三井さんは女子美出身

今日の朝日新聞に、
中国で日本の絵本が好感されている、、、
そんな記事がのったそうです。
Kさん(女子美卒)が送ってくださいました。
三井さんの絵本が、中国でも出版されることが
決まったのも、そういう背景があったんですね。
三井さんは、女子美の短大に行き、
グラフィックデザインの勉強、
そのあと専攻科にも進んだようです。
専攻科ではイラストの勉強をしたそうです。
(私はまだ出会ってないので、聞いた話)
女子美は、優秀な卒業生を多く出して、
活躍中のかたが多いようです。
当時の同級生の方たちも、今でも
何らかの、美術関係のお仕事をされている方も
いるようです。
今回カンパしてくださった方も、(コメントも)
女子美の同級生の方が、多いです。
三井さんは、みんなに好かれていたのが、
よくわかります。
彼女は、一生懸命色んな画材を試したり、
一生懸命絵をかいていたようです。
(卒業後、30過ぎでしたが、近くで暮らしていた私も、
彼女が部屋に色んな画材を並べて、描いていたのを
よくみています。)
表現したいことがあったから、
自分のスタイル、世界を、
当時から、懸命に作り上げていったんでしょうね。
絵本をかくのが、彼女の表現したいことに
一番ぴったり、だったのでしょう。
それを美大の仲間も、みていて、
感心して、認めていたんだろうな、、と思います。
どの絵をみても、三井さんの世界があるのですから。

もっと、彼女には描いていてほしかった、、と思うのは
私だけではないとだろうな、、、と。

カンパの途中報告

みなさまのご協力のおかげで、
カンパが、けっこう集まってきています。
どうもありがとうございます。
2月16日時点の、通帳の記帳の段階ですが、
7名様からカンパを、11万ちょっといただいています。

中には、多額のカンパをしてくださった方がいて、
この金額になりました。
どうもありがとうございます。
この中から、期限のせまっていた、
三井さんの絵本「かくれんぼ」
50冊代の支払いを、させてもらいました。
こちらは、定価400円。遺作展で販売予定です。
それ以外に、10冊を出版社のご厚意で
いただきましたので、こちらは
高額のカンパをくださった方、1万以上くださった方、
先着順に計10名までの方に、お渡しする予定です。
あとは、画廊代。
三井さんの家に行き、絵をもってくる運搬代。
額装の必要なものがあれば、額装等、展示のための画材代。
あと、ひとつ進んでいる企画にかかる費用。
これらがメインだと思われます。
資金のめどが、こんなに早く見えてくるとは
思っていませんでした。
これも、カンパ提案してくださった、Myumikoさんはじめ
みなさまのご協力のおかげです。
感謝しております。
10月は、まだまだ先のことですが、
カンパで全てがまかなえますよう、、
ご検討中の方は、引き続きご協力のほど
どうぞよろしくお願いいたします。
皆様のご協力は全て、上記のみずほ通帳に記載されます。
カンパは一口5000円(何口でも)
みずほ銀行、西荻窪支店
店番号245
口座番号1208848
口座名 三井さんの遺作展(ミツイサンノイサクテン)
なお、領収書の必要な方、ご意見、ご希望等ある方、etc.
こちらにメール、よろしくお願いいたします。
donkorori@gmail.com

画廊のある西荻窪

遺作展は、ギャラリーMADOでやります。
ここは中央線の西荻窪駅から、すぐの場所です。
三井さんが住んでいたのは、荻窪が
一番長かったので、最初は荻窪で
画廊をさがそうかな、、と思ったのですが、
諸事情で、隣駅の西荻窪になりました。
私の知ってる範囲では、彼女が住んでいたのは、
高円寺→荻窪→藤沢→荻窪→荻窪
病気になり、実家の三重に引きあげる時に、
最後に住んでいたのが、
荻窪のアパートでした。
これは、三重との行き来が増えたのもあり、
アパートになったものです。
アパートの前にいたのは、小さい庭のある家でした。
小さいけど、庭に花をたくさん植えて、
花好きの、三井さんらしい暮らしでした。
で、隣の西荻窪にも何度か行きました。
西荻窪は、骨董屋さんが、わりにある街です。
時々ステキなお店があります。
花と骨董が大好きな
彼女の、とてもお気に入りだった花屋
「エルスール」もあります。

