アーカイブ | 2012年4月16日

ロッテ・藤岡が10K完投

ロッテ・藤岡が10K完投

新人一番乗り!ロッテ・藤岡が10K完投

(パ・リーグ、ソフトバンク1-5ロッテ、3回戦、ロッテ2勝1分、15日、ヤフードーム)ルーキー一番乗り! ロッテのドラフト1位・藤岡貴裕投手(22)=東洋大=が15日、ソフトバンク3回戦(ヤフードーム)に先発。4安打1失点、10奪三振の快投で、プロ初完投勝利となる2勝目を挙げた。新人完投一番乗りでチームは5-1で勝利し、今季敵地で負け無しの6連勝(1分けを挟む)となった。

九回二死、松田のバットが空を切る。藤岡が、141キロの直球で10個目の三振を奪う。ルーキー一番乗りの完投勝利を成し遂げ、雄たけびをあげた。

「新人の中で一番乗りはうれしいし、何事にも一番になりたい。完投で自信もつきました」
先発3度目で達成。観衆3万7025人の敵地でも動じない。八、九回に最速144キロを計測した直球で押し、カーブとスライダーで重量打線を4安打に抑えた。九回に明石、内川に連打を浴びたが後続をピシャリ。131球のメモリアル勝利だ。

13日のブルペン投球では、ビジターならではの戸惑いもあった。マウンドの傾斜が低く調整に苦しんだという。ヤフードームのマウンドがブルペンよりも高く感じた。微妙な差だったが、試合では表情ひとつ変えず好投。新人ながら適応力の高さも光った。
首位ソフトバンクに勝ち越し、0・5ゲーム差とピタリ追走。今季敵地で負け無しの6連勝で、チームの“外弁慶神話”のバトンをつないだ。

「よく完投してくれた」と西村監督は絶賛。今季のロッテはひと味違う。間違いなく黄金左腕は快進撃の中心にいる。