第81回 ビィー・トランセホールディングス株式会社 代表取締役 吉田 平様

第81回 ビィー・トランセホールディングス株式会社 代表取締役 吉田 平様

 

会社名 ビィー・トランセホールディングス株式会社
電話番号 043-445-7111
所在地 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3 幕張テクノガーデンD 棟10階
ホームページ http://www.be-transse.com/
事業内容 西岬観光株式会社、あすか交通株式会社、平和交通株式会社3社を通じ、乗合タクシー・ハイヤー・貸切バス事業・
運行管理業・路線バス・契約送迎バス・観光貸切バス事業・旅行業・平路高速バス・貸切契約送迎バス事業の統括会社

 

 

 

img_q1吉田代表が代表として心がけている事を教えてください。


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「すべては”志”から」という言葉が大好きで、お客様にお礼状を出す時の葉書にもその言葉を入れているのですが、
常に夢や志を持っていたいという思いはいつも持っています。
人間誰にもいい時もあれば、悪いときもある。心が折れそうになる時ほど”夢”や”志”を!と思っております。
また、心がけていることは出来るだけ人を信じて行こうということです。これは私の父が人を信じていくという経営をしておりましたので、
それを引き継いでいくという意味でも大事にしています。

 

 

img_q2御社のロゴの由来と、それに込めた思いを教えてください。


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父が創業し、2代目の私に受け継ぐ途中の段階で、経営理念を作る事になりました。
「お客様」の満足、「働く人々」の満足、「企業」の満足という現在の経営理念の中で、「人の移動」を徹底的にやっていこうと決めました。
それは、当時のタクシー会社やバス会社は、本業だけでなく空いている土地を利用して付帯の事業に力を入れている会社が多く見受けられたので、もう一度「人の移動」を徹底的にやっていこうと思ったのです。
また、西岬観光株式会社、あすか交通株式会社、平和交通株式会社3つの会社を統括するグループ会社のビジョンとして、父が大切にしてきた「挨拶」というものを取り入れ、人を信じ「挨拶」を大切にする日本の心を、働く人々の幸せとともに広げ、地域に、そして社会に貢献することとしました。
ロゴの3つの丸は、お客様、働く人々、会社が大きく成長していくイメージで作りました。
また、ロゴの色はシアン色(やや緑味の明るい青)にマゼンダ(赤)を含んでいます。
青は志の色、赤は太陽を表しています。日本一挨拶を大切にする会社を目指そうという思いからこのロゴを作りました。
ビー・トランセという名前はBEはBoys be ambitious 少年よ、大志を抱けで使われている「物事を成してゆく」、「~を志を持って実行してゆく」という意味のBEです。
TRANSSE はTransportation (輸送・輸送機関)という英語をフランス語風にアレンジした造語です。
人が移動したいというニーズを捉え、そのことを志を持って徹底的にサポートしてゆくという意味です。同時にBE-TRANSSEをグループ共通の概念・ブランドに据えることにより、グループ一丸となって目標にむかっていくという意思も表しています。
挨拶を大切にすると繰り返していますが、挨拶というのは、運転手さんがお客様に挨拶をするだけでお客様が喜んでくださったり、その場の雰囲気が良くなっていくので、1日170台位の車を動かしていますが、運転手さん全員がお客様に挨拶が出来る様にしたいですね。

 

 

img_q3地域活性化に大切な事は何だと思われますか?


img_7504私は、寒竹さんと次にご紹介させて頂く松本さんと一緒に幕張にIRを誘致していきたいと思っているのですが、以前、3人でWBGの最上階にあるラウンジから海の方を観ていた時に、野球の試合が無い時は真っ暗で、富士山が見えるこんなに素晴らしい場所なのに、もったいないよねという話になったのです。もっと活性化しなきゃいけないよねって。
そこでIRという切り口で活性化をしていきたいと。
地域活性化を大きな視点で言えば夢や志を持つことが大切だと思います。
小さなことでは言っているだけではなく、実際にやるということでしょうか。
事業でも地域活性でも何でもそうですが、「実際にやる」ということだと思います。
うちの事業で言えば、今から10数年前に無料の買い物バスを提案して、今それがきっかけとなり、かなりの場所で無料買い物バスが走っていますが、人は選んで買いたいという気持もありますし、外に出るということは足を使うので健康にもいいですよね。
街の活性化の一つにお年寄りが外に出ることもあると思うので、今までなかった買い物バスという新しい事業で地域の活性化をする、自分の事業とリンクして地域の活性化をすることは大切だと思っています。

 

