検証！

これから難しい単語や数字が出てくるので、めんどくさい方は写真とその下の説明だけ見てください（笑）
お客さんからある相談をいただいたとき、
それをヒントに、自分でも興味があったので検証してみることにしました。
『スマホと一眼レフのカメラ、どう違うの？』
今回、２パターンの検証をしてみました。
１パターン目、写せる範囲と明るさの違い
２パターン目、写り方の違い

使用するカメラはこちらの２台
・iPod touch５のカメラ（iPhone５と同じくらいのカメラらしい。以下、スマホという）
・Canon EOS 5Dmk2（以下、一眼レフという）
まず１パターン目、写せる範囲と明るさの違い。
【撮影環境について】
・外は雨、厚く黒い雲のある日
・照明はつけない、フラッシュなし
暗い部屋で、同じ場所からカメラを構えたらどのように写せるのかを実験してみました。
スマホはシャッターボタンを押しただけ（オート）、
一眼レフのほうはマニュアル撮影しました。
一眼レフにはあえて１７mm（３５mm換算）の超広角レンズを使用しました。

左がスマホ、右が一眼レフ。

上がスマホ、下が一眼レフ。
一眼レフはあえてこの機材にしましたが、
暗めで狭い環境でも、明るく広く写すことができました。
実際の、人間の目で見る明るさは真ん中くらいです。
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２パターン目、写り方の違い
全く同じ設定で撮影したらどうなるの？？
ということで、ほぼ同じ様に撮影してみました。
＊カメラの構造上全く同じ設定は出来ないため、同じくらいのところで調整しました。
設定は以下の通り
↓　　↓　　↓
iPod touch5
F2.4
ISO125
SS 1/24
WBオート
33〜34mmくらい（らしい）
縦:横=3:2
一眼レフ（Canon 5Dmk2 × 28-70mm F2.8L）
F2.8
ISO160
SS1/25
WBオート
34mm
縦:横=3:2
画像はそれぞれ左がスマホ、右が一眼レフです。
マグの、「snow peak」の文字にピントを合わせています。

全体像、いかがでしょうか？？
これを拡大して行きます。
↓

背景のボケ方、手前のボケ方に注目です。

こちらも奥のボケ方に注目です。
光と影、つまり白と黒の写り方にも注目。

マグの飲み口部分を無理矢理拡大した画像です。
ほぼ同じ設定で撮影しましたが、
一眼レフの方は手前も背景もボケていて（F値は2.8）、
マグにだけピントが合っているように見えます。拡大しても比較的綺麗ですね。
マグを強調して見せたい、「まずマグを見て！」そんな比較的わかりやすい写真だと思います。
反対に、後ろにある物がなんなのか、よくわからない写真になってしまいました。
一方スマホの方は、
ピントはマグに合わせていますが（F値は2.4）、
手前のテーブルの木目や奥の加湿器やカーテンもボケずにはっきりと見えます。
テーブルもマグも加湿器もカーテンも含め、全てを主張したい、たくさんの情報が含まれる、そんな写真になりました。
反対に、何を強調して伝えたいのかがわかりにくい写真になってしまいました。
そういえば、以前も比較画像の記事を書きました。
http://blogs.makusta.com/atsushisuzuki/e265875.html
こちらも併せてご覧ください。（記事の後半部分）
それぞれのカメラには、それぞれのメリット・デメリットがあります。
手軽さ、気軽さ、値段の面では、一眼レフはスマホには勝てません。
（値段の面では裏技はあるけれど…）
正直、機材なんて何でもいいんです（笑）
写ルンですでも、スマホでも、一眼レフでもなんでも。
一番大切なのは写真を楽しむこと！自分の想い（色）を写真に表すこと！
ご自身に合った、カメラライフを楽しんでいただきたいです♪
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撮影プランはこちら
http://blogs.makusta.com/atsushisuzuki/e264120.html
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