再会2

12月25日 聖なるクリスマスの日。
前日の目撃現場に行ってみるが猫はいない。
  (そういつも同じ場所にはいないわよね~)
隣の「猫のことならあのお宅に聞くといい」と
ご近所から太鼓判を押されていたお宅を
訪ねてみた。いつもお留守で会えなかったが
この日はご在宅。初めてお会いできた。
  「茶トラと白の猫、見かけませんか?」
  「今、うちの庭で寝てるよ。」
  「 !!! 」
お庭に入らせていただくと、日当たりのいいお庭に
面した縁側で、のんきに日向ぼっこをしていた。
心配で、猫の行動する時間帯とされる深夜や朝も
5時起きして捜索する日を1ヶ月続けていた人の気も
知らず・・・。
よく見るとやっぱりちゃちゃに違いない。
顔も丸く、体もぽっちゃりして首輪が肉に隠れて
色の判別がしにくくなっている。
そ~っと近づくがやはり逃げてしまう。
  (今度は簡単には逃がさない!)
覚悟を決め、後を追う。
隣の敷地、そのまた隣の敷地、そのまた隣・・・
猫はするりと通り抜けて行く。
とうとう日当たりのいいお宅の庭で止まった。
5,6メートル離れた空き家の庭から、木々の
隙間を通してちゃちゃを監視。
時々名前を呼んでみる。
こちらの様子を気にしながらも動く様子は無い。
長期戦を覚悟。
30分ほど経ったところで、家の方が出てきた。
過去の失敗から小声でお願いした。
  
  「猫を捕獲しようとしてますので、
   静かに、お願いします。」

・・・なのに
  「なに?猫?」
と言いつつ近寄ってくる。
  (ひえ~~オジサン、来ないで~~)
次の瞬間、ちゃちゃは人の気配を感じて、追跡不能な場所へ
逃げてしまった。
また逃がした・・・・。
後で知ったこと。
ちゃちゃは、日向ぼっこをしていたお宅に家出直後の
1ヶ月ほど前から出没、ノラ猫のための餌をいただき、
さらに精力を付けるためにと出された鳥のササミも
いただいていた。どうりで太るわけだ。
それから捨て猫だと思われ、ライオンちゃんと呼ばれていた。
このお宅の方のご協力も得ながら、保護活動は続く。
  (はあ~~)
        お隣の屋根でお昼寝していた頃のちゃちゃ

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