(大原麗子); 第34作は松竹創立90周年記念として製作されましたが、寅さんと仲良くなった証券会社の課長(米倉斎加年)が失踪してしまう、 結構深刻な話で、残された妻(大原麗子)がシリーズ中でも最も暗いヒロインの一人として描かれています。 ある対談で、山田洋次監督が「最も創作するのに苦しかった時期の作品」と評していたのもうなづけます。 枕崎のロケが綺麗でしたが、辰巳柳太郎をもっと効果的に使って欲しかったですね! 冒頭の夢のシーンは「寅次郎博士と怪獣」です。
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(第33作)夜霧にむせぶ寅次郎
(中原理恵); 今作品は、マドンナに中原理恵を迎えて、複雑にからんだ話ですそして懐かしい顔も見られたり(舎弟の登)、寅さんが説教したり。
男はつらいよを見てると、自分も旅をしている気分になれる、日本中のきれいな景色を見たり、いろいろなお祭りを見たり、また、 今の世の中殺伐として世知辛いこのご時世、ちょとだけ昔の人情味あふれた人と人のふれ合いなどを感じられる、 ちょっと疲れたとき見ると良いですね、私なんか続けて3本も4本も見る時があります、気の利いた名ぜりふに名場面、 いい映画て何回でも繰り返して見れるもんですね。
今作品は、マドンナ風子に「寅さんがもう少し若かったら あたし 寅さんと結婚するのに」て言われたり、 寅さんが「俺が話をつけた」と言うと風子が「寅さんとは関係ないのよ」怒鳴る、櫻のセリフに 「幸せな恋もあれば 不幸せになる恋だってあるでしょう」「不幸せになると分っててもどうしょうもなかったのね」いいセリフです。
(第34作)寅次郎真
(第32作)口笛を吹く寅次郎
(第31作)旅と女と寅次郎
(第30作)花も嵐も寅次郎
田中裕子); 今作品は、48作中、動員数で三番目の2282000人、配収15億2000万で一番の作品、 マドンナは田中裕子で派手さは無いがしっとりしたいい女で二枚目の三郎青年(沢田研二)との恋のお話。 まずとらやで、まつたけ騒動が始まり、おじちゃんに「出て行ってくれ」と言われ、 寅さんが「それをいっちゃおしまいだよ」といって出て行く事になる、この後のおじちゃんとさくらのセリフにほろりとする。 九州で蛍子(田中裕子)と三郎と寅さんたちが出会う。三郎青年は母親の思い出の地を納骨前に尋ねている途中、 旅館で寅さんと会い供養をすることになる、ここで面白い場面があり大笑いする、港で別れの時がきて、 三郎が蛍子に「ぼ ぼくとつきおうてくれませんか」で恋が始まり、寅さんが世話を焼き観覧車の中でプロポーズとなる。 寅さんがポロリと言うセリフ「やっぱり二枚目はいいな ちょつぴりやけるぜ」 大笑いし、しんみりし、ほのぼのする映画です。
コメント;今年はいろんな災害が有りましたが、来年は良い年でありますように祈っています。