持ち方 初心に返ろう

指が回らない=テンポが速いフレーズが音の粒を揃えて吹けない、指が動かない
という意味です。
指が回らない原因に、楽器の構え方が関係している時があります。
自己流で吹いている方によくあるのが、左手の支えが上手くいっていないことによって右手の負担が増え、
指の動きを邪魔してしまっている、というものです。
指が回りにくいのは「楽器の支えが安定していない」からかもしれません。
指が効率よく動くためには、手や指が自由なまま楽器を支えられると言うことをもう一度確認してみましょう。

三点支持

フルートの基本的な持ち方は「三点支持」。

これは「左手の人差し指付け根」「右手親指」「唇」の三点で持つことです。

左手と右手では、左手の方で主にフルートの重さを支える役目を持っています。
また、左手の支えがしっかりしていれば、唇へマウスピースを当てる圧力のコントロールがしやすくなります。さらに左手がしっかりしていれば、右手の5本指は自由に動かすことができます。
右利きの人が多く、左手に集中するのははじめは難しいかもしれませんが、頑張って克服しましょう。
身体全体を使っているか
楽器を支えるには手や腕だけでなく、肋骨、股関節、膝、足首などなど、身体の全部が関わっていて、全身が協力し合ってやっているということを思い出しましょう。
どうしても、持つといわれると手や腕に注目しがちですが、実は体全体が一丸となって支えているということ忘れてはいけません。

「茶筒いなったつもりで」

「足の先も意識して」

私がよく言っている言葉ですが、もう一度意識しなおしてみてください。

なにか変化があるようであれば、それはやはり「初心にかえって」みると新たな発見があるかもしれませんよ!