第38回昭苑幼稚園運動会を振り返って(年長組編)

2012年10月6日(土)秋晴れのもと行われた運動会。
応援いっぱいありがとうの感謝を込めて運動会の余韻を皆さんにお届けします。
鼓隊の様子をYOUTUBEでご覧いただくことが出来ますが、限定公開モードに設定してあります。


2つの大きな円から4つ、6つの小さな円に どんどんはじけていく フォークダンスの「大きな輪・小さな輪」。
朝の体操が終わったあとに園庭で遊んできたものを運動会で発表しました。自分の場所だけでなく、お友達の場所にも声をかけあって踊る姿は年長組の全員が友達や仲間の話を大切にしている証拠です。全員で腕をがっちり組んで歩く風車や、二人組での通り抜けなどのプロムナード(遊歩)を取り入れた昭苑幼稚園ならではの様々な隊形移動もとても鮮やかです。
筋肉活動が活発になり、じっとしていることができないくらいにパワーとエネルギーに満ちて いる年長さん。そのパワーをこのフラッグの演技にぶつけて頑張りました。フラッグではただ旗を振るだけではなく、バサッとかっこいい音をさせて振ることを目標とし、腕や手首のパワーアップも目指しました。また、旗を振りながらずっと足を踏み続けるという共応動作(2つの動作を同時に行なう)も見事に出来ていました。隊形移動では角のポイントになる子どもが先生役になってリードする姿も見られ、5歳児らしい自立度がしっかりと見られたフラッグの演技となりました。

        
毎日の戸外遊びを通して、しっかりとした歩行力から確かな走行力を目指し、持久力や耐久力を養ってきた年長さん。
運動会では園庭のトラックを1周(約100m)で、かけっこをして順位を競いました。年長らしい力強い走りっぷりには心身共にバランスがとれた健全な子どもたちの成長の足跡が感じられます。勝つ喜びと負ける悔しさを覚えた年長さんは、両方の涙を流すお友達もいました。しかし、勝っても負けても最後まで全力で走る姿そのものに年長児らしい確かな成長ぶりを感じる事ができた各レースでした。
「鉄は熱いうちに打て!!健全な肉体に宿る健全な魂」という園長先生の言葉がさらに深く実感されました。

赤と黄色のリボンを持ち、交互に歩きながら編んでいくメイポールに年中組のお友達が挑戦。
そして、年長さんと年中さん混合でパラバルーンに挑戦しまた。
自分の色を覚え、赤は右へ、黄色は左へ動くことから始め、次にリボンを持って行ないましたが、どちらへ行くのか迷ってしまったり、動けなかったりという事もありました。上手に編み上げた時はみんなで大喜びしましたね。みんなで声を出し、声をかけ合い、気持ちを一つにすることができました。運動会当日はお休みが多く残念でしたが、先生達にもお手伝いしてもらい、とても綺麗に編み上げることができましたね。年少さんは、初めて小さなバルーンを皆で協力して力一杯バルーンの演技が出来ました。風船や親指姫など10種類以上の技から年長・年中さんに合ったものを選びました。年長さん、年中さんのパラバルーンとのコラボレーションはとても素敵でした。

一学期から体を自由に使った遊びから入り、少しずつ組立ての意味を理解し、意欲を高めながら運動会に向けて取り組んできました。 お部屋で楽しんでいる「むっくり熊さん」で、自分達の場所に移動し、自然に体が動きとても楽しみながら体操ができました。園長先生に教えて頂いた「熊さん体操」も楽しみながら取り組むことが出来ました。
一人遊びから始まり、二人組・三人組・六人組と難しい技もクラスのみんなで協力して完成させることが出来ました。初めは、背中にお友だちが乗ると崩れてしまったピラミッドやおみこしも一人一人が歯を食いしばり「完成させたい」という気持ちで頑張りました。一つ一つの形に、かけ声を出し協力して楽しい組立体操に仕上がりました。緊張と安全度・協力する心など沢山身につけた事でしょう。

