ピアニストの苦悩 ~フルート・オカリナ教室~

どこかで聞いた話なんですけど、マエストロ小澤征爾さんが
「ピアニストが一番大変だ」
とおっしゃっていたそうなんです。
フルーティストも大変だと訴えたいところですが、
世界的なピアニストをたくさんご存じなはずの
世界的大音楽家がおっしゃっているんだから間違いないでしょう。
音楽に限らず、一つの仕事をずーっと続けていくということは
それぞれの難しさや苦労があると思います。
私もこの仕事をもう15年近くやってますが、
今振り返ってみると色々苦難を乗り越えてきたと思います。
実際ピアニストは大変なのか、というと…
やはり大変らしいです。
まず世の中のピアノ曲の数がとてつもなく多いんだそうです。
未だに過去のマイナーな名曲が再発見されているくらいだそうで、レパートリーは無限に近いそう。
確かに津田沼PARCOにある島村楽器の楽譜コーナーを覗くと
フルートの楽譜コーナーの20倍近くをピアノの楽譜が占めていますね。
銀座の山野楽器やYAMAHAは規模が違いますがもっとたくさんあります。
そしてピアノの楽譜は音符が他の楽器の何倍もある。
(フルート・オカリナは単旋律楽器だからとても楽です。)
あと、楽器を持ち運べないからいつでもどこでも練習できる、というわけではない。
室内楽でいつも神経質になって最後まで練習しているのはピアニストらしいです。
ソロではほとんどの場合 暗譜を期待されちゃうんだそうです。
確かにプロに限ってですけど、ピアノソロで譜面見ている人いないですよね。
フルートは見ない人が珍しいかもしれません。
楽譜は思いっきり見てます。
このような過酷さを乗り越えてらっしゃるんですね…