奇跡的な二日間連続投稿です。
今回のお題は、『CPUとメモリ』についてです。
・パソコンの起動、動作が遅い。
・マウスを動かすだけで止まる。
このような症状がある方、たくさんいらっしゃると思います。
現状を知るために、まず、タスクマネージャを起動しましょう。
1.パソコン画面の下部にあるタスクバー上で、右クリックを押し、タスクマネージャを選択
Ctrl+Alt+Delでも起動します。
2.パフォーマンスのタブをクリック
なにやら、ヘンテコなグラフが現れたと思います。
ここに出ている文字や数値等の説明を少し。
様々な項目がありますが、重要な部分だけの説明です。
①CPU使用率
・・・今現在、CPUがどれだけ頑張っているかの値。
アイドル時には0~1%になるのが通常。
何もしていないのに、数値が上がっている場合は要注意。
普通に使用していて100%なった場合、それがそのパソコンの限界値。
(オーバークロックなんてやめなさい・・・。)
②CPU使用率の履歴
・・・CPUの使用率が、どの程度推移したかを示すグラフ。
CPUのコア数によって、1~8つ程度のグラフ窓になる。
③メモリ
・・・物理+仮想メモリの合計値のうち、どれだけを使用しているか、の値。
④物理メモリの(略)
・・・②と同じ感じ。
⑤コミットチャージ(Windows7ではシステム)
・・・『合計』が、現在、ソフトなどで使用しているメモリの合計値。
『制限値』は物理+仮想メモリの値。
『最大値』はパソコン起動から現在までに使用されたメモリの最大値。
最大値の値が物理メモリを超えている場合、物理メモリで補えない部分をHDDの仮想
メモリで補うため、頻繁にHDDへのアクセスが増える。
結果として、パソコン全体の動きがもっさりする。
なお、各OSで快適に動作するスペックは、次の通り。
・WindowsXP
CPU・・・Pentium4以降(Celeron、Pentium 4、Core 2、Core i)であれば快適。
メモリ・・・1GB以上あれば快適。
・WindowsVista
CPU・・・Core 2、Core i以上。Pentium 4は厳しい。
メモリ・・・1GB程度では重すぎる。2GB以上あれば快適。
・Windows7
CPU・・・Vistaと同様。Celeron, Pentium 4は厳しい。
メモリ・・・1GBで十分。
上記のスペックでも遅いと感じる場合、次の項目を試してみてください。
・ウイルス対策ソフトが入っていませんか?
ウイルススキャンを開始すると極端にパワーを使うため、パソコンの動きがもっさりします。
動作の軽いソフトに換えましょう。
・仮想メモリの値に差がありませんか?
最大値と最小値を同じにしましょう。
検証により、HDDにフラグが生じる事で、パフォーマンスが低下した事例があります。
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/077setpgflmin_max_eq/077setpgflmin_max_eq.html
なお、買った当初は速くても、時間が経てば遅くなる原因は
・WindowsUPdate
・・・例えばWindowsXPでServisPack(以下SP)が無かった時代、アイドル時のメモリ使用値は
100MB程度でした。
SPを適用していくと徐々に重くなり、SP3では平常時で400MB程度にまで膨れます。
従って、UPdateをすると、必然と重くなります。
でもまぁ、セキュリティ上UPdateは必須なのですよ。。
・HDD内データのフラグメント化
・・・①次のA~Cようなデータがあるとします。A・・・20MB、B・・・10MB、C・・・30MB
②Bのデータを消すと、Bの部分に空きができます。
③Dという40MBのデータを作ります。
すると、AとCの間に、Dのデータが10MB分入り、残りの30MBがCの後ろに入ります。
④フラグメント化されたDのデータを読み込む場合は、時間がかかります。
上記がいわゆるフラグメント過程です。
Dのデータのフラグメントを直す作業を、デフラグと呼びます。
ディスクデフラグ、ですね。
