ハーブにはそれぞれ色々な興味深い云われがあります。
又ハーブには全部学名が付けられていますが、その学名にも様々な意味が含まれています。
今日はハーブのそんなお話しをご紹介します。
今日は誰でも良く知っているローズマリーのお話し。
ローズマリーは地中海沿岸原産の常緑低木で、葉にはショウノウのような少し刺激的な香りがあります。
春から初夏にかけては紫青色の花を咲かせます。
この紫青色のお花にもステキな伝説があるのですよ
ローズマリーの花はもともと白い花でしたが、聖母マリアが青いマントをこの木に掛けたところお花が青くなったという伝説から、ローズマリーには「マリア様のバラ」というニックネームもあります。
ローズマリーの学名は「Rosmarinus Officinalis」
Rosmarinus(ロスマリナス)はラテン語で「海のしずく」を意味します。
ローズマリーの木は海岸近くにも生え、小さな紫青色のお花がまるで海の波が散ったしずくのようであることからつけられたと言われています。
ロマンチックですね
Officinalis(オフィキナリス)はやはりラテン語で「薬用の、薬効がある」と言う意味を含んでいます。
ローズマリーは強壮、活力を与えるハーブとして古くから民間薬として使われていました。
そして「若返りのハーブ」としても知られており、「ハンガリー王妃の水」の主原料として用いられたと言われています。
「ハンガリー王妃の水」のお話しとは・・・・
中世ヨーロッパの医学にハーブや精油が盛んに用いられ始めた頃の事。
14世紀のハンガリー王妃エリザベート1世は若くして夫をなくし、ハンガリーの君主として長きにわたり善政をしていました。
所が王妃が晩年になった頃、手足が痛む病気にかかり、政治もままらなくなってきてしまいました。
これを気の毒に思った修道院の僧侶が王妃のためにローズマリーを主原料として作った痛み止め薬を献上しました。
すると症状がみるみると良くなったばかりかどんどん若返り、70才を超えた王妃に隣国ポーランドの王子が求婚したというのですから驚きです。
その後この痛み止め薬は「若返りの水」と評判が立ち、今に伝えられています。
今でも「ハンガリアンウォーター」としてとても人気があります。
実際にローズマリーは血液循環を促進したり、免疫力を高める働きがあります。
又脳に活力を与え、自信ややる気を引き出し、集中力を高めてくれるハーブとしても有名です。
認知症予防にもローズマリーが使われているのはもう知られていますよね。
このように「若返りのハーブ」ローズマリーを活用して元気に若返りましょうね