「共同労働」を選ぶということ①

なぜ立ち上げるのが自営業や株式会社ではなく企業組合 ワーカーズ なのか
少しお話をしておきます
ワタシは理容店に生まれました 自営業です
親の世代では 人づきあいが苦手という場合 職人になるという道があったようです
父親は無口で癇癪持ち 頑固で偏屈 コミュニケーションの取れない人でした
会社勤めなどのできる筈もなかったでしょう 職人の道へ
養女で理容店に入った母親と結婚 技術を教え込まれたそうです
人を雇うこともなく 家内制自営業
その環境で育ったワタシですから サラリーマン生活もそう長くは続きません
定時制高校に通いながら工員やアルバイトを転々
友人に誘われて生協職員に
幸いにもここでいい上司に恵まれ 上司と部下の関係を学びます
若さに任せて生意気盛りのワタシを よくも適材適所に使ってもらったものだと 今にして思います
人生の師とも言える人に出会い
広報に必要なノウハウーー取材の 仕方、記事の書き方、見出しの付け方、写真の撮り方、現像、焼き付け、印刷版下の作り方ーーを教え込まれました
その後脱サラ
どうしてもやりたかったライブハウスを始めます
アマチュアを集めてコンサートを企画・制作していたので 周りにはたくさんの仲間がいたのですが
一人で始めることに 何の疑いも持ちませんでした 誰かと一緒に など考えもしなかったのです
当時はカラオケ全盛期
階下のカラオケ店は大にぎわいでも ライブハウスなど誰も来ない日々
それでも何とか経営を続けますが 3年を待たずに行き詰まり閉店
音響機材だけが残りました

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