を語るところや、
レビューが終わって誰もいない観客席で放心して座っている寅と武田鉄矢など、印象に残るシーンも多い。
しかし、木の実ナナに迫られると怖いと思うのは私だけだろうか?人気シリーズ「男はつらいよ」の第21弾。
さくらの幼馴染みである踊子・奈々子に夢中になった寅次郎は、浅草国際劇場へ通い詰める。
そんな折、九州で知り合った青年が寅を頼って上京してくる。
アーカイブ | 12月 2016
(第20作)寅次郎頑張れ
(第19作)寅次郎と殿様
(第18作)寅次郎純情詩集
(第17作)夕焼け小焼け
(太地喜和子); 寅さんシリーズでこれが一番好きだ。とにかく出てくる人が皆それぞれいい。ストーリーがいい。
気乗りしない様子で市内を案内されていた日本画の巨匠(宇野重吉)が、寅さんと再会し、車の窓から 乗り出して浮かべるあの笑顔。観ているこちらまで「遭えてよかった」と嬉しくなってしまう。
大地さんのはじけるような笑顔。皆にサービスして喜ばれると自分まで幸せな気分になってしまうような 可愛いい性分。
その人たちが抱えているちょっと哀しい部分。 巨匠や売れっ子の芸者さんが、寅さんの心根の純粋さを好いてくれるのがいい。
やんちゃな部分にちょっと困ってしまうところもいい。 観たら絶対に幸せな気分になれます。