フェアトレード☆スマイル

今日は前項の『ムラブリ族』に引き続き少しマジメなお話
☆『ムラブリ族』のお話
http://sizk.makusta.jp/e173625.html
************************

【フェアトレード】
フェアトレードのフェアとは、英語で「公正な」という意味。
トレードは貿易なので、「フェアトレード」とは直訳すると公正な貿易という意味になります。
では、何が公正なのでしょうか?
それは生産者に支払われるお金です。
安全な方法で作られた農産物を都会の消費者に届ける日本の産直運動でも、野菜などを作る生産者に
支払われる代金は、「再生産可能な価格」、 つまり安全で安心な作物を継続的に安心して作ってもらえる
価格を保障しています。
フェアトレードも同じ考え方です。
安全で安心できる物を継続的に生産することができ、生産者が十分暮らしていける価格や賃金を保障しています。
こうして生産者を経済的に支援して彼らが安心して働ける場を作り出し、貧困から抜け出す手助けをすること。
それがフェアトレードの目的なのです。

フェアトレードは、寄附ではありません。
途上国の人たちに支払うお金は、商品の代金であり、賃金なのです。
自分が気に入ったものを買うだけで、それが途上国の人たちの援助になるのがフェアトレードです。
フェアトレードの商品は、自然素材を手作りした、なかなか日本では手に入らない商品です。
または、日本で作ったらとても買えないような高い値段になってしまう商品です。
チョコレートやコーヒーのような食品も、どれもとてもおいしくて、生産者の支援みたいなことを考えなくても、
とても魅力的な商品です。

※フェアトレードとは
http://www.fair-t.info/ft-producer/what-is-fairtrade.html

**************************
ん〜、ここで個人的な意見も付け加えさせてもらいましょう。
『より良いモノを、より安く!』がモノを購入する際の判断基準であり
対価であると考えるならば、モノを作るメーカーさんの考えるコトは
『それまでと同等もしくはそれ以上のクオリティーを安く生産できる生産者を探す』
というのが通常の考え方。
しかし、価格競争の激しい現代では“行き過ぎ”の風潮が否めないのでしょう
国内外で多発している『劣悪な労働環境』の問題がソレです。
※google検索『劣悪な労働環境』で沢山出てきます。
『人件費の安い田舎の新規の生産者を探すには早急に今と同等クオリティーは保つのは難しい、
育てるにも膨大な時間とコストがかかる』

だから現状の生産者で“効率化という名のコストの切り詰め”が行われる。
生産者からすればシゴトがなくなるよりはまし!ということでギリギリでそのシゴトを受ける。
場合によっては赤字で身を削ってまで。。。
その後“価格とクオリティが合わなく”なってきたら更に田舎の“人件費の安い生産者”を探す。。。
悪循環の繰り返し。デフレスパイラル。
昔、アパレルの生産に7年ほど携わっていた頃にも多く経験してきた現実。
効率化は決して悪いことではありません。しかし、行きすぎた効率化は各所に歪みを生む。
“過労”“貧困”“無気力”
やがて“笑顔”がなくなり“ココロの豊かさ”が欠乏してくる
ココロの病は“作るモノ”にも影響を及ぼすというコト。

想像するのはそれほど難しくありません。
『フェアトレード』とはその生産者達がその地域において
“豊かなココロの笑顔”で暮らせる“充分な対価”を支払えるコトに意味があるのです。
【寄付ではない】


“ココロ豊か”でみんなが“笑顔”であれば
“ソコで創られるモノ”も豊かでHappyに違いない!というコト



だからといってフェアトレードの商品が特別“高価”なワケではないのです。
これらの商品では“生産者と極力ダイレクトな取引をする事”によって
“中間業者を少なくする”努力をするのです。
結果、生産者と購入者のキョリがぐっと近くなる。
コレはモノに愛着を持つ要素として非常に重要な要素だと思うのです。
『フェアトレード』とは単なる“生産者支援”ではないのです。
“豊かなココロ”で創られた“良いモノ”を“安く”手に入れることが出来る!

『関わるみんながHappyになれる』ステキな関係なのです。


Happy Time & Smile

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です