子供って、「思い立ったら即行動!」の力が強いなあと思います。
私が皿を洗っていようが、トイレで踏ん張っていようがお構いなし。
やってほしいものは今すぐにやってほしいし、やってもらわなければ泣くぞ、と言わんばかりに大人を攻め立てます。
その実行力、感服いたします。
私も便乗して「〇ーパーカップ食べたい!今すぐ食べたい!買いに行ってやる!!」と財布を手に取るものの
「でもな…300カロリー以上するしな…一番近いコンビニで買うと120円ちょっとするけど、駅近くの100円均一ショップだと108円でお得だしな…あっちまで行くのめんどくさいな…」
と余計なことを考えてしまい結局行かない。
てんで実行力なしです。
最悪なのは中途半端な実行力です。
確か私が大学を出て少し経った頃。
音楽だけでは食べていけないと感じた私は、なにか手に職をつけたいけれど何をしたらいいか分からず、「そうだ、資格を取ろう!」と思い立ち、自宅でも開業できるといわれている行政書士に挑戦してみようと思い立ちました。
行政書士の試験科目は
・憲法
・民法
・行政法
・商法
・基礎法学
これだけ見てもたくさんあるのに、一般知識として
・政治、経済、社会
・情報通信
・個人情報保護
・文章理解
があります。
大学で法律の勉強をしてきtならまだしも、私のように実技系でしかも机に向かう勉強をしてこなかった人では並大抵の努力では到底合格することはできません。
なんという無謀さなのでしょう。
しかしそこは若さゆえの勢いと自信からか、私は〇万円もする通信教育教材を一括購入。
さてやるぞとたくさんの教材を目の前にし、最初の科目「憲法」から勉強を始めました。
最初は新鮮ですしモチベーションも高いので楽しいんですよね。
どんどんはかどります。
次の民法もなかなかおもしろいもので、実生活に置き換えて楽しく勉強していました。
雲行きが怪しくなってきたのは行政法から。
実生活に置き換える事例が少なく、無理やり置き換えてもリアリティがない。
そのうちなんだかすべてがめんどくさくなっていき、そのままフェイドアウトしてしまいました。
あの教材は今はどこへやら…
私の実行力は最初だけだったようです。そこまでは良かったんですが…
これではただのお金と時間の無駄ですよね。
やってみてダメだったら直ちに撤退する勇気も必要ですが、私のこの場合はちょっと撤退するのが早すぎました。
せめて全部勉強してみてからでも遅くはなかったかな、と思います。
こんなに早く諦めるなら、中途半端な実行力なら必要なかったですよね。お金の無駄です。
実は「中途半端な実行力はいらない」と学んだはずなのに、気が付いたらまた中途半端な実行力を発揮してしまいつつあることに気が付きました。
それはまた次回にでも。
