先月TVで『ランニング』と『モノづくり』を題材にしたドラマが始まりました。
『陸王』:以前話題になった『下町 ロケット』の池井戸潤さん原作で、老舗の足袋製造会社が、 会社の生き残りをかけて靴の開発チームを立ち上げ奮闘する姿を描いています。
ドラマの展開は『下町 ロケット』と似ているような。。。な感じで始まったのですが、興味があるのはその内容。
”怪我で選手生命が終わりかけたランナーが『怪我をしない走法』とその走り方に特化した『シューズ』との出会い” で物語は進みます。
なぜこの物語に惹かれるのかは、2011年の夏から私が経験したコトに理由があります。
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社会人になって10数年経過し、学生時代に始めたトライアスロンもご無沙汰。40歳を手前に迎えて体力維持を目的に始めた毎週のランニング企画『ミリオンランナー』も1年が経とうとした頃、私はバイクで事故をしてしまいました。
急に道へ飛び出してきた女性を避けての転倒。
運よく?か私の単独事故になったのですが、周囲に助けられ側道まで運ばれた自らの破れたオーバーオールをめくると、膝に3センチくらいの穴が開いていました。。。
出血はほとんどなく、中の組織がえぐり出されたような状態。
後日事故ったバイクを警察署まで引き取りに行ったところ、バイクのステップが膝に刺さった形跡が。。。
その場で救急車で運ばれ10日ほど入院することになりました。
どうやら負傷の状態はこんな感じのようです
内側広筋と大腿四頭筋を大きく損傷してしまったらしい。
グチャグチャになった内部を消毒&縫合するために膝を大きく切開し治療していただきました。
このような怪我痕が残りました。
治療やリハビリに2ヶ月ほど経ち、運よく日常生活の歩行には大きな支障もなく回復。やがて自らのランニング企画ミリオンランナーにも復帰できるようにもなったのですが。。。
『ゆっくりでも3〜5kmほど走ると右脚に突如とした筋痙攣』が発症してしまう後遺症が残ってしまいました。
《ワタシはガラスの膝を持ったランナー》になってしまったのです。
元々学生のトライアスロン選手時代から膝は弱い方でしたが5kmで潰れるヒザは致命的。理学療法士の方にも診ていただきましたが大幅な回復は難しいとの判断。
残念ながら私は生涯このガラスの膝と共存していかなくてはならなくなったわけです。
自業自得、終わった過去は受け入れて出来るコトをやっていこう!そう前向きになるしかなかった。
そんな時にランニング仲間が貸してくれた本『BORN TO RUN』
ここに私のランニング人生が大きく変化する道標が記されていました。
>>『ヒザに負担の少ない走り方』に続く
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