映画●「小さいおうち」
●CHECK解説数々の名作を世に送り出してきた山田洋次が、監督作82本目にして全く新しい世界へと踏み出した。 ことの始まりは、山田監督が偶然手にした一冊のベストセラー小説。 2010年に第143回直木賞を受賞した、中島京子の『小さいおうち』だ。 読了した直後、「自分の手で映画化したい」と熱望した山田監督は、すぐに作者に思いのたけを込めた手紙を書いた。 50年を超える監督人生の中で“家族の絆”を描き続けてきた山田監督が、今作で初めて“家族の秘密”に迫る。 家族の温かさを見つめてきたその目で、更に深く人間の心の奥底に分け入り、その隠された裏側までも描きだそうとする そんな監督の情熱から生まれたかつてない意欲作が、ついに完成した。
(2014年2月21日幕張シネプレックス上映