ケークサレとは「塩のケーキ」の意味 フランスのお惣菜ケーキ
都内では中目黒「カフェ・ド・ヴェルサイユ」わずか1軒だけ(現在はネット通販中止)
レシピを見ると確かに美味しそう
早速試作です いろんな材料の組み合わせ レシピを変えての試作
だんだん形になってきます
当事者のメンバーの中からも
これで仕事ができたら嬉しい と希望が見えて来ます
何をどう作るか も大切ですが
彼ら引きこもりには 他人と関わること自体が大切
今まで家族以外の他人とは関わったことがないのですから
そして何より 自分の感情を言葉にして他人に伝えることが肝心なのです
小さな子供が言葉を覚え 周りとの関わり方を学ぶように
少しずつ少しずつ進めていきます
が
ワーカーズの立ち上げに 代表は話には乗るものの
実際に行動することを躊躇しているようでした
今になって分かることですが
彼女にとってこの工房は引きこもり当事者の居場所である以前に
彼女自身の居場所 彼女のお城だったのです
それを失くしてまで 新しい事業に関わることはしたくなかったのでしょう
彼女自身が夫の依存を受け入れている共依存だったのです
彼女が夫から逃れる場所がこの場だったのです
ケーキ作りをする工房の入り口のアパートに住む男性
工房に怒鳴り込んできたり 男性の当事者に絡んだりする事件が勃発しました
警察に通報し 家人に迷惑行為をやめるよう求めたり
もちろんその間は作業は中断です
そうしている間に年度末
工房には新しい当事者が現れます
お菓子作り教室をやっていた女性
彼女がこの場をリードするようになりました
ひょっとしてこれは代表の意図的な行動かとも思いました
パーソナリティ障害を持つ人がリーダーシップを取れないことは ワタシには分かっていますが
代表には分かっていない様子
これも後になって分かるのですが 彼女は当事者と一緒にやりたかったのです
単年度契約のワタシの仕事は不安定です
来年度はどうしようかと思っていたところだったのですが
ワーカーズの話が進展しない以上 ここで手を引くのがいいだろうと判断
1年あまりのここでの作業は終わりました 一体この時間は何だったのでしょう
食品衛生責任者講習の受講証を引き払い 道具を撤収しました