この花やは、画廊MADOの近くにあります。
画廊にいらしたら、ぜひこの花屋も、のぞいてみてください。
三井さんが好きだったのが、
納得してもらえる、、と思います。
(店は、リンクが貼れないので、左のお気に入りで見てください。)

月刊絵本でのデビュー

三井さんの、絵本作家としてのデビューは
すばる書房の「月刊絵本」というところでした。
「ほうら小鳥がとびだしたじゅうたん」という作品です。
この作品で、創作絵本優秀新人賞を受賞。
ここからは、長谷川集平さん「はせがわくんきらいや」や
色んな方が出ています。
「国内外の絵本作家や作品の紹介・評論・分析を中心に、
“新しいメディア”としての絵本の可能性を、
さまざまに興味深い角度から考察している、
とても読みごたえのある真摯な雑誌。」
という評価があるように、
当時の、とてもインパクトのある雑誌だったようです。
部外者の私も、面白い本だな~と
思ったものです。

当時の才能のあった、ちょっと尖った?方たちが
デビューした場所だったんですね。
そこの編集さんをやっていたのが、Myumikoさんで
2月5日記事の「三井さんの作品リスト」の人です。
三井さんとは、あつい信頼関係のある、
よきお友達でした。
遺作展、10月3日の、トークショーでは、
月刊絵本のバックナンバーの展示をするので、ごらんになれます。

絵本「かくれんぼ」が中国版に

先日、
フレーベル館の編集Sさんから
連絡がありました。
三井さんの絵本「かくれんぼ」が、
中国から、出版のオファーが来ている、、!と。
そして、後日
弟さんの許可が出て、
出版が決まったそうです。
わ~い!
すごいグッドタイミングです。
三井さんの意思が、どこかで
働いているのかなあ、、、?
中国でも、三井さんの絵本が
読まれるんですね!
きっといい絵本だ、と
思ってもらえることでしょう。
ただ、出版が
遺作展に間に合うかどうか?は
まだわかりませんが、、
間に合えば、
中国版も展示できますね!
間に合うことを、祈りたいと思います。
フレーベル館のみなさん
ありがとうございました。

三井さんの作品のリスト

Myumikoさんが、
三井さんの作品のリストを送ってきてくれました。
三井さんが亡くなってから、
1年くらいの間に、三重の三井家に、
何人かが交代で、作品の保管と整理に行き、
リストを作ったものです。

そういえば、そんなことがありました。
もう9年くらいも前のことなんですね。
私も行ったのですが、それが
こうして、きちんとリスト化して、CDに整理されていた、
ということは、知りませんでした。
おそらく、Myumikoさんが色々やってくださった、と思います。
ほんとに、ありがとうございます。
CDに入れたり、、PCを使ってこういうことできる、、って
すごい!です。こんなにきちんと整理もできるなんて!
さすが、仕事のできる人は、ちがいます。
彼女は、昔月刊絵本の編集をやっている時に
三井さんと出会ったそうです。
以来、2人は信頼関係のあるお友達に、、
今回の資金のことも、
彼女が、カンパというアイデアを出してくれ、
話が進み始めました。
いつも的確なアドバイス、ありがとうございます。
さすが、三井さんが信頼していた方です。
額装してある絵が、50点もあることが
わかりました。
この資料があるおかげで、
絵を選びやすくなります。
額装の絵もけっこうあるので、
あとは、額装でない絵を、簡易な展示法で、、と
思います。
大きな画廊ではないのですが、
絵はできるだけ、多めに持ってきて、
少しでも多めに展示できたら、、と思います。
9年前、保管をするときに、
女子美のO先生が、保管にいい
中性紙を寄付してくださったそうです。
どうも、ありがとうございました。