・ウイルス感染
・・・何もしていないのにCPU使用率が高い、HDDのアクセスランプが点滅しているなどの症状が
ある場合、ウイルスに感染している可能性があります。
デフラグやウイルス除去、不要なファイル、レジストリクリーンを行っても動作の重さが解決しない
場合、CPU交換やメモリ増設を視野に入れてもいいかも知れません。
実際にメモリが足りているかどうかは、仮想メモリを設定せずに使っていればわかります。
『メモリが足りません』と言われた場合は、以前は仮想メモリにアクセスしていた、という事に
なるからです。
その際は、メモリを増設しましょう。
ただし、ノートパソコンのCPUは交換不可、及びメモリは固定されている場合もあります。
デスクトップでも、マザーボードが新しいCPUを認識するかは、正直、運が絡みます。
また、メモリやCPUはどれでも良い、というわけではなく、型があります。
さらに、これらは静電気一つで昇天するため、細心の注意を払って作業を行う必要があります。
作業に慣れている私も、常にドキドキしています。
最後に。
WindowsXP以降のパソコンであれば、どんなものでも、あと数年は使えます。
マザーボードさえ壊れていなければ、修理やスペックアップなんて、いくらでもできます。
直せるの? 性能上げられる? 質問するのは無料です。どんどん聞いちゃってください。
ただし、XP初期のメモリやHDDは供給がないため、値段が跳ね上がっています。
スペックを上げるか迷っているのなら、今のうちに実行するべき、と私は思います。
★お勉強★
・CPU
・・・Central Processing Unitの略。中央演算処理装置。
人間でいう頭脳。周波数が高いほど、計算が速い。
コア数の話を人間で例えるなら、1コアにつき、1人のオジサマが作業している。
つまり、Celeron, Pentium 4(各1コア)はオジサマ1人、Core2Duo(2コア)ならばオジサマ2人、
Core2Quad(4コア)ならオジサマ4人。Corei(2コア2スレッド)はオジサマ2人が両手で作業を
しているイメージ。
なお、CPUのランクは
Pentium4世代(性能はCeleron<Pentium4<Pentium D) < Core2世代 < Core i世代
・メモリ
・・・実は2種類ある。
1.物理メモリ(通称:メモリ)
現在のデータを一時的に保存しておく媒体で、電源を落とすとデータも消える。
例えるなら、作業台のようなもの。
作業台(メモリ値)が小さいと作業はしにくいが、大きいと作業しやすい。そんな感じ。
2.HDD
データを保存しておく媒体で、電源を落としても保存されている。
仮想メモリにも使用される。
作業机の引き出しのような感じ。
CPUへのデータ転送速度はメモリ>HDD。
よって、仮想メモリよりも物理メモリの方が作業効率は良い。
オジサマ(CPU)が作業する時、一々引き出し(HDD)からデータを取り出すよりも、作業台(物理メモリ)から
取り出した方が速いよね、そんな感じ。
・仮想メモリ
・・・HDDに確保してあるメモリ。
物理メモリが足りない場合、仮想メモリにアクセスする。
データ転送速度は(以下略)
パソコン修理のお仕事してます♪
http://pctechnica.info/
今日はありがとうございました。
少しずつ勉強していきます
こちらこそ、ありがとうございました。
パソコンが遅いと感じてしまう原因として考えられるのは、
・無線LAN
・・・ブログに写真をUPしたりする場合に、無線だと時間かかるかも?
・マカフィーアンチウイルス
・・・おそらく使用期限が切れており、スキャンをするも、駆除はできて
いない可能性があります。
この際、動作が軽いノートンアンチウイルスに変えてもいいかもです。
ただ、最大の原因はやはり・・・CPU(Celeron)かもしれません。
また、パソコンの動作が重い時に、タスクマネージャ・パフォーマンスタブに
あるメモリ使用率、及びコミット(MB)の分子の値が1,000を超えてしまって
いたら、メモリ不足と判断できます。
その際はお電話ください。 メモリを増設しに飛んで向かいます。