太平洋側を中心とした日本の広い範囲で二十一日朝、太陽の中心部が月に隠され、細いリングのようになる金環日食となった。日本では一九八七年の沖縄以来二十五年ぶりで、今回のように広範囲で見られるのは平安時代の一〇八〇年以来、九百三十二年ぶり。首都圏では百七十三年ぶり。東京、名古屋、大阪などの大都市を含む史上まれな天文ショーとなった。
リングの形状は最大約五分継続。曇りがちな天気のもと、各地で観察した人たちから拍手と歓声が上がった。リングの細い部分が月面の凹凸により途切れ、ビーズが連なったように見える「ベイリービーズ」と呼ばれる特徴的な現象も福島県南相馬市などで観測。一方で天候に恵まれず日食が見られなかった地域もあった。
アーカイブ | 5月 2012
旭天鵬 初優勝に「頭が真っ白になった」
旭天鵬 初優勝に「頭が真っ白になった」
◇大相撲夏場所千秋楽(2012年5月20日 両国国技館)
旭天鵬はうれしい涙の初優勝。栃煌山との優勝決定戦を経て37歳8カ月と、昭和以降最年長での初優勝を果たし「信じられない。(賜杯は)重かった。(決定戦になり)ここまできたら、やるしかないと思った。頭が真っ白になった。20年間相撲をやってきて本当によかったと、つくづく思った」と語った。
定年するまで師匠であった元大関旭国で元大島親方の太田武雄さんも「こんなに頑張ってくれるとは。引退すると迷ったこともあったが、もう一回やる気持ちになってくれてよかった。旭天鵬は息子と同じように思っている」とよろこんだ。
松井が初実戦 1打席目に強襲適時打
松井が初実戦 1打席目に強襲適時打
日刊スポーツ 5月10日(木)2時27分配信
レイズとマイナー契約を交わした松井秀喜外野手(37)が、アスレチックスに所属した昨年9月以来となる今季初の実戦に臨んだ。
米フロリダ州ポートシャーロットのキャンプ施設で9日(日本時間10日未明)に行われた、若手主体のツインズとの練習試合に「指名打者」で出場した。1回無死一、三塁からの第1打席はカウント1ストライクからの2球目を強振。一塁手のグラブをはじく強襲安打となって打点1をマークした。
「体の状態はいい」と話している松井は、10~12日も練習試合への出場を予定している。早期のメジャー昇格に向けてアピールが始まった。
稀勢の里ら3大関が3連勝
<大相撲夏場所>稀勢の里ら3大関が3連勝
臥牙丸を寄り倒しで破った琴奨菊
大相撲夏場所3日目の8日、把瑠都は妙義龍を難なく押し出し、琴奨菊は臥牙丸を双差しからの寄り倒し。稀勢の里も豊真将に何もさせず、3大関が3連勝。新大関の鶴竜は豪栄道をはたき込み、日馬富士は阿覧を万全の寄りで片付け、ともに連敗を免れた。豊響との投げの打ち合いに屈した琴欧洲が大関陣で唯一、黒星先行。白鵬は高安の引きにも動じず、連勝。
ロッテ・小野が1軍に合流
ロッテ・小野晋吾投手が7日、1軍に合流した。
2軍で防御率0・87と好調なだけに「しっかり準備してきた」と話した。2試合連続KOと不振のペンに変わって先発ローテーション入りし、8日からの日本ハムとの首位攻防戦(QVC)に登板する方向。「日本ハムは打線につながりがある。でも打線が“線”にならないようにしたい」と強力打線を寸断する。