銀座で打ち合わせ

先日、さっそく
打ち合わせしようと、言ってくださった
友人たち、Sちゃん、Kさんと
銀座で会ってきました。
みなさん女子美関係の方です。
三井さんとは、受験の予備校であったSちゃん。
女子美にはいかなかった、なのに
ず~っと女子美にいった、三井さんとおつきあいが、
続いていた、って、すてきですね。
彼女は、三井さんが亡くなる前日に、
三井さんと会って、話ができた
最後の友達でした。
三井さんは最後まで、希望はなくしてなかったそうです。
Kさんは、女子美の同級生の友人です。
結婚しても、ずっとデザインのお仕事をされてたようで、
さすが、とてもお仕事のできそうな方、、です。
みんな同級生、同じ年です。
私も同じ年で、ほんとは美大に行きたかったので、
もし行ってたら、みなさんと同級生だったかも、、
なんですねえ。
真剣に色々考えてくださって、
Kさんは、ほんとに色々アイデアを考えてくれました。
どうも、ありがとうございます。
そして、時々の脱線。楽しかったです。
三井さんの友達に共通しているのは、
みなさんとても暖かい人、ということです。
思いやりがある人が多いなあ、、と思います。
これも三井さんの人柄なんだなあ、、と
つくづく、、、。
Sちゃんが、三井さんの手描きの
ベッドカバーをもっていることが、わかりました。
楽しみ、、
遺作展に展示できたら、、、と思います。

カンパ募集のお知らせ

三井さん没後10年目に当たり、
西荻ギャラリーMADOで
10月1日~6日まで、
遺作展をひらくことになりました。
私、Nがぜひやりたい、、とやり始めたことですが、
みなさまも、三井さんへの想いは、
強いものがおありでしょうし、
同じ気持ちに違いない、と思われます。
「いつか遺作展をやりたい」という気持ち。
今は私が動けるのですが、
色々の状況で、気持ちがあっても
動けない、手伝いたくても手伝えない、、等々
それぞれのご事情があることと思います。
せめてカンパをしたい、という
ご友人からのお声も少なからず届いております。
なので、もしかして今回が最後になるかもしれない?
10年目の遺作展を、みなさまのお気持ちで
成り立たせるためにも、
カンパのご協力をいただけると、とてもありがたい、と思います。
お手伝いのみできる、という方も、
カンパのみの方も、
もちろん、両方の方も、、
いずれも大歓迎です。^^
なお、ご家族の方はみなさまに
お金を出させるのは、申し訳ない、、と
資金を出す気で、いてくれたようです。
友人として関わりのあった者の、気持ちとしては
それも申し訳ない、とも思われます。
なので、皆様のお気持ちで、
遺作展を盛り上げていただければ、
とてもありがたい、、、と思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
カンパは一口5000円(何口でも)
みずほ銀行、西荻窪支店
店番号245
口座番号1208848
口座名 三井さんの遺作展(ミツイサンノイサクテン)
なお、5日の命日には、ささやかな偲ぶ会も
やれたら、、と思っております。
三井さんの遺作展代理  N」
なお、ご連絡ある方は、donkorori@gmail.com
こちらに、よろしくお願いいたします。

10年目の初の遺作展

三井さんが、亡くなって
もう10年もたつんですね、、、
月日のたつのは、ホントに早い。
彼女が亡くなって、
遺作展をやりたいね、、、という話が出てから、
もう、けっこう時間がたってしまいました。
10年、何もできないでいた、、、
なので、このままいたら、
いつまでたっても、遺作展はできません。
この年になると(60代)、親の介護問題を
みなさん抱えてられるようです。
色々忙しいことでしょう。
幸い、うちは母が今の所
元気で、郷里で頑張ってくれています。
おかげで、私ものんきに、東京で暮らせています。
さらに、仕事も出版不況で、
もうほとんど開店休業状態で、
(なのに、ありがたいことに収入は少しはある)
リタイヤ暮らしに、近くなってきています。
で、やってくる没後10年目、、、です。
今のこの時期に動かないで、
いったいいつできる?
「この時期をのがすと、もうできないかも、、
動けるのは、私がやれるのは、今だけかもしれない、、、」
なので、最後のチャンス、、とばかりに
動き始めたのでした。

絵本かくれんぼ

三井さんは、みんなに好かれていました。
子供と動物には、特にそうでした。
繊細で、暖かい人でした。
絵柄や絵本に、それが
そのまま現れています。
絵本をよめば、三井さんが
どんな人だったか、
すぐわかると思います。
みなさまも、彼女の絵本を
何冊か、もってらっしゃると思います。
フレーベル館に分けてもらった
絵本「かくれんぼ」は
12年に刷った本でした。
これも、とても彼女らしい絵本です。
もしかして、探せばまだ
他の出版社にも、絵本があるかも
しれません。
とりあえず、「かくれんぼ」を
60冊手に入れました。
これを、遺作展で販売できたら、、と
思っています。