<楽天>連敗を3で止める ロッテは中継ぎ陣が踏ん張れず
○楽天6-3ロッテ●(19日・QVCマリン)
楽天が連敗を3で止めた。同点の七回、フェルナンデス、ガルシア、牧田の3連続適時打で3点を勝ち越した。先発・田中は今季初完投で2勝目を挙げた。ロッテは中継ぎ陣が踏ん張れず、連勝が3で止まった。
<楽天>連敗を3で止める ロッテは中継ぎ陣が踏ん張れず
○楽天6-3ロッテ●(19日・QVCマリン)
楽天が連敗を3で止めた。同点の七回、フェルナンデス、ガルシア、牧田の3連続適時打で3点を勝ち越した。先発・田中は今季初完投で2勝目を挙げた。ロッテは中継ぎ陣が踏ん張れず、連勝が3で止まった。
ペンがひげそり効果で初勝利 ロッテは首位
「ロッテ7‐3楽天」(18日、QVC)
ロッテ先発のペンが7回を4安打1失点に抑える力投で今季初勝利を挙げた。
緩急自在に7三振も奪い、「打撃陣がいい働きをしてくれた。自分もいいピッチングをしようと心がけた」と振り返った。
12日のオリックス戦(QVC)で今季初先発。6回3安打2失点に抑えるも打線の援護なく敗戦投手になっていた。元阪神のゲイル並みに、鼻下からアゴ、もみあげまでつながっていた自慢のヒゲを蓄えていたが、「暖かくなってきたしね。顔が軽くなってスッキリしたよ」とゲン直しして登板。「ヒゲをそって初勝利。良かったよ」とご満悦だった。
巨人・杉内、鬼門ナゴヤDでプロ初勝利!連敗ご免「初回から飛ばした」
8回、森野を三塁ゴロに打ち取りガッツポーズを決める巨人・杉内
「中日1-4巨人」(17日、ナゴド)
鬼門を突破した。8回を4安打10三振1失点で2勝目をマークしたが、プロ入り以来、ナゴヤドームは初勝利。巨人・杉内は「ナゴヤドームはデータ的に相性がよくなかったので初回から飛ばしていった」と苦笑。だがその表情には達成感がにじんでいた。
5年ぶりの同ドームのマウンド。一回には傾斜をつかむのに苦労した。2つの暴投など制球を乱し1死一、三塁とピンチを広げたが、山崎、和田を連続三振に仕留め修正。2‐0の八回に平田にソロを浴びて1点差に迫られ、なおも1死一、三塁のピンチを迎えたが、踏ん張り後続を断った。
13失点バッテリーに渡辺監督怒号「仲良し軍団じゃダメ」
◇パ・リーグ 西武0-13日本ハム(2012年4月16日 西武D)
今季初の2桁失点で惨敗。試合後、ベンチ裏の控室ではバッテリーに向けて西武・渡辺監督の怒号が響いた。「仲良し軍団じゃダメだ!投手がゼロに抑えれば負けはないんだ!」。攻守ともに精彩を欠き、球団ワーストの本拠地開幕6連敗で借金6。指揮官は「このふがいないゲームを選手がどう受け止めるか。ファンの期待を裏切ることになって申し訳なく思っている」と話し、約1分で会見を切り上げた。
新人一番乗り!ロッテ・藤岡が10K完投
(パ・リーグ、ソフトバンク1-5ロッテ、3回戦、ロッテ2勝1分、15日、ヤフードーム)ルーキー一番乗り! ロッテのドラフト1位・藤岡貴裕投手(22)=東洋大=が15日、ソフトバンク3回戦(ヤフードーム)に先発。4安打1失点、10奪三振の快投で、プロ初完投勝利となる2勝目を挙げた。新人完投一番乗りでチームは5-1で勝利し、今季敵地で負け無しの6連勝(1分けを挟む)となった。
九回二死、松田のバットが空を切る。藤岡が、141キロの直球で10個目の三振を奪う。ルーキー一番乗りの完投勝利を成し遂げ、雄たけびをあげた。
「新人の中で一番乗りはうれしいし、何事にも一番になりたい。完投で自信もつきました」
先発3度目で達成。観衆3万7025人の敵地でも動じない。八、九回に最速144キロを計測した直球で押し、カーブとスライダーで重量打線を4安打に抑えた。九回に明石、内川に連打を浴びたが後続をピシャリ。131球のメモリアル勝利だ。
13日のブルペン投球では、ビジターならではの戸惑いもあった。マウンドの傾斜が低く調整に苦しんだという。ヤフードームのマウンドがブルペンよりも高く感じた。微妙な差だったが、試合では表情ひとつ変えず好投。新人ながら適応力の高さも光った。
首位ソフトバンクに勝ち越し、0・5ゲーム差とピタリ追走。今季敵地で負け無しの6連勝で、チームの“外弁慶神話”のバトンをつないだ。
「よく完投してくれた」と西村監督は絶賛。今季のロッテはひと味違う。間違いなく黄金左腕は快進撃の中心にいる。