 

img_q4買い物バスの始まりについて詳しく教えてください。


最初は、10数年前に今はイオン系になりますが、稲毛海岸駅の前にあるマリンピアが始まりでした。
当時、幸町の住宅団地の方々がマリンピアに来るのは少し不便でしたので、イオンさんに買い物バスの提案をさせて頂きました。私達はバス会社ですので、貸切バス料金を頂き、お客様は無料でマリンピアさんまでお連れする。毎日ではなく、マリンピアさんの集客したい日に限定して実施したところ、とても喜んで頂きました。もちろん、イオンさんにとってバスの貸切代はかかりますが、駐車場にもメンテナンス代や警備員の経費など色々かかりますので、貸切バスのご提案をさせて頂いたのが始まりでしたね。
そこから色々積み重ねていくうちに一昨年に地域的に全社導入しようとなり、皆さんにもご利用頂いている様に、今広がってきております。(稲毛駅の元サティさんだった店舗は2ルート、マリンピアさんは3ルート、元カルフールのイオンさんも3ルート、イオンモールさんが2ルート走っているそうです)
きっかけは地域の活性化の為にお年寄りにもっと外に出てもらいたいという思いからですね。

 

 

img_q5幕張のお勧めスポットを教えてください。


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お勧めスポットは、美浜大橋です。ベイタウンの海側にある橋ですね。
あの場所から見える夕日の富士山が幕張の一番のスポットだと思います。

 

 

 

 

 

img_q6吉田社長にとって幕張はどんな街ですか。また今後どの様な街にしたいですか?


幕張に路面電車(LRT: Light Rail  Transit)を走らせたいと思っております。軌道レールの事業は単なるレールではなく、地域の文化を運ぶものだと思っています。
そして、千葉県、千葉市の中の幕張ではなく、ローマやミラノの様に「世界の幕張」にしたいと思っています。
今は、海岸線をつなぐルートが全くないので、海辺の活性化といっても行く手段がないので、海岸線全てをつなぐ路面電車を走らせたいですね。モノレールや地下鉄は上ったり下りたししなくてはいけないですが、路面電車は路面上で乗り降り出来ますし、バス等と違い時間も読めるし、バス停も短い間隔で作る事もできとても便利です。
路面電車で幕張本郷駅、海浜幕張駅を結び、ベイタウン美浜大橋を通り、稲毛海岸から京葉線の脇の緑地帯を通して最後は千葉港でモノレールと結ぶ。モノレールのレールを下げて、道路面と一緒にする。そうすれば、現在モノレールを利用している若葉区の方々が海浜病院や海浜公園、美術館など今より楽に来れる様になると。そんな街になるといいですね。
IRの中でカジノを持ってきたいという事が主ではなく、この様な街にして、世界の幕張にしたいですね。こうなったらお洒落だと思いませんか(笑)
羽田空港、成田空港からのアクセスも良く、富士山が見える砂浜…こんな立地は滅多にありません。砂浜ももっと手入れをして良くし、もっともっとこの立地を生かしていけば世界の幕張に出来ると思います。

 

 

img_q7次にご紹介頂く社長『株式会社フォルム 代表取締役社長 松本有様』の「ここがすごい!ここが魅力!」を教えてください。


WBGに会社を構えていらっしゃいますが、デザイン会社であれだけの人数を抱えて会社経営をされている事がまずすごいと思います。
会社に行くと分かると思いますが、会社としてデザインしている商品も色々あります。
そしてIRの中でメガフロート構想というのがあり、日本の造船技術を復活させて、世界の温暖化によって沈んでしまう国に役立つ様な日本の技術にしていこうという考えもある方で、そういった知識もあり、発想出来るという事もすごいと思います。

 

 

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201609241005_0001吉田社長のお好きな言葉「すべては ”志” から」
吉田社長がお礼状を書く時などに使う葉書には、ご友人に書いて頂いたという吉田社長の似顔絵(たーくんと呼ばれているキャラクターだそうです)と、すべては “志” からの文字。
吉田社長のお話しひとつひとつから、先代のお父様の大切にしてきた「人を信じる」という事を受け継ぎながらも、新しく進化し続けるー。という思いが伝わってきました。
また、今では当たり前に利用している、無料買い物バスの始まりについてもお話ししてくださいました。
 前回ご紹介させて頂いたDSデンタルサポートグループ寒竹代表代の描いている将来の幕張の中には、吉田社長も大きく関わっており、おふたりの強い繋がりを実感しました。また、幕張に会社を構える社長同志が繋がり、同じ夢も持っている事に、幕張の強さを感じました。そしてこの夢には次にご紹介頂く、株式会社フォルムの松本社長も大きく関わっている…次回の松本社長の取材も
楽しみになりました!
吉田社長、お忙しい中お時間を頂きありがとうございました。

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