元々好奇心や冒険心が旺盛だったぼくは1人旅が好きだった。
小さいころから親の目を盗んでは、自転車で近所を駆け巡ったり、近隣の家の敷地内に入っては犬とじゃれたりおじいちゃんおばあちゃんとしゃべったり・・・
今思うと、幼稚園の時から「旅人」を謳ってたかもしれない(笑)
大学2年の夏、19歳の時
10代最後に何か大きなことをしたいとおもって、ニューヨークに一人旅に出かけたこともあった♪
知らない土地へ行って、探検することが好きだったんだよね☆
幸い病気になってもその心は薄れていなかったんだ。
どうにかして病気を治したい。環境が変われば治るかもしれない。もっと生きたい。
少しずつだったけど前向きになっていった自分がいた。わずかに残っていた小さな挑戦心がぼくの背中を押してくれた。
「新たな旅に出よう」
こうしてぼくの「挑戦」が始まった。
2008年8月13日
初めて病院を訪れた。
それまで精神科って重くって、すごく行きにくかったんだ。自分が「精神病」にかかってるなんて思いたくもなかったし。信じたくもなかった。
でも体は正直なんだよね。毎日前の日記に書いてあるような状態でしょ?もう廃人みたいな生活が嫌だったんだよ。だから誰でもいいから助けてほしかったんだ。
とまどいながらも、家の近くの病院を訪れ、そして診療室のドアをノックした。入った瞬間、急に涙が出てきて、その場に座り込んだ。
やっと出せた一声。
「助けてください。」
30分くらいの診断だったかな?もう泣きじゃくってて覚えてないや。
長い診断の後、精神科の先生から診断されたのは、案の定、「うつ病」だった。
病気の宣告と同時に生きる意味を見失った。何度も自ら車に飛び込もうとした。
でも、ぼくにはそんな勇気もなかった。
死ぬ意味も見つからなかったんだ。
生きることも死ぬこともできなくなってしまい、途方にくれる日々を送った。
どうしようもなくなってしまったぼくは無理やり答えを出そうとした。
生きるか死ぬか、どっちでもいいから答えがほしかった。
死ねないのなら、それならどうにかして生きてみよう。生きる意味を見つけよう。
そうしてぼくは生きる道を選んだ。
単純な性格でよかったよ(笑)