清楚な美しさを誇った雪柳も路面にお米をばらまくような感じで散り、花の命のはかなさを
感じさせます。雪柳を見ると悲しさが込み上げます。沢山いた兄弟姉妹の中で最も優秀で
人柄も良く正に佳人と言えた兄が雪の新潟県長岡市で不慮の交通事故でショック死した
時、自宅の庭から雪柳を折って霊前に飾りました。今春、ボランテイア仲間のYさんが友人と
近郊温泉に旅行に行き、糖尿病の低血糖が原因と推察され、露天風呂で溺死されました。
女性で享年76歳は未だ早すぎます。気品あふれ優しく正に美人、佳人がぴったりの人でした。
娘さんからご逝去の知らせを聞き、お線香をあげに訪問させて頂いた時矢張り庭から雪柳を
採り、他の花と合わせて仏前にお備えさせて頂きました。バックライト付きカラーの遺影写真に
思わず涙が出てしまいました。兄やYさんの場合救急救命措置がとれたら命が助かったの
ではと悔やまれます。私自身、上級救命講習を受けていますがいざと言う時どれだけ動けるか
心配なので研鑽を重ねます。より多くの人が講習を受け救命活動が出来たらと思います。

