実は譜読みが苦手だった

こんばんは!
最近は暑くて暑くて、今年の夏は一体どうなるのでしょうか…と心配になるほどですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
さてさて、今日は前回に引き続き、最近の私のフルートに対する練習方法の考えについて書いていこうと思います。
前回は、私の今までの自主練習についてお話ししました。
「先生なんだから毎日しっかり練習やれよ」とツッコミを入れたくなるような、なんと不真面目な先生でしょう、と私自身思っています。
あ、学生の時はちゃんとやってたんですよ!一応…
実はですね、私は学生の時はずっと譜読みが不得意でした。
例えば今日のレッスンで曲が合格したとします。
すると次回から新曲のレッスンになるわけですが、この新曲を練習するとなると時間がとてつもなくかかるわけです。
曲が合格したのはうれしいけれど、今後また譜読みから苦労することを考えると、手放しでは喜べない複雑な心境になるのです。
音大生のクセにフリガナをふってしまいたい衝動に駈られるほどでした。
バレると先生に怒られるので思いとどまりましたが…。
ですから、当時の私の練習は毎日フルートに向かっている時間は長いのですが、ほとんどを譜読みの時間に割いているという悲しい時間の使い方をしていました。
譜読みが難なく出来るようになったのは、実は講師になってからなんです。(フルートの音域、3オクターブだけですが)
「先生」と呼ばれる立場になったからでしょうか、このままでは生徒に示しがつかないと心の奥底にあったやる気に火がついて、譜読みや初見の練習に本気をだしました。
譜読みや初見の練習は、普段の教本やエチュードの練習とは別にして時間をとると、かえって効率がいいもんなのだというのを学んだのがこの時ですね。
そして初見力がつくと、1曲に対する練習時間が確実に短くて済むし、読めなくてイライラすることもなくなる、という素晴らしい効果がありことも学びました。
ほんと、今まで何と無駄な時間を過ごしてきたのでしょう…。
ですから私のフルート教室では、読譜力の向上に力を入れているわけですね。
やはり譜面はスラスラ読めたほうが、フルート自体を楽しむことができるのです。
生徒様を見ていると私と同じように、譜読みで苦労して「フルートは面白くない」と思う方もいらっしゃるようです。
それはとても残念なことです。
次回へ続く…

残念…