今年は、4月から「歩」というテーマで毎日の戸外遊びを楽しんできました。人間が生まれて、歩くまでのプロセス。そして、人が歩くということの重要性を園長先生に御指導頂き、改めて学ぶ事が出来ました。人間の足裏には、体の全てがわかると言う「ツボ」があり、第2の心臓と言われています。子どもの一日の目標歩数は2万歩!!しかし、現代の子どもはその目標歩数を達成していないのが現状です。歩く事によって、土踏まずの形成があり、しっかりと立つことによって正しい姿勢・内臓強化につながっていきます。そして、今年度はプロムナードとしてプログラムに取り入れ、楽しく歩きながら、健康・人間関係などを深め遊ぶことが出来ました。
♪どんどこどんどこで、一人が集まり二人が集まり・・・。そして、♪はなのまわりのリズミカルな曲に合わせて、ひまわりとたんぽぽの綺麗なお花が咲きました。お友達と手を繋ぎ、腕を組み、呼吸を合わせて前に進む事によってお友達との関わりも深められ、協力性・協調性が養われていきました。そして、皆で一緒に一つの事をやり遂げる楽しさ・喜び・達成感を味わうことの出来た、素晴らしい演技になりました。

年長組の親子競技はオセロ。
今年はひまわりVSたんぽぽの枚数と、ひまわり保護者VSたんぽぽ保護者の枚数の合計枚数で競い合いました!!
普段はクラス内で2チームに分かれて対戦していました。当日は大好きなお父さんお母さんとのオセロ対決を楽しみにしていた年長さん。素早い動きでお父さんお母さんチームに勝利!!数唱も100まで数えられる様になり、数に対しても興味を持つ事が出来ました。とても楽しいオセロ対決となりました。

曲の階名唱(ドレミ)の記憶から主旋律にのって 一人一人が自分の役割を果たし、様々なフォーメーションに隊形移動する鼓隊。
昭苑幼稚園カリキュラムのリズム打ちからの素晴らしい展開という3年間の積み重ね、4月から沢山の楽器に触れ、毎日少しずつ積み重ねて、運動会での演奏に至りました。鼓隊を通して子供たちには様々な成長が見られます。やや重たい楽器を持つ事で正しい姿勢に気づき、普段からも悪い姿勢を矯正しようとするようになります。
また、3歳からの打楽器遊び、4歳からのメロディーを含めた楽器遊びがさらに鼓隊へと進むことで音感や、リズム感などにさらに磨きがかかります。多彩なフォーメーションをこなしながら、自分の場所が分かり、位置感覚・前後左右の感覚が発達します。毎日暑い中での外での練習。最初は楽器やガードを持って歩くことすらままならなかった子供達が、自分の場所を覚え、フォーメーションの動きを覚え、演奏しながら動けるようになり、みんなの動きを揃えられるようになり、その日々の成長には目を見張るものがありました。運動会では衣装もお揃いで素晴らしい演奏でした。鼓隊を通して養われたリズム感、協調性、耐久力、集中力も素晴らしく、ひとまわりもふたまわりも大きく成長することができました。

投稿者:

shoen

昭和50年に開設、JR成田線・酒々井駅東口より徒歩1分、学校法人立の認可幼稚園で、キリスト教保育による心の教育を重視。定員は260名(満3歳~年長5歳児)です。一時預かり保育、園庭開放、親子教室、子育てカウンセリング等の次世代育成・子育て支援事業等も実施しています。平成7年より学童保育(酒々井児童クラブ:1~6年生)を開設。平成23年4月より昭苑保育園(0~5歳児、定員60名)を開設しました。0歳~12歳までの乳幼児・児童が受入可能な総合施設として幼児教育及び地域の児童家庭福祉と子育て支援等に貢献させて頂いています。 〒285-0923 千葉県印旛郡酒々井町 東酒々井1-1-105 ℡ 043-496-3238