フルート低年齢化 ~フルート・オカリナ出張レッスン~

フルート業界にも革命がおこりまして、

それまで小学校4年生から始められるといわれてきた伝統が今や小学校1年生から始められるようになりました。
習い事の低年齢化は加速する一方ですね。
フルートが小学校低学年、体が大きい子であれば幼稚園生からできるようになった理由は、フルートにU字管なるものが発売されたからです。
U字管とは、頭部管がUの字のように曲がったものでして、歌口(口をつけるところ)とキーまでの距離が短くなったもので、
普通のストレート管では腕が届きにくいお子様のために開発されたものです。身長が140cm未満のお子さんにはU字管のフルートが薦められています。
私の音楽教室でも小学校1年生からレッスンしておりますが、
最初は「息の使い方」に時間をかけてレッスンしています。
実は「フルートは肺活量がたくさん必要」なんて言われていますが、
私は人並みくらいあれば十分と考えています。
重要なのは「口」。
どんな強い息でもでも崩れない強靭な「口」を作ることが先決です。
ところで話は戻り、U字管は「子供のために作られた」とお話ししました。
需要が多いのか少ないのか、各メーカーはほとんどが1種類のみですので、
「モデル」で選ぶのではなく「メーカー」で選ぶ事になります。
おすすめ楽器はYAMAHAから出ているU字管。
お値段も手ごろですし、ストレート管もついてきますので体が大きくなっても買い替える必要はありません。
子供の心境は、フルートケースを開けるたびに「ストレート管」が目に入ることになり
「早くストレート管で吹きたい」
と思っていることでしょう。