アーカイブ | 1月 2017

(第34作)寅次郎真実一路

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(大原麗子); 第34作は松竹創立90周年記念として製作されましたが、寅さんと仲良くなった証券会社の課長(米倉斎加年)が失踪してしまう、 結構深刻な話で、残された妻(大原麗子)がシリーズ中でも最も暗いヒロインの一人として描かれています。 ある対談で、山田洋次監督が「最も創作するのに苦しかった時期の作品」と評していたのもうなづけます。 枕崎のロケが綺麗でしたが、辰巳柳太郎をもっと効果的に使って欲しかったですね! 冒頭の夢のシーンは「寅次郎博士と怪獣」です。

(第33作)夜霧にむせぶ寅次郎

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(中原理恵); 今作品は、マドンナに中原理恵を迎えて、複雑にからんだ話ですそして懐かしい顔も見られたり(舎弟の登)、寅さんが説教したり。
 男はつらいよを見てると、自分も旅をしている気分になれる、日本中のきれいな景色を見たり、いろいろなお祭りを見たり、また、 今の世の中殺伐として世知辛いこのご時世、ちょとだけ昔の人情味あふれた人と人のふれ合いなどを感じられる、 ちょっと疲れたとき見ると良いですね、私なんか続けて3本も4本も見る時があります、気の利いた名ぜりふに名場面、 いい映画て何回でも繰り返して見れるもんですね。  
今作品は、マドンナ風子に「寅さんがもう少し若かったら あたし 寅さんと結婚するのに」て言われたり、 寅さんが「俺が話をつけた」と言うと風子が「寅さんとは関係ないのよ」怒鳴る、櫻のセリフに 「幸せな恋もあれば 不幸せになる恋だってあるでしょう」「不幸せになると分っててもどうしょうもなかったのね」いいセリフです。

(第34作)寅次郎真

(第32作)口笛を吹く寅次郎

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(竹下景子)(リクエスト第2位); 住職代行に収まってしまう寅次郎のおかしさもさることながら、松村達雄の住職や長門勇の旦那、関敬六のタクシー運転手など 高梁市の寅さんを取り巻く人々が実に良いです。中井貴一と杉田かおるの恋も中途半端には描かれていませんし、 御前様の煩悩のシーンなども笠知衆の名場面です。 最後、柴又駅で竹下景子扮するヒロイン朋子に結婚を迫られながら、逃げ腰になってしまう寅さんのパターンは、 名作「あじさいの恋」と共通項が有りますね。安心して笑える寅さんシリーズの中の名作です。

コメント;明けましておめでとうございます。平成29年元旦