アーカイブ | 2月 2012

ロッテ・藤岡、長野との対戦熱望…

ロッテのドラフト1位・藤岡貴裕投手(22)

ロッテのドラフト1位・藤岡貴裕投手(22)=東洋大=が23日、巨人の長野久義外野手(27)に挑戦状を叩きつけた。26日の巨人とのオープン戦(那覇)で対外試合デビューするルーキーは「対戦したい選手? 長野さんです」と即答。セ・リーグ首位打者との対決を熱望した。

東洋大時代、長野が当時所属していたホンダと練習試合を行い、そのときは「抑えました」という。「でも、社会人の時からすごい打者だったので、プロでもまた対戦してみたい」

さらに、巨人の先発は沢村だ。東都大学リーグで投げ合った中大の元エースに対しても、「いきなり沢村さんと当たるなんて面白いですね」と心躍らせた。新人王を目指す左腕は「結果も求められてくると思う」と2人の先輩新人王斬りをもくろんでいる。

キャンプ最終日のこの日は、ブルペンで34球を投げ沖縄本島での実戦登板へ最終調整。

キャンプ当初、90キロあった体重も、連日のトレーニングで現在はベストの86キロに絞った。「成瀬さんや唐川、周りに刺激を受けながら、いい形で終われた」。引き締まった顔つきが、23日間の充実ぶりを物語っていた。

ロッテ・サブロー、日本一で真珠プレゼント

ロッテ・サブロー、日本一で真珠プレゼント

ロッテのサブロー外野手(35)と渡辺正人内野手(32)が石垣島キャンプ休日の20日、練習休みを利用して沖縄県石垣市の『琉球真珠』を訪問。養殖真珠の核入れを行った。手術道具のような器具を使って真珠貝に穴を開け、真珠のもとになる「核」を植え付ける作業にサブローは「難しかったですね」と笑った。

核は順調に育てば2年後に真珠となり、全体の30%が商品としての価値を持つものになる。「うちのチームも1年後、2年後、いつも輝いているチームにしたい」。うまく真珠が成長すれば「日本一になって、喜んでファンにプレゼントしたい」と約束した。

巨人から出戻りの今季は、体質改善に取り組んでいる。1月中旬に分子栄養血液検査を実施。インスリン過多により疲労しやすいことを指摘され、炭水化物断ちしている。「石垣は焼き肉がおいしいのに、御飯が食べられない。米、大好きなのに」と苦笑する。

現在は昨季より3キロ以上軽い体重90キロ弱をキープ。「長い時間睡眠が取れるようになった」と少しずつ効果も確認している。アンチエイジングに励むベテランがチームを真珠のように輝かせる。

<巨・神>地元・沖縄での登板で3回無失点の好投を見せた宮国

巨人の2年目右腕・宮国椋丞投手

 
●巨人1-0阪神(2012年2月19日 沖縄セルラー)

●2月の伝統の一戦で、沖縄の星が躍動した。巨人の2年目右腕・宮国椋丞投手(19)が19日、阪神とのオープン戦に初先発し、3回打者9人をパーフェクトで4奪三振。オープン戦ながら初勝利を挙げた。両親や母校・糸満の関係者らが駆けつけた凱旋登板で圧巻の投球を披露し、開幕ローテーションに名乗りを上げた。

●試合後の会見。重圧から解き放たれた19歳が、はにかみながら振り返った。「次から次へと凄い打者が出てきて不安だったけど、自分の投球ができたと思う」。金本ら主力が並ぶ猛虎打線をわずか28球で3回パーフェクト、4奪三振。期待を抱かせるには十分すぎた。