夕べのこと

仕事から帰って来た旦那に『ちょっとボヤキ聞いてくれる?』と言ってみた。
普段、そう言うことを自分から言わないせいか、快く承諾してくれた。
『たまにね、自分と他人を比べる人っているじゃない?
その人なりの基準があって、それで勝ったとか負けたとかさ。
勝手にライバル心みたいなのを持たれたり、
学校だったら成績やらなんやら、比較するところはあるだろうけど、
別に私は何とも思ってないのにさ。』って言ったら、
『具体的に言えば?』って(笑)
『いや、具体的って…。具体的に言っちゃって良いのかしら?
実はね、Oさんのことなんだけど…。』
Oさんとは、私が小学校高学年の時から付き合っているお友達。
学生時代は彼女にいじめられていた。
彼女はきつい性格だったから、何か気に入らないことがあると、
友達を引き連れて『あの子を無視しよう。』とかしょっちゅうやってた。
私もそのターゲットだった。
仲良くしている時も『普通なら言わないだろ?』と思うことも言われてた。
でも何だかんだ、この歳になっても仲良し。
頻繁にうちに遊びに来てるし、うちには彼女専用のお茶碗まである。
彼女は独身だけど、家族ぐるみの付き合いってわけだ。
だから、旦那も彼女のことは良くも悪くもよく知っている。
彼女をよく知る旦那だからこそ、聞いて貰いたい話もあるし、
逆に言ってはいけないって、ずっと思ってた。
『実はね、Oさんって私を物知りだと思ってるみたいでね。
でも、私は物知りじゃなくて、知ってることは全て経験値なのよね。
で、彼女は私に相談するふりをして、情報だけを盗んで行くの。
私のアドバイスや忠告などは聞く耳を持たない。
いつも、お手柄を横取りされた気持ちになるんだ。
そして、私を出し抜くことで頭がいっぱいな気がする。』と、正直に言ってみた。
旦那も。。彼女に対して、私と同じ違和感を多少なりとも感じていたようで…。
『お前さ、Oさんの母親みたいな感じになってるんじゃない?』って言われた。
うん、確かにそうかも知れない。
自分の子供ならアドバイスするよね。
そしてアドバイスしたのにスルーされたら『何で?』って思うわけだし…。
でも何で彼女は私に対して、ライバル心を抱くんだろう。。。
きっと私、彼女が喉から手が出るくらい欲しいものを持ってるんだ。
家族だったり、家だったり、多分それは他愛のないものだと思うんだけど、
独身の彼女、特にアラフォーなわけだし。。
みんな人それぞれ苦労してるんだよ。
私だって笑ってるけど、心の奥底に抱えているものはたくさんある。
表に出さないだけ。
独身の人には独身の人の悩みがあるし、
家族があれば、それはまた他の悩みがあるもの。
悩みのない人なんていない。
隣の芝は青く見えるもの…。
でも、多分。。それでも私は恵まれていると思う。
両親はとっくに見送っちまったし、
無条件に私を愛してくれる存在は、もうこの世にはいない。
切なく、涙も出るけど、前を見なくちゃね。
そんな話を旦那にしている間中、ずっと手が震えてました。
人ってね、その場から逃げ出したいと心の何処かで思うときに手が震えるんですって。
聞いて貰いたい気持ちとは裏腹に、
こんなに身近な人に言ってはいけない、やっぱりやめなくちゃって。。きっと思ってたんだと思う。
ま~、Oさんのことはまだまだたくさんあるので、また今度。
ここは『ナナイロ』の心を書くブログとして開設しました。
黒いところもキレイなところも。。これからたくさん書く予定です。
もしよろしければ、お付き合いください。。

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