初めて病院を訪れた。
それまで精神科って重くって、すごく行きにくかったんだ。自分が「精神病」にかかってるなんて思いたくもなかったし。信じたくもなかった。
でも体は正直なんだよね。毎日前の日記に書いてあるような状態でしょ?もう廃人みたいな生活が嫌だったんだよ。だから誰でもいいから助けてほしかったんだ。
とまどいながらも、家の近くの病院を訪れ、そして診療室のドアをノックした。入った瞬間、急に涙が出てきて、その場に座り込んだ。
やっと出せた一声。
「助けてください。」
30分くらいの診断だったかな?もう泣きじゃくってて覚えてないや。
長い診断の後、精神科の先生から診断されたのは、案の定、「うつ病」だった。
病気の宣告と同時に生きる意味を見失った。何度も自ら車に飛び込もうとした。
でも、ぼくにはそんな勇気もなかった。
死ぬ意味も見つからなかったんだ。
生きることも死ぬこともできなくなってしまい、途方にくれる日々を送った。
どうしようもなくなってしまったぼくは無理やり答えを出そうとした。
生きるか死ぬか、どっちでもいいから答えがほしかった。
死ねないのなら、それならどうにかして生きてみよう。生きる意味を見つけよう。
そうしてぼくは生きる道を選んだ。
単純な性格でよかったよ(笑)